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第3章 異世界召喚

第78話 女勇者1、藤原あいか

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「特殊スキル持ちだからって気にする事は無い、コイツ以外は雑魚だからな、全員でかかれば勝ちだぜ」

 11人が修斗を囲む。すでに仲間はロープで縛られている。
 11対1……この状況で、修斗は実験を開始した。

 【万物を拒否する盾】を発動させ、この世界でも使用可能かを試す。
 元の世界の聖女専用スキルだが、発動自体は正常なようで、修斗の周辺を青い幕が覆った。

「なんだ? 魔法のフィールドか? へっ! そんなモンで止められるかってな!」

 3人が同時に剣で斬りかかり、【万物を拒否する盾】に刃を立てる。
 が、【万物を拒否する盾】は正常に動いているようで、軽い波紋がでただけで、完全に剣を止めている。

「うおっ!? 何だコレ! 全然刃が通らねぇ!」

 11人一斉に斬りかかって来るが、【万物を拒否する盾】はびくともしない。
 次に行ったのは【ステータス改変】だ。灰色の文字になっているため、使用できないのではないかと気になっていたようだ。
 ロープで縛られている女、アイカのステータスを開くと、全ての情報が開示される。

 名前:藤原あいか
 年齢:15歳
 HP:311
 MP:23
 力強さ:198
 知 力:90
 防御力:126
 素早さ:283
 魅 力:109
 状 態:国王命令絶対施行
 スキル:柳生新陰流
     剣技LV21

 こうなっていた。
 どうやらアイカは藤原あいかが本名のようだ。日本人の様な名前だが……。

 このステータスの後ろにゼロを追加しようとする。のだが、何度やってもゼロが消えてしまう。
 ステータス改変が使えないのか? そう思って自分のステータスの後ろにゼロを追加するが、こちらは問題なく追加出来た。

 今度は力強さの数値を198→19にすると、問題なく19になる。
 190に変えることも出来た。

「は~ん、そう言う事か」

 【万物を拒否する盾】を使っているから良いが、今も外側では敵が剣で切りつけ続けている。
 ステータス改変は使用可能。ならば次は、同じく灰色の文字になっていた神魔法の実験に移った。
 外側で暴れている1人を指差し、こうつぶやく。

「はじけろ」

 その言葉と同時に、指差された男の体が爆発する。
 その体は粉々になり、肉片となって辺りに飛び散った。

「ヒ!? なんだ……なんなんだこれは!!! まるで本物の勇者じゃねーかよ!」

 悲鳴を上げて逃げようとするが、実験材料を逃がす修斗ではない。
 動けない床フラグールを使い、敵の動きを止めた。
 万物を拒否する盾を解除し、ゆっくりと、順番に実験を開始する。

 順番に各属性の魔法を使用し、焼死、溺死、風で斬り裂き、大地で圧殺、空間を曲げて四肢断裂、過治療で細胞を暴走、闇に埋めて発狂……他にもスキルを試したが、すべて使用可能だった。

 灰色文字になっているステータス改変と神魔法だが、通常通りに使用可能なようだ。

 敵は残り1人となり、疑問を尋ねる事にした。

「質問に答えたら逃がしてやる。この世界に大魔王はいるのか?」

「だ、大魔王はいる……お前は、お前らは生贄として大魔王に差し出されるんだ!」

 どうやら大魔王はいるようだが、どうやら生贄として差し出されるのは決まっているらしい。

「お前達が生贄になったらいいだろうが」

「お、俺達人間のような者ヒューマノイドではダメなんだ。大魔王は人間を欲しているからな」

「お前達は人間じゃないのか? あのブタ女と同じなのか?」

「リリーアム様の事か? そうだ、言葉を話す人型は全て人間のような者ヒューマノイドだ。人間を模して造られた、まがい物の人間だ」

 まがい物の人間、しかし先ほどの実験では、中身は全く人間と、修斗と変わりがなかった。
 人間とは別のモノを指しているのだろうか。
 
「あのブタ女に俺達を殺す様に言われたんだな?」

「ち、違う。俺達は黒ずくめのマントに依頼されたんだ。勇者を名乗る連中を殺せって」

 どうやら修斗、裏ではあのブタ女が動いていると考えているようだが、中々尻尾を現さない。
 しかもブタ女、ギルドでもそうだったがリリーアムは有名人の様で、大体の者が名前を知っている。
 だから勇者関連のブタ女と言えばリリーアムの名が出るため、誘導尋問でブタ女の名が出ても確固たる証拠にはなりずらい。

「そうか。役に立つ情報をくれた礼だ、命は助けてやる」

「そ、そうか? すまねぇな。あばよ!」

 急いで走り去っていくが、少し走ると木の根で邪魔をされる。

「な、なんだこの根っこ!?」

 木の根がうねり回り、男の体に絡まりそして……木が男を取り込んでしまう。
 木の幹の模様が変わり、まるで人間が叫ぶような模様が現れた。
 死んでは……いないようだ。

「お前ら、死にたくなかったら今見聞きしたことは忘れろ。何食わぬ顔で、ワーウフルには会わなかったと言って、城に戻るぞ」

 ロープをナイフで切りながら、5人に念を押す。
 だが礼を言ったのは優男の聖騎士ラングレンと、黒縁メガネのアイカだけだった。

「ケッ! 生贄なんて言われて、おめおめ戻れるかって~んだよォ!」

「俺もだ。生贄にされるのは御免だからな」

「どこに行っても同じ……なんで助けたの」

 モヒカンのウェズとドレッドヘアーのウィークエンドの反応は良いとして、薄い金髪のヴァージニアは死にたがっているのだろうか。

「ちなみにさっきの連中だがな、冒険者としては中堅クラスで、いわゆるザコ連中だ。そんな奴を相手に負けてるようじゃ、どこに行ってもなぶりり殺されるのが落ちだ」

 ウェズとウィークエンドはこの一言で黙ったが、ヴァージニアは不服顔だ。
 アイカがヴァージニアに声をかけ、何とか一緒に城に戻る事になった。



「あら? 皆さんお早いお帰りですね。もうワーウルフを討伐されたのですか?」

 修斗達を見たリリーアムの表情は、本当に安心している顔だ。
 少なくとも表面上は本当に心配していたように見える。

「ワーウルフは見つからないし、変な魔物に追いかけ回されるわで、大変な目にあった。やっぱりお前の言う事を聞いておけば良かったよ」

「ほほほ、では明日からはしばらく城で訓練に励みましょうか」

「そうしよう」

 翌日は訓練に明け暮れ、前衛たちは城の衛兵と手合わせしているが、やはり衛兵の方が強く、ステータス上でも倍以上の能力を持っている。
 後衛職は座学が多いが、それでも以前いた世界よりも技術・学問的には優れているようだ。

 だが修斗は遂にキレてしまった。
 キレたというよりも、爆発したと言った方がいいだろうか。


 今までは毎日複数名の女性を相手にしていたのに、なんと数日間も全く行為をしていないのだ。
 1日10回以上が当たり前だった修斗にとっては、拷問に等しい状況だ。

 そしてその矛先は……アイカとヴァージニアに向けられた。
 夜の寝る前の時間、修斗は部屋を出て女部屋へと向かう。
 個室が与えられているので、近い方の部屋の扉をノックも無しに開け放つ。
 城の1室だからだろうが、とても豪華な部屋の中にある天蓋付きのベッドには、アイカが横になっていた。

「え!? 誰!? 鍵は!?」

 乱暴に開けられたドアの音で目が覚めたのだろう、アイカが跳ね起きて布団を抱えている。
 そして入ってきた人物を見て、安堵とも恐怖ともとれる顔をする。

「しゅ、シュウト君? ど、どうし……きゃ!」
 
 修斗は服を着ておらず、パンパンに膨張したイチモツがそそり立っている。
 それを見てアイカは顔を手で覆ったが、隙間から見ていた。

「やるぞ」

「え? やるって何を……あ!」

 簡単にのしかかられ、両手を抑え込まれてしまう。
 邪魔な布団をどけると、アイカの下着姿があらわになる。

「ま、まってシュウト君! 私、シュウト君はカッコいいし好きだけど、最初は、最初はこんなんじゃなくって、恋人として、恋人になってからゆっくりと時間を掛けたいの!」

「うるさい、黙れ」

 強引に口づけをして、無理やり口の中を舌で舐め回す。
 必死に抵抗しようとするアイカだが、力では勝てないことが分かっているが、抵抗を止めない。
 しかし、その抵抗も段々と弱くなっていく。

 修斗が手を離し、下着を破り捨てようとすると、アイカがそれを止める。

「ま、まって、この下着はお気に入りだから……自分で脱ぐね」

 そう言って上半身を起こし、ブラジャーをゆっくりと脱ぎ始める。
 少し恥じらいながら、ゆっくりと外そうとしているが、チラチラと修斗のイチモツを見ている。
 ブラジャーが外され、腕で胸を隠しながら枕の側に置くと、今度は立ち上がってショーツに手をかける。

 修斗はあぐらをかいて見ているが、そのイチモツは腹どころか胸にまで当たりそうだ。
 恥ずかしかったのか、アイカは後ろを向いて脱ぎ始めるが、逆にアイカの秘所を修斗に突き出す形になっている。
 糸を引きながらショーツを脱ぎ、几帳面にたたんで枕の横に置く。
 そこが定位置なのだろうか。

 しゃがみ込み、ゆっくりと振り向いたアイカは胸を隠していた腕をどかし、ポスンと倒れるように横になる。
 体は引き締まっており、少々筋肉質だ。
 その乳房は小ぶりだが、Cカップ有るか無いかかだろう。

「優しく……優しくしてほしいな……」

 恐怖が残っているのだろうか、少し震えている。
 だがそんなアイカを前にして修斗は……執拗に愛撫を始めた。
 優しく唇にキスをして、ゆっくりと全身をなめて行く。

 口、耳、あご、首筋、肩、腕……全身を丁寧に舐め回し、その手は胸や秘所を優しく、ゆっくりと撫でている。
 アイカはこれでもかと言うほどに全身をほぐされ、すでに受け入れ準備は完了している。
 
 しかし修斗は入れない。

 乳首や乳房をなめ、秘所の入り口に指を入れる訳でもなく押し付け、徹底的に焦らしまくる。

「しゅ、シュウト君、もう、もう大丈夫だから、その、うん、いいよ」

「何がだ?」

「も、もう充分ほぐれてるから、その、大丈夫っ、だから」

 どうやらアイカの方が待ちきれなくなった様で、しきりに挿入を促してくる。
 面白くなったのか、修斗は焦らす事にした。

「何が十分なんだ? 俺は鈍いからな、言ってもらわないと分からない」

 そう言って手を止め、まるでイチモツを見せつけるように膝立ちをする。
 アイカの目は釘付けになり、その手は自然と修斗の物を握っていた。

「シュウト君の、シュウト君のチンチンを入れて欲しいの!」

 そう言いながらイチモツを撫でまわし、亀頭を自分の秘所へ向けようとする。
 修斗は無言でアイカの腰を持ち上げ、目標を定めて……貫いた。

「ああっ! 来た! なにコレ! 自分でするよりずっと気持ちいいーーー!!!」
 
 涙を流しながら喜ぶアイカは、必死に手を伸ばして修斗の首に手を回そうとする。
 だが修斗はそれに応えず、体を起こしたまま腰を乱暴に突き出す。

「シュウト君シュウト君シュウト君! 嬉しい! 本当は最初から好きだったの! こんな人と恋人になりたいって思ってたの!」

 思わぬ場面で告白されたが、修斗にとっては珍しい事でもないため、特に感情の変化はない。
 だが数日ぶりの感覚に、思った以上に体は敏感になっていた。
 修斗にしては随分と早く、そして大量の精液をアイカの中に注ぎ込むと、今度はアイカを座ったまま抱きかかえ、抜くことなく立ち上がる。

「ヒグゥ! まだ、まだ奥に入ってきゅる!」

 アイカ自身の体重がそのまま挿入の力になり、それだけでアイカはイッてしまう。
 その後数時間はアイカを犯しまくるのだが、アイカが気を失ったのでその手を止めた。

 収まる事のないイチモツを晒したまま部屋を出ると、次はヴァージニアの部屋へと入っていく。
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