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番外編 再会 ― Crossover ―
それぞれの今
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翠は一つ息を吐き、膝の瑞貴をラグの上で快とおもちゃを見ている以知加のそばに下ろして、ささやき声で話し始めた。
「完全にすれ違ってたんだ。親たちの思惑と、僕と裕吾の。僕らは相性が良すぎたから、間違いがないように引き離されたの。理由も告げられなかったのは、親はそれしかないと思ったからで。いつか突然発情して、ヒート事故とか避けたかったんだって。だけど、知らされない僕らは苦しんで…僕は裕吾といつか結婚できるのは、親の口ぶりで察してたけど、苦しくて耐えられなくなったから留学したんだ。
でも僕よりも何も聞かされなかった裕吾は僕の留学で絶望して体調を崩して…番欠乏みたいな症状だったんだけど、そのままいつ死んでもいいと失踪。僕が帰国して見つけ出した時は棒みたいに干からびてて、緊急搬送だよ。あと少し遅れたら危なかったって」
聞いて、理生はようやく納得がいった。
美しく強く賢い。誰もがそう評し、オメガ初の生徒総長にまでなった翠。いつも余裕のある雰囲気を持ちつつも、その裏で裕吾と引き離されて苦しみ抜いていたことを、近い友人たちは知っていた。
高等部3年の冬、卒業資格を得た翠が突然海外のオメガのみのフィニッシングスクール兼大学に行ってしまった時、理生は、翠は裕吾との先を見据えているのだと思ったものだ。
その2年後、裕吾は失踪した。飛び級で卒業した後、裕吾の家から行き先を尋ねる連絡が来た時の衝撃を理生は今も忘れられない。美しく優秀でお似合いの2人に、もしかしてとんでもない行き違いがあるのではないか。周りにいた自分に、何か出来ることがあったのではないか。理生は自分が出奔した後もそれが心残りだった。
「あの時はなにもできなくてごめん」
謝る理生に、翠はきょとんとした後笑顔を作った。
「やだ、理生。こっちこそだよ…僕は留学していて理生の危機に何も出来なかった…」
「はいはい、どっちもこの件悪くないからね?ほどほどでやめなよ?」
ささやき声で涙ぐみ合う2人に、綺良は呆れたように小声で声をかけて、続けた。
「それにしても、アルファはすごいよね。長谷川さんの番欠乏、もうすっかり元気なんでしょ?」
「そうなんだよ、もう全然普通。というか、すぐ元気になって、あっちでも快を肩に担いで公園とか普通に行ってて」
「わかる…裕吾もさ、何年も具合悪かったのに、緊急搬送から数日、意識の無い状態なのに、僕にずっとくっついて離れないのもアレだったけど、目覚めて事情がわかったらニヤニヤし始めて。すぐ治っちゃった」
そこまで話して笑い合うと、翠はしんみりと言葉を発した。
「綺良は、誰も悪くないって言ってくれるけどさ。逆に、全てが相乗効果で悪さが悪さを生んだとは言えるよ。僕も理生も、みくも誰かに言えばよかったし、周りもさ、ちゃんとはっきり言えばああはならなかったんじゃないかって思うんだよね」
「うん、僕もそう思う。僕らは…言葉にせずに把握するのが当たり前で、わかったふりするのは芸の内、だったけど、いいこと1個もない。しっかりすれ違ってるもの」
みく、というのは実久瑠という名の、高校卒業の時点で行方がわからなくなった幼馴染だ。実家は「不貞で放逐した」というよくわからない回答で知らんぷり。これはきっとわけあってのことで、抜け目のない実久瑠本人は無事だと理解するも、これもちゃんと、話していたら結果が違っていたと、理生はこのところ思っていた。
「みんないなくなってさ、さびしかったよ?心配で、不安で。絶対絶対、帰ってくると信じてたけど…僕も、どうして伝え合うって、いちばん大切なことをやらなかったんだって、何度思ったことか」
「そうだ、綺良…ごめん、ほんとごめん。でも綺良のお陰で、僕は新しい僕になってここに帰ってくることが出来たんだ。ありがとう、綺良」
「留学から帰ってきて色々びっくりはしたけど、綺良が変わらずいてくれたことが本当に嬉しかった。ごめん、ありがとう」
きらきらの見た目を持ち、いつだって強気の綺良にこんな思いをさせていたことが今さらながら申し訳なかった。その思いは翠も同じだったようで、結局3人、寄り合って涙に暮れてしまったが、誰からともなく出たクスクス笑いから泣き笑いになったところで、理生が言葉を発した。
「うん、だから僕はもう思ったこと言うからね?っていうか、留学ってすごいね、背が伸びるしかっこいい髪型になるんだ」
「えっそこ?やっぱり理生は面白いね。あっちに行ったら僕を知ってる人誰もいないし、オメガらしくないからやめなさい、って言う人もいないから、思う存分好きなようにしたの。服もさ、向こうのブランドですごく好きなの着て。そしてシステマ…あちらの武道に打ち込んだら、気分すっきり、よく眠れるしごはんは美味しいし。で、背が伸びたのかも。これ、日本じゃ萎縮してたって証拠かなって思ってる」
176センチはベータ男性の平均身長を大きく超える。
翠は帰国後、オメガの子どもたちと女性対象の教室を始めた。体と心を整えることと護身に主眼が置かれているそれは大人気で、講師として指導しつつ、希望者多数でいくつにも増やした教室を運営している。
「なんかわかるよ…僕も、誰も僕を知ってる人なんていないのになんか元気になって、ご飯、丼で食べるようになっちゃったんだよ?子育てしつつ働いてるとお腹空くの。僕、あっちじゃ元気な子持ちバーテンで通ってるから」
「見たよ、飲みナビの記事!元気者の本格派バーテンダー!」
3人で声を立てて笑い合う。話しつつも視線は子どもたちの動きに向いている。今は以知加が木製の積み木を傍らの快に渡し、快がそれをいつの間にか翠の膝の上に戻ってちんまりと座っている瑞貴に「はいっ」と渡すというよくわからない遊びに熱中している。3人ともそれぞれの表情で楽しそうだ。
僕らも、小さな頃はこうだったのだろうかと思っていると、不意に窓に影がさした。
「ハーイみんな。お集まりのところ失礼しまーす。おばばさまだよ」
「おばば…様?」
庭仕事をしていたわけでもないのに、祖母は庭から登場した。自ら、おばばさまだと名乗る祖母に、首を傾げている2人に理生はすかさず説明を入れる。
「うちのばあちゃんね、今、おばばさまに生まれ変わろうとしているんだ。憧れだったんだって」
「ええー、かっこいい!おばばさま、いい!ぴったり、ぴったりですっ。僕もいつかなりたい!」
綺良と祖母はしっかりと波長が合って、ハイタッチを交わしている。驚いて目を丸くしている翠に目をやり、祖母は目を閃かせた。
「おお、君!あれだ、あの子だ、うちの鯉たちに花食わそうとしてた子!御門の」
「ええっ、覚えてらっしゃるんですか?御門から、新井になりました。あの節はすいません…」
「久しぶりだねえ。理生が子供の頃はよく遊びに来てたね。無事、あの子と結婚できてよかった」
「おばばさまは僕たちのこと、細かいところまで覚えておいでなんですね?すごいな…」
大きな体を小さくして謝る翠と、祖母の記憶と情報量に本気で感嘆する綺良。翠の膝の上の瑞貴が立ち上がって、祖母に向かってさっと両手を差し出した。
「えっ、めずらし…基本人見知りなのに」
と言いつつ、そっと送り出すと、祖母は危なげない手つきで抱き上げる。
「ちょっとみんなで散歩してきてもいいかい?僕は庭仕事していて力もあるし、うちの使用人たちもいるし…ちょうちょが飛んでるかわいいお野菜の畑、見たい人―?」
「はいっはいっはいっ、いきましゅっ」
喜び飛び跳ねる快の傍らで、無表情で以知加はハイハイで窓辺にダッシュした。
「すごいな、おばばさま。しかも幼児に好かれる…無敵だ…ほんと憧れる…」
綺良は呻くように呟いて、行っといで、と以知加を送り出した。こちらはさっと吉永に抱き上げられ、快は快で出された靴を履く。彼らは数人の使用人とともに、あっという間に歩き出した。
「子供がいたら出来ない話もあるでしょ?僕のとっておきの畑で安全安心な無農薬のお野菜見せるよ。じゃ、いってきまーす」
「いってきまーしゅ!」
呆気にとられて一行を見送り、理生はテラスの席に移動しながら説明を入れた。
「完全にすれ違ってたんだ。親たちの思惑と、僕と裕吾の。僕らは相性が良すぎたから、間違いがないように引き離されたの。理由も告げられなかったのは、親はそれしかないと思ったからで。いつか突然発情して、ヒート事故とか避けたかったんだって。だけど、知らされない僕らは苦しんで…僕は裕吾といつか結婚できるのは、親の口ぶりで察してたけど、苦しくて耐えられなくなったから留学したんだ。
でも僕よりも何も聞かされなかった裕吾は僕の留学で絶望して体調を崩して…番欠乏みたいな症状だったんだけど、そのままいつ死んでもいいと失踪。僕が帰国して見つけ出した時は棒みたいに干からびてて、緊急搬送だよ。あと少し遅れたら危なかったって」
聞いて、理生はようやく納得がいった。
美しく強く賢い。誰もがそう評し、オメガ初の生徒総長にまでなった翠。いつも余裕のある雰囲気を持ちつつも、その裏で裕吾と引き離されて苦しみ抜いていたことを、近い友人たちは知っていた。
高等部3年の冬、卒業資格を得た翠が突然海外のオメガのみのフィニッシングスクール兼大学に行ってしまった時、理生は、翠は裕吾との先を見据えているのだと思ったものだ。
その2年後、裕吾は失踪した。飛び級で卒業した後、裕吾の家から行き先を尋ねる連絡が来た時の衝撃を理生は今も忘れられない。美しく優秀でお似合いの2人に、もしかしてとんでもない行き違いがあるのではないか。周りにいた自分に、何か出来ることがあったのではないか。理生は自分が出奔した後もそれが心残りだった。
「あの時はなにもできなくてごめん」
謝る理生に、翠はきょとんとした後笑顔を作った。
「やだ、理生。こっちこそだよ…僕は留学していて理生の危機に何も出来なかった…」
「はいはい、どっちもこの件悪くないからね?ほどほどでやめなよ?」
ささやき声で涙ぐみ合う2人に、綺良は呆れたように小声で声をかけて、続けた。
「それにしても、アルファはすごいよね。長谷川さんの番欠乏、もうすっかり元気なんでしょ?」
「そうなんだよ、もう全然普通。というか、すぐ元気になって、あっちでも快を肩に担いで公園とか普通に行ってて」
「わかる…裕吾もさ、何年も具合悪かったのに、緊急搬送から数日、意識の無い状態なのに、僕にずっとくっついて離れないのもアレだったけど、目覚めて事情がわかったらニヤニヤし始めて。すぐ治っちゃった」
そこまで話して笑い合うと、翠はしんみりと言葉を発した。
「綺良は、誰も悪くないって言ってくれるけどさ。逆に、全てが相乗効果で悪さが悪さを生んだとは言えるよ。僕も理生も、みくも誰かに言えばよかったし、周りもさ、ちゃんとはっきり言えばああはならなかったんじゃないかって思うんだよね」
「うん、僕もそう思う。僕らは…言葉にせずに把握するのが当たり前で、わかったふりするのは芸の内、だったけど、いいこと1個もない。しっかりすれ違ってるもの」
みく、というのは実久瑠という名の、高校卒業の時点で行方がわからなくなった幼馴染だ。実家は「不貞で放逐した」というよくわからない回答で知らんぷり。これはきっとわけあってのことで、抜け目のない実久瑠本人は無事だと理解するも、これもちゃんと、話していたら結果が違っていたと、理生はこのところ思っていた。
「みんないなくなってさ、さびしかったよ?心配で、不安で。絶対絶対、帰ってくると信じてたけど…僕も、どうして伝え合うって、いちばん大切なことをやらなかったんだって、何度思ったことか」
「そうだ、綺良…ごめん、ほんとごめん。でも綺良のお陰で、僕は新しい僕になってここに帰ってくることが出来たんだ。ありがとう、綺良」
「留学から帰ってきて色々びっくりはしたけど、綺良が変わらずいてくれたことが本当に嬉しかった。ごめん、ありがとう」
きらきらの見た目を持ち、いつだって強気の綺良にこんな思いをさせていたことが今さらながら申し訳なかった。その思いは翠も同じだったようで、結局3人、寄り合って涙に暮れてしまったが、誰からともなく出たクスクス笑いから泣き笑いになったところで、理生が言葉を発した。
「うん、だから僕はもう思ったこと言うからね?っていうか、留学ってすごいね、背が伸びるしかっこいい髪型になるんだ」
「えっそこ?やっぱり理生は面白いね。あっちに行ったら僕を知ってる人誰もいないし、オメガらしくないからやめなさい、って言う人もいないから、思う存分好きなようにしたの。服もさ、向こうのブランドですごく好きなの着て。そしてシステマ…あちらの武道に打ち込んだら、気分すっきり、よく眠れるしごはんは美味しいし。で、背が伸びたのかも。これ、日本じゃ萎縮してたって証拠かなって思ってる」
176センチはベータ男性の平均身長を大きく超える。
翠は帰国後、オメガの子どもたちと女性対象の教室を始めた。体と心を整えることと護身に主眼が置かれているそれは大人気で、講師として指導しつつ、希望者多数でいくつにも増やした教室を運営している。
「なんかわかるよ…僕も、誰も僕を知ってる人なんていないのになんか元気になって、ご飯、丼で食べるようになっちゃったんだよ?子育てしつつ働いてるとお腹空くの。僕、あっちじゃ元気な子持ちバーテンで通ってるから」
「見たよ、飲みナビの記事!元気者の本格派バーテンダー!」
3人で声を立てて笑い合う。話しつつも視線は子どもたちの動きに向いている。今は以知加が木製の積み木を傍らの快に渡し、快がそれをいつの間にか翠の膝の上に戻ってちんまりと座っている瑞貴に「はいっ」と渡すというよくわからない遊びに熱中している。3人ともそれぞれの表情で楽しそうだ。
僕らも、小さな頃はこうだったのだろうかと思っていると、不意に窓に影がさした。
「ハーイみんな。お集まりのところ失礼しまーす。おばばさまだよ」
「おばば…様?」
庭仕事をしていたわけでもないのに、祖母は庭から登場した。自ら、おばばさまだと名乗る祖母に、首を傾げている2人に理生はすかさず説明を入れる。
「うちのばあちゃんね、今、おばばさまに生まれ変わろうとしているんだ。憧れだったんだって」
「ええー、かっこいい!おばばさま、いい!ぴったり、ぴったりですっ。僕もいつかなりたい!」
綺良と祖母はしっかりと波長が合って、ハイタッチを交わしている。驚いて目を丸くしている翠に目をやり、祖母は目を閃かせた。
「おお、君!あれだ、あの子だ、うちの鯉たちに花食わそうとしてた子!御門の」
「ええっ、覚えてらっしゃるんですか?御門から、新井になりました。あの節はすいません…」
「久しぶりだねえ。理生が子供の頃はよく遊びに来てたね。無事、あの子と結婚できてよかった」
「おばばさまは僕たちのこと、細かいところまで覚えておいでなんですね?すごいな…」
大きな体を小さくして謝る翠と、祖母の記憶と情報量に本気で感嘆する綺良。翠の膝の上の瑞貴が立ち上がって、祖母に向かってさっと両手を差し出した。
「えっ、めずらし…基本人見知りなのに」
と言いつつ、そっと送り出すと、祖母は危なげない手つきで抱き上げる。
「ちょっとみんなで散歩してきてもいいかい?僕は庭仕事していて力もあるし、うちの使用人たちもいるし…ちょうちょが飛んでるかわいいお野菜の畑、見たい人―?」
「はいっはいっはいっ、いきましゅっ」
喜び飛び跳ねる快の傍らで、無表情で以知加はハイハイで窓辺にダッシュした。
「すごいな、おばばさま。しかも幼児に好かれる…無敵だ…ほんと憧れる…」
綺良は呻くように呟いて、行っといで、と以知加を送り出した。こちらはさっと吉永に抱き上げられ、快は快で出された靴を履く。彼らは数人の使用人とともに、あっという間に歩き出した。
「子供がいたら出来ない話もあるでしょ?僕のとっておきの畑で安全安心な無農薬のお野菜見せるよ。じゃ、いってきまーす」
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