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言いつけを破った元娘にお仕置きをする元義父のお話
8.珍しい彼の狼狽姿 *
「え……?」
こんなに紅潮するゼノは初めて見たので、私も驚き首を傾げて見返してしまう。
その時、柔らかくなっていた彼の男根が、目に見えてグングンと大きく硬くなっていって……。
「……え? な、何? どうして急に……?」
「……お前の顔のアチコチにオレのが付いてんだよ! くそっ、反則的にマジにヤベェ光景だろソレ! 夢見てたとは言え、こうも早く実現するなんて思ってもみなかった……! 心の準備をさせろよっ!」
ゼノがよく分からないことを言って、何故か酷く狼狽している。いつも冷静に大人の余裕を見せている彼の、滅多に見られないその表情と姿に、私は思わず笑みが零れてしまった。
「……ゼノ、顔がすっごく赤いよ? それにそんなに慌てて……。ふふっ、何か可愛い」
「くっ……! ユティ、次からソレをしてくれる時は事前に言ってくれ!」
何故か怒り口調で、枕元にあったタオルで私の顔を急いで拭いたゼノは、再び私を押し倒すと、照れを誤魔化すようにすぐ唇を重ね舌を絡ませてきた。
「んっ……」
「……あー……。ははっ。お前のとオレのが混ざって、甘いんだか苦いんだか分かんねぇ」
唇を離し、苦笑気味にそう言うと、ゼノは高く反り勃った自分の男根を私の濡れて光る割れ目にあて、そのまま勢い良く貫いた。
「あぁっ!」
愛液のお蔭で潤滑しているとは言え、ゼノの巨大なソレは、私のお腹の中を大きく圧迫してくる。
彼は我慢が出来ないといった感じで、最初から腰を強く打ち付けてきた。しかも私の悦い所を狙って。
グチュグチュとお互いの粘液が混ざる音と、腰を何度も打つ音が辺りに響く。
「……出すぞ、ユティ!」
「……やあぁっ!?」
そして私達は同時に果てた。子宮内に温かいものが降り注ぎ、一杯に満たしていく。
「……はっ」
ゼノは息を吐き、汗で濡れた前髪を大きくかき上げると、私の胸の先端を口に含み、舌で転がし強く吸ってきた。もう片方の胸は、彼の大きな手が弄んでいる。
……下は彼と繋がったままだ。
――前の国を出る前夜の出来事を、ふと思い出す。
(……あぁ……。これは、朝まで……だ)
私はそれを悟り、両胸に感じる甘い刺激に声を漏らし身を捩らせながら、諦めて身体の力を抜いた。
「……ユティ。お前はオレだけのモンだ。――なぁ、そうだろ?」
私の胸から口を離したゼノが、そんなことを訊いてきた。
……もしかして、ガーラさんが言った言葉を気にしてる……?
「……うん。私はゼノのものだよ。私の全てがゼノのもの――」
「あぁ、そうだ。髪の毛一本までオレのモンだ。誰にも渡さねぇ。――渡してたまるかよ」
ゼノは真剣に私の顔をジッと見つめ、端正な顔を近付け再びキスをしてくる。
……嫉妬、してくれたのかな?
だったら嬉しいな……。
知らずに笑ってしまっていたのだろう。唇を離したゼノは、軽く首を傾げながら訊いてきた。
「……何笑ってんだ?」
「ううん、何でもない」
「ふぅん? ――あ、そうだ。ユティ、オレの誕生日の祝いは、さっきみたいにオレを気持ち良くさせてくれよ。金の掛かる祝い品なんていらねぇし」
ゼノの言葉に、私は大きく目を見張った。
「し、知ってたの!?」
「あぁ。数日前から、お前がソワソワしてるから何だと思ってたら、もうすぐオレの誕生日だってことに気付いたんだよ。オレの為に何かしてくれるんだろうなって分かってたし、今朝、案の定……だ。気持ちは嬉しいが、オレは毎朝お前が見送ってくれて、夜はお前が夕飯作ってオレを出迎えてくれるのがいいんだよ。それがオレにとっての幸せだ。オレの幸せはお前にしか叶えられねぇよ」
ニッと笑ってそう言うゼノに、私は観念して微笑んで頷いた。
「うん、分かった。働きたいなんてもう言わないよ。私、ゼノの幸せを叶えたいもの。じゃあ誕生日は、ゼノを沢山気持ち良くさせられるように頑張るね?」
「はははっ! おぅ、期待してるぜ? ――っと、もう一つ。明日、この村を発つぞ。隣の町の衛兵共の中で、オレをチラチラ見てくるヤツがいたんだよ。恐らく、オレが追われる身だって分かったヤツかもしれねぇ。報告される可能性があるからな」
「明日っ!? また急だね……。ゼノ、髪の色とか顔とか全く隠そうとしないもんね? 名前もそのまま本名名乗ってるし……」
「そんなん隠さなくても逃げ切る自信があるからな。今度はここと反対方向に行ってみるか。――なぁユティ。こんな逃亡生活がこれからも続いていくが、お前は大丈夫か……?」
私を気遣うその問いに微笑み、すぐに首を上下に振って答える。
「うん、平気。ゼノと一緒なら、例え地の果てでも付いて行くよ」
「……あぁ、そう言ってくれると思ったぜ。だってお前、オレのこと『心から愛している』、だもんな?」
意地悪くニヤニヤとして言われたその言葉に、私の顔がボッと真っ赤に染まる。
「なっ? ガーラさんとの会話、聞いてたの!?」
「くくっ。たまたま、な。――オレも心から愛してるよ、可愛い可愛い奥さん。ずっと一緒だぜ?」
「もう……。うん、私もだよ? 愛しの旦那様。ずっと付いて行くから、いつも隣にいさせてね?」
「ははっ! あぁ、勿論だ」
声を立てて笑ったゼノは、再び私に濃厚なキスを開始した。……私の中に入っている彼のソレは、もう完全に復活しそうだ……。
明日は忙しくなりそうだから、せめて途中に少し寝かせて欲しいなと願いながら、私はゼノの口付けに酔いしれていった――
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