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4章:誕生日プレゼントは2人きり?
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しおりを挟むどうして彼は怒っているの? 私なにかまずい事を言った?
何に対して怒っているのかわからないけど、言い方が悪かったのかと思い恐る恐る聞き方を変えてみた。
「本当にあとは残り少ないですし、私1人でも大丈夫かと……」
すると今度は反応が一変。『ったく……』と嘆息をつき、呆れながら返事をした。
「こんな時間に女のお前を1人にして、俺だけ帰れるわけがないだろ」
今度は私が驚いて、ポカんと口が開いたまま呆然としてしまった・・・
この人の性格からして、この発言は破壊力あるパワーワードだ。
「部下に何かあればこっちが咎められるからな。無責任な事は出来ない」
「あー……なるほど、です」
ビックリした。そういう意味かとちょっとホッとしてしまう。この人に限って”女のため”なんて、ありえない話だから。
「そうだ。お前に渡すものがあったんだ」
『桐葉さんに限って優しいはずがない』と余計な事を考えながら作業の手を進めていると、彼は鞄から白い封筒を取り出して席を立ち、私にその何かを手渡した。
何かな? と首を傾げながら中身を開けてみると、そこに入っていたのは私が彼に頼んでいたもの。
「あ、名刺……ですか」
100枚の束が、まるで新札束のように綺麗に整って帯で巻かれて入っていた。
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