ステータスを好きにイジって遊んでたら、嫁たちが国造りを始めました

内海

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第3章 異世界召喚

第88話 人間の遺伝子

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 修斗の体にまとわりついた炎を指を鳴らして吹き飛ばし、改めてサキュバスのラライラ・ライラを見る。
 一度膝をついてしまったが、どうやら炎で酸欠になり、軽い立ち眩みが起きた様だ。

「丁度いい暖かさだったが、服を燃やされては暖房器具としては落第だな」

 シーツを燃やされて裸になってしまい、修斗は一糸まとわぬ姿でラライラ・ライラへと歩みを進める。
 その体にはススすら付いていない。

「な、なんだいお前は……人間モドキがフレイムクリングスを食らって平気なわけがない!」

「現に平気なんだ。それに俺は人間モドキじゃない」

「なにをバカな事を……!!! まさかお前は勇者か!」

「そうだな。そう言われている」

「へぇそうかいそうかい、勇者がこんな所で1人でいるなんてねぇ。わたしはツいてるね」

 先ほどまでの態度とは打って変わり、今はイヤらしい笑顔で修斗を見ている。
 そして体をくねらせて、まるで修斗を誘惑するように近づく。

「人間なら人間って言ってくれればいいじゃないか。わたしは人間の味方なんだからさ」

 修斗の正面に来ると、腕を修斗の首に回し、胸の谷間を見せつけるようにする。
 
「ふふふ、坊やだって好きだろう? こんなにいいモノを持っているんだからさ」

 片手を修斗の股間に当て、ゆっくりとしごき始める。
 イチモツはムクムクと大きくなると、ラライラ・ライラはしゃがみ込み、ゆっくりとしゃぶり始める。
 長い舌をイチモツ全体にからませ、修斗の巨大なイチモツを完全に咥えこむと、頭を大きく動かして刺激を与え続ける。

 まもなく臨界点に到達し、修斗はラライラ・ライラの口の中へと欲望を吐き出した。
 するとどうだろう、またもやラライラ・ライラの様子が一変する。

「ああ、ああ! 人間の、人間の遺伝子だ! もっとよこせ! もっと! もっと!」

 表情が変わり、今度はイチモツを咥えるだけではなく、袋まで一緒に口に含んでいく。
 すると目の色が赤く変わり、袋ごとイチモツを噛み切ろうと鋭い牙が生えてきた!

 口を大きく開き、一気に噛み切ろうとするが、突然、ラライラ・ライラの上半身が持ち上がる。
 修斗が股間に力を入れたのだ。
 喉の奥深くまでくわえていたラライラ・ライラは、修斗のイチモツの力だけで体を前屈ぜんくつのようにくの字に曲げられ、必死に抜こうと暴れている。

「どうしたんだ? エロいのは衣装だけで、中身はからっきしか? もっと気持ちよくさせろよ」

 ラライラ・ライラに咥えさせたまま、目の前にある背中に手を這わせる。
 そして腰のあたりを持ち、まるでオナホのように上下させた。

「ガホァ! げぼ が! うげ ゴボ!」

 足が地面を探し、手が掴まる物を探して動き回るが、それ以上に激しい上下運動によって妨害される。
 豊かな胸だけが規則正しく上下している。
 しばらくは手足が暴れていたが、それも無くなり、力なく上下運動のされるがままになってしまった。

 そして2回目の射精が終わり、ラライラ・ライラをイチモツから引き抜くと、その辺の地面に投げ捨ててイスに座る。

「つまらん。サキュバスだからと期待したのに、この程度か」

 足を組み、動かなくなったラライラ・ライラを見下す。
 ピクリと手が動き、ゆっくりと上半身を起こすと、這いつくばりながら修斗ににじり寄る。

「にん……げん……にんげんの……いでん……し。もっと……」

 随分と遺伝子にこだわっているようだが、魔族は人間の遺伝子が必要なのだろうか。
 疑問に思った修斗は、ラライラ・ライラのステータスを確認する。

 名前:ラライラ・ライラ
 年齢:2319歳
 HP:4899
 MP:4651
 力強さ:3655
 知 力:2993
 防御力:1990
 素早さ:3017
 魅 力:5891
 状 態:混濁こんだく
 スキル:火炎魔法LV69
     魅惑LV99
     鞭技LV99

 能力値が高い。
 この世界の上限は999では無いのだろうか。
 それ以外はコレと言っておかしな点は無く、なぜ遺伝子にこだわるのかが分からない。



 一方その頃騎士団と勇者たちは、倍近い敵を前にして……圧勝していた。
 敵が弱いかと言えばそうでもなく、本来ならば騎士は1対1で勝てない相手だ。
 しかし夕食で出したヴァージニアの食事、栄養を付けてもらおうと色々モリモリにしたらしく、ドーピングになってしまったのだ。

 本来の倍近い能力が発揮され、更に興奮状態になったため、怒涛の反撃であれよあれよと終わってしまったのだ。
 そして……静かになったから終わったと思ったサキュバス達が、弱った敵の精気を吸おうと現れたのだが、何とそこに居たのは興奮状態で欲求不満の騎士達だった。

「1匹も逃がすな!」
「女だ! 女だぁ!!!」

 まるで狂ったようにサキュバスに襲い掛かり、10人以上いたサキュバスは全て捕らえられそして……騎士達の慰み者になったのだ。

 サキュバス1人で騎士10人近くを相手にし、更に溜まりに溜まった性欲は1回や2回では終わらない。
 サキュバスが陥落するのに時間はかからなかった。

 その中でも騎士団長は、1人でサキュバス1人を落としてしまった。
 それなりの歳のはずだが、剣の技術のみならず、自らの剣もたくましいようだ。

「ぶっひゃっひゃっひゃっひゃ! こいつ等ぁ溜まりまくってやがったなぁ? あ~ん?」

「毎晩声だけで我慢していたからな、仕方がない」

「それにしても騎士にあるまじき行為だ。同じ騎士として恥ずかしいよ」

「はぁ。あなた達は大丈夫なの? その……ソッチは」

「おりゃ~よぉ、決めたスケがいりゃ~そんでいいんだよぉ」

「シュウトにとってセックスは、息をするのと同じ事だからな。慣れたよ」

「私には! 愛する女性がいます! 裏切る事などあり得ません!」

 どうやら修斗に当てがわれた女性に満足しているようで、浮気をする気はないようだ。
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