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宇宙イモムシとの出会い
テレパシーと食べ物
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おい!待て!
我をどうする気だ!
殺すなら人思いに殺せ!
…
……
………
…ん?
いきなり背中を掴まれて我を食うのかとでも思ったがそうでもないらしい。なんだ、場所を移しただけじゃないか。こんな所からはさっさと脱せなけれb―――
ゴン!
……透明な壁があるようだな。
よく見るとうっすらと壁が見える。
上も塞がれているな。
さて、まずいことになったな。
…こうなったら奴とテレパシーで意思疎通を図ってみるか。
「…おい。」
「うお!喋った!?」
「我をどうする気だ?」
「つかお前、鳴き声あんなに可愛いのに声ごっついな。」
「我をどうする気か聞いているんだ。」
「飼う。」
「…は?」
「お前、かわいいし。」
「か、かわいい…だと?」
「見た目、最初キモかったけど段々可愛く見えてきたし鳴き声もかわいいし。」
「では、次の質問だ。お前は誰だ?」
「んーと、宮河 大智、1年2組、出席番号14番。」
「ほう…面白い名前だな…タイチ、と言ったか?」
「言った。」
「では、これから我はお前のことをタイチと呼ぶことにする。」
「おけ。じゃぁ次にお前誰だよ。」
「名をスペース·キャタピラーという。」
「はあ。じゃ、俺はお前のことをスキャくんって呼ぶわ。」
「スキャ…くん…?」
「そう。スキャくん。そのままだと長いし。」
「では、次の質問。ここはどこだ?」
「地球。その中の日本っていう国。そしてここは俺の部屋。」
「チキュウ…?ニホン…?クニ…?ヘヤ…?」
「え?国とか部屋とかの言葉は知らないのか?」
「まったくなんのことか分からぬ…」
「えーと、国っというのは…
(割愛)
…ということだ。」
「成程な。大体は理解した。」
「つか、お前どうやって喋ってんの?」
「テレパシーでお前の脳内に直接話しかけている。」
「こ、こいつ!直接俺の脳内に…!?」
「あと、このテレパシーは他の奴には聞こえないからな。」
「ふむふむ。」
「では、最後にお前はなんという種族だ?」
「人間。人類。哺乳類。霊長類。」
「ニン…ゲン…?」
「説明めんどいけど…
(割愛)
…という意味だ。」
「ふーむ…」
「あとお前、どこから来たんだ?名前から大体察せるけどさ。」
「宇宙からだ。」
「だよね。」
「…」
「…」
謎の沈黙、スキャくんは大智の顔を見ていて
大智はスキャくんの腹を見ている。
「どうした?我の腹がどうかしたのか?」
「いや、なんかプニプニしてそうだなぁって」
「プニプニ…?プニプニとは…?」
「こういうこと。」
すると、大智はスキャくんの腹を人差し指でプニプニし始めた。
「ちょっ…!?おっ…おい!な、なにを…」
「うわーすごいプニプニしてるー」
「うひ…や、やめろ!こ…こそ…こそばゆい…!」
「やめられなーいとまらなーい」
その時、
ギュルルルル
「…」
「…思い出したぞ」
「何を」
「我が腹を空かせていることを」
「は?」
「食物をもってこい」
「凄い上から目線だねぇ…」
取り敢えずスキャくんが言った通りに食べ物を持ってこよう。冷蔵庫になんかないかな…
食べ物になりそうなものはレタスやキャベツがあった。この2つを持っていこうとしたが、
「あら?どうしたの、キャベツ一切れ持ってなにしてるの?」
「あ、えーと…」
まずい、母に見つかった。
素直に言うべきだろうか。
いや、母は虫が嫌いだ。素直に言ったら…
「んと、小腹が減ったからキャベツでも食べようかなぁって。」
「そう…」
「おーい、キャベツを持ってきたぞー」
「そのキャベツとやらが食物なのだな?」
「そう、でも口に合うかな…まあ芋虫だし大丈夫だろ。」
「では一口…」
…
……
………
「…」
「…」
「…どうだ?」
「…味がしない。腹の満たしにもならん…」
「…駄目か。」
今度はレタスを持ってきた。
「レタス、これなら行けるか?」
「試しに食ってみる。」
…
……
………
「…どうなんだ?」
「…まずい。」
「あれま…」
となると、困ったぞ。
あの後トマトとかキュウリとかあげてみたが、
どれも口に合わないらしい。
となると、スキャくんは…
肉食じゃん。
取り敢えず、海外産の鶏肉をだな…
「それはなんだ?」
「鶏肉。」
「肉か。我に相応しい食物だ…」
「やっぱお前肉食なんだな。」
「ではもらうとしよう。」
………
「…スキャくん?」
何故かスキャくんが固まってしまった。
すると、一瞬スキャくんの目が輝き
無言でガツガツと鶏肉を食べ始めた。
(あぁ、美味しかったんだな…)
「そういや、スキャくんは本来はどういう生物なんだ?」
「我は本来、巨大な生物として様々な星の人々から恐れられている存在のはずなんだが…」
「なんかこの惑星はおかしいか?」
「うーむ、全体的に我より大きいものが多すぎるのだ。本来ならば建造物を丸呑みにしたり、惑星の地面を抉ったりできるのだが…」
「え…こわ」
「…一つ思い当たる節がある。」
「それは?」
「ここはなんという銀河だ?」
「え?えーと…」
大智はスマホを取り出し銀河の名前を調べる。
「その薄い板はなんだ?」
「スマホ。」
「スマ…ホ…?」
「説明はもうしないからな。」
「で、ここはなんという名前の銀河なんだ?」
「天の川銀河。」
「やはり…か。」
「…もしかしてお前、別の銀河から来たのか?」
「その通りだ。天の川銀河など聞いたことも見たことない。」
「じゃぁ、お前が本来いる銀河はなんていうんだよ」
「メトロノス銀河だ。」
「なんじゃそりゃ。」
「なあ、タイチ。」
「どうした?スキャくん。」
「ここは室内だろう?」
「そうだけど。」
「外に出てみたい。」
「え?でも…外は危険がいっぱいだし…」
すると、
「………」
「………」
やばい。期待の眼差しがめっちゃ可愛い。
もう外に連れていきます。はい。
次回へ続く。
我をどうする気だ!
殺すなら人思いに殺せ!
…
……
………
…ん?
いきなり背中を掴まれて我を食うのかとでも思ったがそうでもないらしい。なんだ、場所を移しただけじゃないか。こんな所からはさっさと脱せなけれb―――
ゴン!
……透明な壁があるようだな。
よく見るとうっすらと壁が見える。
上も塞がれているな。
さて、まずいことになったな。
…こうなったら奴とテレパシーで意思疎通を図ってみるか。
「…おい。」
「うお!喋った!?」
「我をどうする気だ?」
「つかお前、鳴き声あんなに可愛いのに声ごっついな。」
「我をどうする気か聞いているんだ。」
「飼う。」
「…は?」
「お前、かわいいし。」
「か、かわいい…だと?」
「見た目、最初キモかったけど段々可愛く見えてきたし鳴き声もかわいいし。」
「では、次の質問だ。お前は誰だ?」
「んーと、宮河 大智、1年2組、出席番号14番。」
「ほう…面白い名前だな…タイチ、と言ったか?」
「言った。」
「では、これから我はお前のことをタイチと呼ぶことにする。」
「おけ。じゃぁ次にお前誰だよ。」
「名をスペース·キャタピラーという。」
「はあ。じゃ、俺はお前のことをスキャくんって呼ぶわ。」
「スキャ…くん…?」
「そう。スキャくん。そのままだと長いし。」
「では、次の質問。ここはどこだ?」
「地球。その中の日本っていう国。そしてここは俺の部屋。」
「チキュウ…?ニホン…?クニ…?ヘヤ…?」
「え?国とか部屋とかの言葉は知らないのか?」
「まったくなんのことか分からぬ…」
「えーと、国っというのは…
(割愛)
…ということだ。」
「成程な。大体は理解した。」
「つか、お前どうやって喋ってんの?」
「テレパシーでお前の脳内に直接話しかけている。」
「こ、こいつ!直接俺の脳内に…!?」
「あと、このテレパシーは他の奴には聞こえないからな。」
「ふむふむ。」
「では、最後にお前はなんという種族だ?」
「人間。人類。哺乳類。霊長類。」
「ニン…ゲン…?」
「説明めんどいけど…
(割愛)
…という意味だ。」
「ふーむ…」
「あとお前、どこから来たんだ?名前から大体察せるけどさ。」
「宇宙からだ。」
「だよね。」
「…」
「…」
謎の沈黙、スキャくんは大智の顔を見ていて
大智はスキャくんの腹を見ている。
「どうした?我の腹がどうかしたのか?」
「いや、なんかプニプニしてそうだなぁって」
「プニプニ…?プニプニとは…?」
「こういうこと。」
すると、大智はスキャくんの腹を人差し指でプニプニし始めた。
「ちょっ…!?おっ…おい!な、なにを…」
「うわーすごいプニプニしてるー」
「うひ…や、やめろ!こ…こそ…こそばゆい…!」
「やめられなーいとまらなーい」
その時、
ギュルルルル
「…」
「…思い出したぞ」
「何を」
「我が腹を空かせていることを」
「は?」
「食物をもってこい」
「凄い上から目線だねぇ…」
取り敢えずスキャくんが言った通りに食べ物を持ってこよう。冷蔵庫になんかないかな…
食べ物になりそうなものはレタスやキャベツがあった。この2つを持っていこうとしたが、
「あら?どうしたの、キャベツ一切れ持ってなにしてるの?」
「あ、えーと…」
まずい、母に見つかった。
素直に言うべきだろうか。
いや、母は虫が嫌いだ。素直に言ったら…
「んと、小腹が減ったからキャベツでも食べようかなぁって。」
「そう…」
「おーい、キャベツを持ってきたぞー」
「そのキャベツとやらが食物なのだな?」
「そう、でも口に合うかな…まあ芋虫だし大丈夫だろ。」
「では一口…」
…
……
………
「…」
「…」
「…どうだ?」
「…味がしない。腹の満たしにもならん…」
「…駄目か。」
今度はレタスを持ってきた。
「レタス、これなら行けるか?」
「試しに食ってみる。」
…
……
………
「…どうなんだ?」
「…まずい。」
「あれま…」
となると、困ったぞ。
あの後トマトとかキュウリとかあげてみたが、
どれも口に合わないらしい。
となると、スキャくんは…
肉食じゃん。
取り敢えず、海外産の鶏肉をだな…
「それはなんだ?」
「鶏肉。」
「肉か。我に相応しい食物だ…」
「やっぱお前肉食なんだな。」
「ではもらうとしよう。」
………
「…スキャくん?」
何故かスキャくんが固まってしまった。
すると、一瞬スキャくんの目が輝き
無言でガツガツと鶏肉を食べ始めた。
(あぁ、美味しかったんだな…)
「そういや、スキャくんは本来はどういう生物なんだ?」
「我は本来、巨大な生物として様々な星の人々から恐れられている存在のはずなんだが…」
「なんかこの惑星はおかしいか?」
「うーむ、全体的に我より大きいものが多すぎるのだ。本来ならば建造物を丸呑みにしたり、惑星の地面を抉ったりできるのだが…」
「え…こわ」
「…一つ思い当たる節がある。」
「それは?」
「ここはなんという銀河だ?」
「え?えーと…」
大智はスマホを取り出し銀河の名前を調べる。
「その薄い板はなんだ?」
「スマホ。」
「スマ…ホ…?」
「説明はもうしないからな。」
「で、ここはなんという名前の銀河なんだ?」
「天の川銀河。」
「やはり…か。」
「…もしかしてお前、別の銀河から来たのか?」
「その通りだ。天の川銀河など聞いたことも見たことない。」
「じゃぁ、お前が本来いる銀河はなんていうんだよ」
「メトロノス銀河だ。」
「なんじゃそりゃ。」
「なあ、タイチ。」
「どうした?スキャくん。」
「ここは室内だろう?」
「そうだけど。」
「外に出てみたい。」
「え?でも…外は危険がいっぱいだし…」
すると、
「………」
「………」
やばい。期待の眼差しがめっちゃ可愛い。
もう外に連れていきます。はい。
次回へ続く。
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