ステータスを好きにイジって遊んでたら、嫁たちが国造りを始めました

内海

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第12話 聖女の尻

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 修斗とパメラは城に残る事になり、ルネリッツ伯爵は1人で自分の街に帰る事になった。随分と寂しがっていたが、自分の領地を放置する訳にも、王命に逆らうことも出来ず、渋々帰って行った。

「それで、俺の仕事場はどこになるんだ?」

「シュウトの部屋は急いで用意させよう。パメラはシュウトと同じ部屋で構わないかな?」

「構わないよ。むしろその方が良いさ」

「よし。おい、急いで執務室を用意しろ。机は2つだ」

 国王が執事らしき男に指示をし、次の話に移る。

「パメラ、君はお付き合いしている男性は居るのかね? いなければウチの息子などどうだね?」

「へ? アタイかい? アタイはシュウトの物だからね、ムリムリ」

 あからさまに気を落とす2人の王子。
 国王と王妃は気付いていたようだが、一応確認をしただけのようだ。
 パメラの魅力値が高く、更に知識や頭の回転まで速いとなれば、ヘタに他国の姫や貴族の令嬢をめとるよりも、圧倒的に国の利益になる。

 しかし国の利益になるのは、なにもパメラだけではない。

「ではシュウト、ウチの娘、キャロラインはどうだ? ひいき目に見ても、なかなかの器量よしだと思うが?」
 
 シュウトがここに来た最大の理由が、キャロライン姫を手に入れる事だ。
 それが向こうから転がり込んできた。
 素直に受けて、遊ぶだけ遊んで、後は好きにしたらいいだろう。

「いらん。報告会の最中一言もしゃべらない無知な女など、たとえ顔が良くてもゴメンだ」

 ……どうやら気が変わった、わけではなく、方針が決まったようだ。
 修斗が望むのではなく、向こうから修斗の物にしてくれ、と懇願させる。たとえ時間がかかっても、それ以外では必要ないと考えた様だ。

 パメラもバーバラ聖女も、向こうから修斗の物になっている。
 それ以外の手段では、修斗が格下に感じてしまうのだろう。

「なかなか手厳しいな。それなら仕方がないが、せめて仲良くしてやってくれ。報告会での事は、私達が口を挟まないように言った事なのでな」

 理由は不明だが、女は政治に口を挟まない、という訳では無く、王妃は頻繁に発言をしていた。
 他に理由があるのかもしれないが、いま国王から説明される内容でもない。

「それでは今日の所は自由にしてくれ。部屋は城内に2人分用意させる。明日の朝食は我々と共に取ってくれ、そこで今後の方針を話し合いたい」

「分かった」

 国王と王妃、そして修斗が同時に立ち上がり、少し遅れてパメラや王子達が立ち上がる。
 どうやら国王も王妃も修斗を気に入ったようで、部屋を出ても話を続けていた。
 が、それを苦い顔で見ているものが居る。2人の王子だ。

 どうやら自分たちを軽く扱い、妹を無能呼ばわりされ、パメラさえも修斗の物であると言っていた。
 何からなにまで気に食わないのだろう。

 しかし更に気に食わない事が追い打ちされる。

「シュウト様! あ、し、失礼しました陛下、王妃様。報告会、お疲れさまでした」

 バーバラ聖女が部屋の前で待っていたのだ。
 修斗しか目に入っていなかったようで、思わず大きな声で声をかけてしまったのだ。しかも大きく手を振って。

「はっはっは、バーバラ聖女もシュウトに夢中か? 羨ましい男だのう」

「も、申し訳ありません。その、シュウト様の力は私など遠く及ばない程に素晴らしく、陛下もきっとシュウト様の力を見たらご理解いただけると思います!」

 随分と早口でまくし立てているが、シュウトの能力は国王も知っている。
 バーバラ聖女とは違う力だが。

「バーバラ聖女様、そんなに興奮しては、美しい顔が台無しですよ?」

「しゅ、シュウト様!? う、美しい!? 私が美しい!? ふにゃ~……」

 バーバラ聖女は蕩けて腰が砕け、そのまま気を失ってしまった。
 しかししっかりと修斗にしがみ付いている。器用だ。

「はっはっは。シュウト、バーバラ聖女様を開放して差し上げろ。お前達の自室を用意してあるから、そこで休んでもらえ」

「ほう部屋か。では休ませてもらおう」

 聖女と国王とどちらが偉いのか、それは国王に違いないだろう。
 しかし聖女に対する態度の方が良いのは、何か考えがあるのだろうか。



 メイド数名と執事に案内され、シュウトとパメラは部屋の前に立った。
 隣り合った部屋で、いまはバーバラ聖女を開放するため、修斗の部屋の中に入っている。
 修斗の小さな体ではバーバラ聖女を支えられないため、パメラがおんぶしているのだ。

「それでは、必要な物があればお呼び下さい」

 そう言って執事・メイドは出て行った。
 バーバラ聖女をベッドに寝かせ、修斗とパメラは窓から外を眺める。
 この部屋は3階か4階にあり、窓からは中庭が見える。
 この時期はバラがきれいに咲いているようで、迷路のようなバラ園が出来ている。

「ねぇシュウト、良かったの? キャロライン姫の事」

「ん? 何がだ?」

「キャロライン姫ってさ、シュウトの好みっぽかったし、可愛かったからさ、てっきり結婚しちゃうんじゃないかって、思ったから」

「結婚? 俺がか? ははっ、俺はまだ10歳だぞ? それに俺から女に言い寄る事は無い。向こうから来るなら構わんがな」

「そっか。でもシュウトが10歳でも、アタイは結婚したいけどね」

「なんだ? 何番目でも良いんじゃなかったのか?」

「何番目でもいいけどさ、出来れば1番が良いじゃないか」

 そう言いながらシュウトに体を寄せる。
 少し屈んで手を握り、ゆっくりと唇を重ねる。
 普段とは違いパメラはドレス、修斗は礼服のため違った雰囲気となり、キスは激しさを増し、いつしか服がはだけていた。

 パメラの胸を揉みしだき、長いドレスのスカートをたくし上げて、股間に手を当てる。パメラの手も修斗のたぎる棒を握りしめ、必死に手を動かしている。

 何度か修斗の欲望を吐き出した時、やっとバーバラ聖女が目を覚ました。

「ん……シュウト様? ああシュウト様……何をしているんですか!!」

 ベッドから起き上がり最初に目にしたのは、裸で四つん這いになるパメラの後ろから、同じく裸で激しく腰を打ち付ける修斗の姿だった。

「目が覚めましたか? そこにお茶がありますから、ご自由にお飲みください」

 バーバラ聖女に一瞥しただけで、行為を再開する。
 ひと際大きな嬌声をあげ、パメラが果てた。

 修斗のモノをパメラから抜き、ベッドに腰を下ろす。
 バーバラ聖女の視線は、体に似合わず大きなイチモツに固定されていた。

「興味がありますか?」

「え? ええっと……その……べ、別に」

 別に。その言葉とは裏腹に顔を赤らめ、体は反応している。

「そうですか」

 しかし修斗は手を出さない
 パメラが四つん這いのまま修斗に近づき、修斗と自分の体液が付いたイチモツを口に含み、喉の奥まで押し込み前後させる。

「ああ、上手いぞパメラ。良い女だ」

 頭を撫でられ、喜びながら口を動かす。
 するとどうだろう、バーバラ聖女は修斗の背後から抱き付き、こらえきれない表情で懇願する。

「わ、私にも、ご寵愛を……ご寵愛をください」

 3人での行為が始まった。



 数時間が過ぎただろうか。
 初めての経験をしたバーバラ聖女だが、日頃から体を鍛えているため、何回しても止まる事は無かった。
 むしろ快楽から抜け出せないようにも見える。

 しかし遂に精魂尽き果て、体が動かなくなってしまう。
 修斗とパメラが再開し、それを羨ましそうに眺め、ある変化に気づいていた。

 バーバラ聖女は自分のステータスを表示し、異変に声をあげた。

「ええ!? どうしてステータスが上がってるの!?!?」

 HP:1681 → 3123
 MP: 291 → 1393
 力強さ:227 → 327
 知 力:282 → 399
 防御力:148 → 236
 素早さ:215 → 333
 魅 力:194 → 301
 状 態:
 スキル:万物を拒否する盾
     敵対する者を検知
     神への祈り
     光系魔法LV18→LV31・水系魔法LV11→LV21

 修斗の精液をその身に受け、数値がかなり上昇している。
 そして、やっと修斗は自分の精液の力を知る事になる。

「ステータスが上がる? 訓練でもしたのか?」

「いえしていません。報告会の後で確認をした時は、こんな数値ではなかったのに……した事といえば……シュウト様のご寵愛を受けた事?」

 呟くように計算を始めた。

「シュウト様とは膣内に8回、口に3回の計11回。だとしたら、1回で10前後の数値が上昇している事になるけど……パメラさん!」

「は、はい!?」

 修斗を正面から受けていたパメラは驚いて返事をし、修斗も面白そうにバーバラ聖女を見ている。

「あなたのステータスはどうなっていますか!」

「あー、アタイのは壊れちゃってね、数値が狂ってるんだよ」

「え? ステータスが狂うなんて事はあり得ません。隠匿スキルで誤魔化す事はあっても、本人には本来の数値が見えるはずです」

「だってさ、えーっと、力強さ821とか、知力が722とかって、どう考えてもこわれてるだろ?」

「確か私が参加してからは、パメラさんは膣内に3回、後ろに2回、口が1回だから……それ以前にシュウト様とは何回行為をしましたか!?」

「え? 最初の時なんて一日中だったし、それ以降も含めたら……沢山? あん!」

 どうやら膣内に4回目が出た様だ。

「あ、あれ? 数値が変わった。力強さ834、知力730だってさ」

「やっぱり! シュウト様の精液は、その身に受けた者のステータスを上昇させるんだわ! しかも10前後も! ああ、ああ! やっぱりシュウト様は神の御使いだったんだわ!」

 神に祈るように、バーバラ聖女は両膝を突き、顔の前で手を組んでいる。
 その対象は……シュウトだ。

「おいバーバラ、そんな事はどうでもいいから、尻を向けろ」

「は、はい! お使いください!」

 いそいそと尻を修斗に向け、後ろの穴に挿入される。
 しかしその顔は恍惚としており、捧げられるものは全て修斗に、そう考えている様だった。
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