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◆初夜やり直し編◆
2.始まる、“やり直し” *
……はい、お分かり頂けたでしょうか。彼に“初夜のやり直し”を止める気は更々無いようです。
けれど、よ!? 男性はムダ毛なんて全く気にしないと思うけど、女性はすごく気にするものなのよ……!
「◯月□日✕時△分に君を抱くからよろしくッ!」
って、事前予告して貰えたらどんなに助かるか……っ!
「――アディル」
「え……?」
不意に掠れた低い声で名を呼ばれ、ヴァルフレッド様の端正なお顔が降りてきたと思ったら、唇を重ねられていた。
唐突のことで反応出来なかった私の頬に彼の手が添えられ、逃げ場を失ってしまう。
そしてすぐに深く唇が塞がれ、ヴァルフレッド様の熱く湿った舌が私の口内に押し入ってきた。
しまった! 突然過ぎて侵入を許してしまった……!
慌てて自分の舌を奥に引っ込めたけど、そんな些細な抵抗も虚しく伸びてきた舌に絡み取られ、唾液を吸われる。
「ふぁ、んん……っ」
私の喘ぎと舌が絡み合う湿った音が、静かな部屋に響く。
ヴァルフレッド様はフ、と笑うように吐息を漏らすと、濃厚なキスを続けたまま、私の胸に手を伸ばしてきた。
私の格好は、夕食前に湯浴みをしたので、部屋着用の清楚なワンピースの上にカーディガンを羽織っている。
ヴァルフレッド様は躊躇無く胸元からスルリと服の中に手を差し込み、直接胸を掴んできた。私の小さな胸が、彼の大きな手にすっぽりと包まれる。
「あ……っ」
「……君の胸は、スライムのように弾力がありつつも柔らかくて触り心地が最高だな」
ヴァルフレッド様は唇を少し離すと、ウットリとした顔つきで私の耳元でそう囁き、フニフニと胸を揉まれる。
……褒められてるんだろうけど、例えがよくありませんヴァルフレッド様っ!
魔物みたいな胸と言われて「あら嬉しいわ(ハートマーク)」ってなる女性がいますかっ!?
……あ……。
ヴァルフレッド様、もしかして女性とお付き合いしたことがないのかしら……?
不意に胸の先端をキュッと摘まれ、私の身体がビクリと震え口から悲鳴が飛び出した。
「フ……いい声――いい反応だ。君は感度が良いんだな。胸でそうなら、ここを触るとどうなるのか……」
目を細めて笑ったヴァルフレッド様は、胸の先端を弄ったままもう片方の手を下に伸ばすと、ワンピースのスカートの中にそれを潜り込ませた。
私の脚の間にはヴァルフレッド様がいる為、脚が閉じられない……!
「あ……っ! だ、ダメです……っ!」
私が慌てて阻止するより早く、下着の中に指を差し込み、直接秘部を触られる。そして、割れ目に沿って指を擦り上げてきた。
私の身体が無意識に大きく波打つ。
「あぁっ!?」
「ふふ、やっぱりいい反応だ。……少し濡れてるな。俺のキスと指で感じたのか? そうなんだろう、アディル? 俺のが気持ち良かったんだろ?」
「……っ」
ヴァルフレッド様が嬉しそうな声色で私に言葉責めをしてくる。
ヒィッ、止めてぇ……! 初めての私にそんな高度な“責め”をぶつけないで……っ!
恐らく顔を真っ赤にしているであろう私を、ヴァルフレッド様は愉しそうに眺める。そして胸と秘部にある指を妖しく動かしながら、私の首筋にチクチクとする口付けを繰り返した。時折舌で舐められながら。
彼の荒い息が耳元で聞こえてくる。明らかにすごく興奮しているようだ……。
――ちょ、待って待って!
い、色々と性急過ぎるー!! こういうのってもっと段階を踏むものじゃないの!? まずは服の上からじゃない!?
購入した例の書物に、
『いきなり直接問答無用で触れ。さすらば女子喜ばん』
とか書いてあったの!? ならその書物を即行燃えるゴミの日にポイして他の書物を買い直した方がいいですよ!?
いつもの冷徹なヴァルフレッド様はどこにいったのーーっっ!?
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