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第5章 世界大戦
第214話 珍しくお怒りのマイルフィックさん
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「なんだよ、偉そうな事いっときながら逃げて来てんじゃん」
「面目次第もない。ワイの力がここまで届かんとは夢にも思わなかったゆえ」
ベフラウィングの司令部内で、珍しく怒っているマイルフィック。
増援を漆賢人に求め、応援としてやってきたのが12神将だったのだが、その12神将は軒並み撤退・敗退していた。
「まぁそう怒るな。9人の悪夢の騎士に手傷を負わせただけでも十分な成果ではないか」
「え~? でもさぁ、結局インドラは負けてんじゃん?」
「許されよ。侮ってはおらんのだが、相手の実力を理解できておらんかったのだ」
30前後に見える男性は、小さな金属の板を重ね合わせた金色の甲冑を着こみ、鼻の下に髭を生やしている。
目が丸くて大きいためか、どちらかというと面白い顔をしていた。
「命令でキミに指令権が移ったんだからね? 僕のせいにしないでよ?」
「心配めさるな。ワイがすべての責任を負うゆえ」
「じゃあ僕はもう寝るからね。おやすみ」
指令室の大きなテントからマイルフィックが退出すると、周囲には夜襲を終えた兵士たちが倒れ込んでいる。
そんな中を素通りし、かなり置く場った場所の小型のテントの中に入る。
「やあ待たせちゃったね」
テントの入り口を閉めると、まるで嘘のように外の音が聞えなくなる。
遮音の魔法がかかっているのだろうか。
テントの中には3人の少女が裸で手足を縛られており、そのロープは中央の支柱に結ばれていた。
ずっと泣いていたのか、目は赤くはれ、涙が乾いた跡がある。
少女たちはマイルフィックを見て少しでも離れようとするが、ロープで縛られているため動けない。
「う~ん、今日の子はいまいちだな。まあいっか、こんな日もあるよね」
この日のマイルフィックの行為は相変わらず酷かった。
ストレスが溜まっていたのか、抵抗の出来ない少女の顔を何度もビンタで叩き、無理やりペニスを挿入し、乳首が千切れるほど噛みつける。
1人目が息をしなくなると、2人目はひたすらに殴りつけた。
そして動かなくなると、3人目はナイフで血がにじむ程度の傷を無数につけ、泣き叫ぶ少女に「やかましい!」と怒鳴りつけ、肛門にナイフを根元まで突き刺す。
大量の血が流れる中で、マイルフィックは温かさから冷たさに変わる膣の感触を楽しんでいた。
「団長、お怪我の具合はどうですか?」
「ああ、問題ない。左腕を持って行かれそうになったが、何とか回避が間に合った」
ウィリアム騎士団長は鎧の上半身を脱ぎ、左腕の治療を行っていた。
インドラとの戦いで負傷した様だが、ここ数年でウィリアム騎士団長が怪我をしたのは、身内との訓練だけだったのだ。
「変わった武器だったな。剣の底からも剣が生えているとは。しかも2刀流だ」
両剣といわれる部類の武器で、かなり扱いが独特だ。
「底から出ている剣で攻撃を流されたと思ったら、本来の剣で首を狙ってくるなんてな。攻防一体にしてもアイカの技とは随分違う」
「団長そんな事を言わないでください。アイカ様と比較してしまったら、負ける可能性があるって事になってしまいます」
「アイカほど鋭くは無いから大丈夫だ、次も勝つ。それにしても12神将とは恐ろしい連中だな」
「12という事は12人居るのでしょうか?」
「恐らく、な。全員出てきているとしたら、他は2人を相手にする所があるのか、ゾッとするな」
2人ではなく3人を相手にしている場所があった。
「隊長! また空から来ます!」
「クッ! 魔法隊! 迎撃せよ!」
「うわぁあああ! 防壁を駆け上がってくる!」
「外の土をはがす!」
「ぎゃあああ!!! 何だこの音は、耳が潰れるー!」
「防壁から顔を出してはいけない! 伏せるんだ!」
フローレンス都市開発長は、3人の敵兵に翻弄されていた。
得意の土系魔法が上手く働いていないのだ。
「これは参ったぞ、空を飛ぶ敵や足音のしない敵、遠くから音で攻撃する敵か……僕の戦い方とはとことん合わないのだがね」
普段ならフローレンス都市開発長は戦闘中は土中に潜り、音を聞き分けて土を操作して戦っているのだが、空を飛んだり足音がしないとなると存在を認識できず、範囲外から攻撃されては何もできないのだ。
なので今はその場しのぎの対応しか出来ず、無駄に体力を消耗していた。
「おいおいアニラ、子供をイジメちゃ~いけねえぜ」
「いやいやマホーラガ、あれを子供と思っちゃいけないんだよ?」
「静かにしなーやお前達。このキンナラの声が聞こえにくくなるではなーか」
12神将の3人が、小柄なフローレンス都市開発長をもてあそんでいる。
アニラは風を操って空を舞い、フローレンス都市開発長の手の届かない場所から攻撃をして来る。
マホーラガは足音を立てずに忍び寄り、気が付くとそこにいる。
キンナラは遠方から音で攻撃し、不用意に防壁から顔を出すと耳が潰れそうになる。
そう、どれもこれもが土とは相性が悪すぎるのだ。
「面目次第もない。ワイの力がここまで届かんとは夢にも思わなかったゆえ」
ベフラウィングの司令部内で、珍しく怒っているマイルフィック。
増援を漆賢人に求め、応援としてやってきたのが12神将だったのだが、その12神将は軒並み撤退・敗退していた。
「まぁそう怒るな。9人の悪夢の騎士に手傷を負わせただけでも十分な成果ではないか」
「え~? でもさぁ、結局インドラは負けてんじゃん?」
「許されよ。侮ってはおらんのだが、相手の実力を理解できておらんかったのだ」
30前後に見える男性は、小さな金属の板を重ね合わせた金色の甲冑を着こみ、鼻の下に髭を生やしている。
目が丸くて大きいためか、どちらかというと面白い顔をしていた。
「命令でキミに指令権が移ったんだからね? 僕のせいにしないでよ?」
「心配めさるな。ワイがすべての責任を負うゆえ」
「じゃあ僕はもう寝るからね。おやすみ」
指令室の大きなテントからマイルフィックが退出すると、周囲には夜襲を終えた兵士たちが倒れ込んでいる。
そんな中を素通りし、かなり置く場った場所の小型のテントの中に入る。
「やあ待たせちゃったね」
テントの入り口を閉めると、まるで嘘のように外の音が聞えなくなる。
遮音の魔法がかかっているのだろうか。
テントの中には3人の少女が裸で手足を縛られており、そのロープは中央の支柱に結ばれていた。
ずっと泣いていたのか、目は赤くはれ、涙が乾いた跡がある。
少女たちはマイルフィックを見て少しでも離れようとするが、ロープで縛られているため動けない。
「う~ん、今日の子はいまいちだな。まあいっか、こんな日もあるよね」
この日のマイルフィックの行為は相変わらず酷かった。
ストレスが溜まっていたのか、抵抗の出来ない少女の顔を何度もビンタで叩き、無理やりペニスを挿入し、乳首が千切れるほど噛みつける。
1人目が息をしなくなると、2人目はひたすらに殴りつけた。
そして動かなくなると、3人目はナイフで血がにじむ程度の傷を無数につけ、泣き叫ぶ少女に「やかましい!」と怒鳴りつけ、肛門にナイフを根元まで突き刺す。
大量の血が流れる中で、マイルフィックは温かさから冷たさに変わる膣の感触を楽しんでいた。
「団長、お怪我の具合はどうですか?」
「ああ、問題ない。左腕を持って行かれそうになったが、何とか回避が間に合った」
ウィリアム騎士団長は鎧の上半身を脱ぎ、左腕の治療を行っていた。
インドラとの戦いで負傷した様だが、ここ数年でウィリアム騎士団長が怪我をしたのは、身内との訓練だけだったのだ。
「変わった武器だったな。剣の底からも剣が生えているとは。しかも2刀流だ」
両剣といわれる部類の武器で、かなり扱いが独特だ。
「底から出ている剣で攻撃を流されたと思ったら、本来の剣で首を狙ってくるなんてな。攻防一体にしてもアイカの技とは随分違う」
「団長そんな事を言わないでください。アイカ様と比較してしまったら、負ける可能性があるって事になってしまいます」
「アイカほど鋭くは無いから大丈夫だ、次も勝つ。それにしても12神将とは恐ろしい連中だな」
「12という事は12人居るのでしょうか?」
「恐らく、な。全員出てきているとしたら、他は2人を相手にする所があるのか、ゾッとするな」
2人ではなく3人を相手にしている場所があった。
「隊長! また空から来ます!」
「クッ! 魔法隊! 迎撃せよ!」
「うわぁあああ! 防壁を駆け上がってくる!」
「外の土をはがす!」
「ぎゃあああ!!! 何だこの音は、耳が潰れるー!」
「防壁から顔を出してはいけない! 伏せるんだ!」
フローレンス都市開発長は、3人の敵兵に翻弄されていた。
得意の土系魔法が上手く働いていないのだ。
「これは参ったぞ、空を飛ぶ敵や足音のしない敵、遠くから音で攻撃する敵か……僕の戦い方とはとことん合わないのだがね」
普段ならフローレンス都市開発長は戦闘中は土中に潜り、音を聞き分けて土を操作して戦っているのだが、空を飛んだり足音がしないとなると存在を認識できず、範囲外から攻撃されては何もできないのだ。
なので今はその場しのぎの対応しか出来ず、無駄に体力を消耗していた。
「おいおいアニラ、子供をイジメちゃ~いけねえぜ」
「いやいやマホーラガ、あれを子供と思っちゃいけないんだよ?」
「静かにしなーやお前達。このキンナラの声が聞こえにくくなるではなーか」
12神将の3人が、小柄なフローレンス都市開発長をもてあそんでいる。
アニラは風を操って空を舞い、フローレンス都市開発長の手の届かない場所から攻撃をして来る。
マホーラガは足音を立てずに忍び寄り、気が付くとそこにいる。
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