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寄り道
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お兄さんのお家は案外近くて、マルシェから15分程歩いた場所にあった。
小さなお家の中に案内されると、そこには10歳位の女の子が手足に包帯を巻いてベッドの隅に座っていた。
「兄様!お帰りなさい。ミリィ痒くても掻かないで我慢してたよ?」
「偉かったね!」
お兄さんが妹の頭を撫でながら声をかける。
「妹のミリィです。はじめは一箇所だったのですが、日に日に痒いところが増えていき、いまでは全身に広がってしまいました。」
包帯には血が滲んでいた。
「ミリィちゃんはこんなになるまでいっぱい我慢していたんだね…。」
皮膚は乾燥してて白く粉を吹いており、所々ひび割れて出血している。
「私に手を貸して?」
私の治癒魔法で治せるなら治してあげたい。
ミリィちゃんの手を握り、願いを込めて魔力を流し込む。
「わぁ!」
ミリィちゃんの感嘆の声があがる。
ボロボロだった皮膚が綺麗に再生していく。
「まるで聖女様のようだ!」
お兄さんが呟いているのが聞こえてきた。だから違うんだけど…
そんなことを思いながら最後まで治癒しきる。
「すごい!ミリィの身体が綺麗になっているよ?」
包帯を外しながら目を輝かせる姿を見てほっこりする。
「よかったね。これで痒くないね。」
そう言うと、ミリィちゃんはにっこり笑って
「お姉ちゃんありがとう!」
って。可愛い!!!
「ありがとうございました。妹を綺麗に治してもらって…もうなんて言っていいか…お礼をしたいのですが…」
「気にしないで下さい。ただ、一時的なものかもしれません。清潔を保って皮膚を保湿してあげてください。」
出来るアドバイスをしてさよならをした。
「エレナ…大丈夫か?」
マルシェへ戻る道すがらフィン様が急に立ち止まる。
「何がですか?もちろん大丈夫です。」
大丈夫ですと言いながら、私は体の異変を感じていた。
「魔力はね、無限じゃ無いんだよ。」
そう言いながらフィン様が私の身体を包み込んだ。
私はその瞬間脱力した。
※しばらく忙しくて更新出来ず待っていて下さった方に申し訳なく思っております。またカメ更新だとは思いますが…頑張って執筆しようと思っています。
気長に待っていて下さるとありがたいです。m(_ _)m
小さなお家の中に案内されると、そこには10歳位の女の子が手足に包帯を巻いてベッドの隅に座っていた。
「兄様!お帰りなさい。ミリィ痒くても掻かないで我慢してたよ?」
「偉かったね!」
お兄さんが妹の頭を撫でながら声をかける。
「妹のミリィです。はじめは一箇所だったのですが、日に日に痒いところが増えていき、いまでは全身に広がってしまいました。」
包帯には血が滲んでいた。
「ミリィちゃんはこんなになるまでいっぱい我慢していたんだね…。」
皮膚は乾燥してて白く粉を吹いており、所々ひび割れて出血している。
「私に手を貸して?」
私の治癒魔法で治せるなら治してあげたい。
ミリィちゃんの手を握り、願いを込めて魔力を流し込む。
「わぁ!」
ミリィちゃんの感嘆の声があがる。
ボロボロだった皮膚が綺麗に再生していく。
「まるで聖女様のようだ!」
お兄さんが呟いているのが聞こえてきた。だから違うんだけど…
そんなことを思いながら最後まで治癒しきる。
「すごい!ミリィの身体が綺麗になっているよ?」
包帯を外しながら目を輝かせる姿を見てほっこりする。
「よかったね。これで痒くないね。」
そう言うと、ミリィちゃんはにっこり笑って
「お姉ちゃんありがとう!」
って。可愛い!!!
「ありがとうございました。妹を綺麗に治してもらって…もうなんて言っていいか…お礼をしたいのですが…」
「気にしないで下さい。ただ、一時的なものかもしれません。清潔を保って皮膚を保湿してあげてください。」
出来るアドバイスをしてさよならをした。
「エレナ…大丈夫か?」
マルシェへ戻る道すがらフィン様が急に立ち止まる。
「何がですか?もちろん大丈夫です。」
大丈夫ですと言いながら、私は体の異変を感じていた。
「魔力はね、無限じゃ無いんだよ。」
そう言いながらフィン様が私の身体を包み込んだ。
私はその瞬間脱力した。
※しばらく忙しくて更新出来ず待っていて下さった方に申し訳なく思っております。またカメ更新だとは思いますが…頑張って執筆しようと思っています。
気長に待っていて下さるとありがたいです。m(_ _)m
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とても楽しく読ませて頂いています。
続きをワクワクしながらお待ちしています~!
こちらの作品も楽しく読ませて頂いています。
作者様独特の優しい空気感が好きです。
今作は誰がヒーローかまだわからないのでこれからの展開が楽しみです。
お兄ちゃんが目覚めたらいいですね。
頑張ってください。
lemonさん
こちらも読んでいただきありがとうございます!
書きためていたものをほとんど出してしまったので不定期更新にそろそろなるかもしれませんが…感想を糧に頑張って書きますね(^^)
気に入っていただけて本当にありがとうございます(^^)