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11.上を向いて歩こう
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翌朝、ゴブリンの洞窟を塞ぐべくカモフラージュに使われていた岩を使う事にした。入り口を少し入ったところに沢山放り込んで、後はとにかく入り口を破壊しまくった。
一部分だけ土砂崩れがあったような感じになり、洞窟の中に入るのは困難な状態になったのでもう使えないだろう。
「よし、じゃあ帰るとするか」
アズベルの掛け声で全員が馬に乗り街への帰路に就いた。
― ― ― ― ―
その日の夜には、街へ到着した。
今知ったけど、この街の名前はエリクセンというらしい。
一番最初に入った街はアグレス、昼からの護衛で向かったのがバグレス。
距離でいうとエリクセンからアグレスが馬車で三日、アグレスからバグレスは馬車で半日だ。
ギルドへ報告に行くと、受付の女性は相変わらず元気だった。
「おっかえりなさ~い!随分早かったね。まさか空振りって事はないよね?」
「空振りどころか何回も死にそうになったぜ」
「え!ゴブリンだよね!?」
「キングやらウォーリアーやらシャーマンやら、しかも罠にはめられた」
受付の女性の顔色が変わる。
「ちょっと詳しく聞きたいから二階に来て」
混み入った話がある時は二階に行くのが定番らしい。アセリアの居場所を聞きたいのに……
「ギルマスが来るから座って待ってて。お茶いれてくる」
二階の部屋に案内されると、バグレスで入った部屋とほぼ同じ作りだった。
各々がソファーに腰かけるとアズベルに訊ねた。
「アセリアの居場所はどこなんだ?」
「ああ、飯屋に住み込みで働いてるよ。今日は報告で行けそうにないな」
随分と疲れているようで、半分寝るような格好でソファーに座っている。
「じゃあ明日……」
「明日は彼女休みだよ」
ちくしょう。
「明日……案内するから朝飯をそこで食おう」
「わかった」
会えるのは明後日か。
ああ、ゴフリンの駆除が一日で終わったからか。
予定では明日帰ってくるはずだったから丁度良かったんだな。
ギルドマスターが部屋に入ってきた。
白髪混じりのどこにでも居そうな普通のおじさんが現れたから説明を始めたが、終わらない……細かい……延々と一から十まで説明させられた……疲れた。
翌朝アズベルと合流してアセリアが働いている飯屋で朝食を食べた。
店はかなり大きく朝でも二十人以上の客が入っており、メニューを見た感じだとファミレスみたいな印象だった。
朝昼のメニューは同じで、夜になると変わるらしい。
それにしてもアズベルは随分彼女の事について詳しいな、休みの日まで知ってるし……まさか……まさか!お兄さん!?と思ったらシフト表が貼ってあった。
アズベルと別れて、俺はしずかにキャラチェンジする事にした。
― ― ―
この街に来た時に鍛冶屋さんは一通り見ましたから目星はついています。
後は快く炉を貸してくれればいいのですが……
こちらのお店は炉が三つあり、二つは職人さんが使っていますが一つは空いているようです。
「おはようございます」
お店に入ると親方さんらしき人が手を止めて私を睨みます。
「何の用だ。修理依頼か?」
親方さんは髭が凄くて顔の輪郭が分かりません。小柄でずんぐりしていますが筋肉質のようです。
「修理依頼ではないのですが、こちらの炉を貸していただけないでしょうか?」
親方さんは空いている炉と私を見ました。
「あんた名前は」
「申し遅れました、しずかといいます」
「そうか、壊さなければ好きにしていいぞ」
「ありがとうございます」
いい人そうでよかったです。ラマから道具を出してユグドラの装備の点検をしましょう。
うーん、バトルアックスが随分と傷んでいますね。
オーガ・ゴブリンと戦いましたしオーガとは力比べまでしましたから。
小型の斧・ハチェットは刃は研ぐだけで大丈夫ですが、木製の柄が傷だらけです。
ゴブリンの剣を受けた時の傷が深いですね。
鎧関係は矢を受けたらしいへこみが数か所ありますが、表面が薄く削れているだけなので簡単な補修で大丈夫でしょう。
さて、バトルアックスは熱して叩き直しましょう。
多少の変形もありますから。
炉で真っ赤に熱してへこみや歪みを丁寧に叩いて直し、刃は欠けている場所を叩いて伸ばし、形を整えます。
やっぱり石の棍棒を斬ったり洞窟を塞ぐのに岩肌を叩きまくったのが影響していますね。
もっと丁寧に使ってもらわないと……私ですが。
バトルアックスとハチェットは研ぎまで終わり、鎧も補修が出来たので完了です。
問題はハチェットです。
このまま木の柄を使っていると、そのうち折れてしまいます。
柄を金属にしましょうか?でもハチェットは軽くて取り回しが良いのが利点であって……うーん。
ああ、要は表面が削れなければいいのです。
じゃあ木製の柄に薄い金属板を巻けばいいのではないでしょうか。
早速新しい木の棒を削って柄を作り、手で持つ部分以外を少し細くします。
細い所に巻く固い金属板を熱して叩いて巻きマキまき……
これは中々難しいですね。
やっと、かなり苦労して隙間なく巻けました。
みっともない隙間とはおさらばです。
これに刃をはめ込んでっと。
少し振り回してみましたが、少し重いかもしれませんがユグドラの力なら問題ないでしょう、完了です。
「ふぅ」
ハチェットを台に置くと親方さんに話しかけられました。
「いい腕をしているな。ウチで働かないか?」
まさかのスカウトです。
「すみません、まだしばらくは旅を続けたいので……」
「そうか。ならこの街にいる時は炉を使っていい」
そういって親方さんは仕事に戻りました。自分の腕を認めてもらえてとても嬉しいです。
さあ今日は色々と買い出しをしないといけません。
昨日のパーティーの時は仲間を助ける為に戦線から離れてしまいました。
私の戦力的にそれはいけません。
常に前線に立っているのが理想です。
ですが回復が追いつかない時は必ず出てくるでしょう。
なので回復ポーションを作ります。
あらかじめ全員に数本渡しておくか回復役に渡しておくかはその時に考えますが、有れば有るだけ生存率は上がるでしょう。
後はこの世界の素材の確認です。
金属や繊維の質はもちろん加工の仕方も見ておかないと、テレポートリングの様な古文書レベルの物を人に渡しかねません。
必要な材料を買いながら仕立て屋さんや金属製品を見て回ります。
繊維の質や加工自体は私が作ったものと大きく差は無いようです。
商店で鉄のインゴットを見せてもらいましたが、あまり質は良くありません。
鉄鉱石自体が悪いのか加工の仕方が悪いのか……暇を見て砂鉄を収集した方が良いかもしれないですね。
一番気になったのが木材加工です。鉄製品の質が悪いので木材の加工も荒いです。
表面を磨いて誤魔化していますが、良く見るとあちこちが歪んでいます。
うーん、これは手持ちの材料は当分の間自分専用ですね。
冒険者さん達の修理に少し使ってしまいましたが、これからは鉄は現地調達にしましょう。
一通り買い物や調べ物が終わりお店で服を見ていると、アセリアさんを発見してしまいました。
お店の前の通りをうつむきながら歩いていて元気がありません。
声をかけたいですが、しずかでは赤の他人です。
なにがあったのでしょうか……嫌なことがあったのでしょうか失敗したのでしょうか落とし物をしたのでしょうか。
声を掛けられないのがとてももどかしい。しずかで仲良くなれないでしょうか。
後をつけ回す訳にもいかず、私はアセリアさんの後姿をただ眺めていました。
一部分だけ土砂崩れがあったような感じになり、洞窟の中に入るのは困難な状態になったのでもう使えないだろう。
「よし、じゃあ帰るとするか」
アズベルの掛け声で全員が馬に乗り街への帰路に就いた。
― ― ― ― ―
その日の夜には、街へ到着した。
今知ったけど、この街の名前はエリクセンというらしい。
一番最初に入った街はアグレス、昼からの護衛で向かったのがバグレス。
距離でいうとエリクセンからアグレスが馬車で三日、アグレスからバグレスは馬車で半日だ。
ギルドへ報告に行くと、受付の女性は相変わらず元気だった。
「おっかえりなさ~い!随分早かったね。まさか空振りって事はないよね?」
「空振りどころか何回も死にそうになったぜ」
「え!ゴブリンだよね!?」
「キングやらウォーリアーやらシャーマンやら、しかも罠にはめられた」
受付の女性の顔色が変わる。
「ちょっと詳しく聞きたいから二階に来て」
混み入った話がある時は二階に行くのが定番らしい。アセリアの居場所を聞きたいのに……
「ギルマスが来るから座って待ってて。お茶いれてくる」
二階の部屋に案内されると、バグレスで入った部屋とほぼ同じ作りだった。
各々がソファーに腰かけるとアズベルに訊ねた。
「アセリアの居場所はどこなんだ?」
「ああ、飯屋に住み込みで働いてるよ。今日は報告で行けそうにないな」
随分と疲れているようで、半分寝るような格好でソファーに座っている。
「じゃあ明日……」
「明日は彼女休みだよ」
ちくしょう。
「明日……案内するから朝飯をそこで食おう」
「わかった」
会えるのは明後日か。
ああ、ゴフリンの駆除が一日で終わったからか。
予定では明日帰ってくるはずだったから丁度良かったんだな。
ギルドマスターが部屋に入ってきた。
白髪混じりのどこにでも居そうな普通のおじさんが現れたから説明を始めたが、終わらない……細かい……延々と一から十まで説明させられた……疲れた。
翌朝アズベルと合流してアセリアが働いている飯屋で朝食を食べた。
店はかなり大きく朝でも二十人以上の客が入っており、メニューを見た感じだとファミレスみたいな印象だった。
朝昼のメニューは同じで、夜になると変わるらしい。
それにしてもアズベルは随分彼女の事について詳しいな、休みの日まで知ってるし……まさか……まさか!お兄さん!?と思ったらシフト表が貼ってあった。
アズベルと別れて、俺はしずかにキャラチェンジする事にした。
― ― ―
この街に来た時に鍛冶屋さんは一通り見ましたから目星はついています。
後は快く炉を貸してくれればいいのですが……
こちらのお店は炉が三つあり、二つは職人さんが使っていますが一つは空いているようです。
「おはようございます」
お店に入ると親方さんらしき人が手を止めて私を睨みます。
「何の用だ。修理依頼か?」
親方さんは髭が凄くて顔の輪郭が分かりません。小柄でずんぐりしていますが筋肉質のようです。
「修理依頼ではないのですが、こちらの炉を貸していただけないでしょうか?」
親方さんは空いている炉と私を見ました。
「あんた名前は」
「申し遅れました、しずかといいます」
「そうか、壊さなければ好きにしていいぞ」
「ありがとうございます」
いい人そうでよかったです。ラマから道具を出してユグドラの装備の点検をしましょう。
うーん、バトルアックスが随分と傷んでいますね。
オーガ・ゴブリンと戦いましたしオーガとは力比べまでしましたから。
小型の斧・ハチェットは刃は研ぐだけで大丈夫ですが、木製の柄が傷だらけです。
ゴブリンの剣を受けた時の傷が深いですね。
鎧関係は矢を受けたらしいへこみが数か所ありますが、表面が薄く削れているだけなので簡単な補修で大丈夫でしょう。
さて、バトルアックスは熱して叩き直しましょう。
多少の変形もありますから。
炉で真っ赤に熱してへこみや歪みを丁寧に叩いて直し、刃は欠けている場所を叩いて伸ばし、形を整えます。
やっぱり石の棍棒を斬ったり洞窟を塞ぐのに岩肌を叩きまくったのが影響していますね。
もっと丁寧に使ってもらわないと……私ですが。
バトルアックスとハチェットは研ぎまで終わり、鎧も補修が出来たので完了です。
問題はハチェットです。
このまま木の柄を使っていると、そのうち折れてしまいます。
柄を金属にしましょうか?でもハチェットは軽くて取り回しが良いのが利点であって……うーん。
ああ、要は表面が削れなければいいのです。
じゃあ木製の柄に薄い金属板を巻けばいいのではないでしょうか。
早速新しい木の棒を削って柄を作り、手で持つ部分以外を少し細くします。
細い所に巻く固い金属板を熱して叩いて巻きマキまき……
これは中々難しいですね。
やっと、かなり苦労して隙間なく巻けました。
みっともない隙間とはおさらばです。
これに刃をはめ込んでっと。
少し振り回してみましたが、少し重いかもしれませんがユグドラの力なら問題ないでしょう、完了です。
「ふぅ」
ハチェットを台に置くと親方さんに話しかけられました。
「いい腕をしているな。ウチで働かないか?」
まさかのスカウトです。
「すみません、まだしばらくは旅を続けたいので……」
「そうか。ならこの街にいる時は炉を使っていい」
そういって親方さんは仕事に戻りました。自分の腕を認めてもらえてとても嬉しいです。
さあ今日は色々と買い出しをしないといけません。
昨日のパーティーの時は仲間を助ける為に戦線から離れてしまいました。
私の戦力的にそれはいけません。
常に前線に立っているのが理想です。
ですが回復が追いつかない時は必ず出てくるでしょう。
なので回復ポーションを作ります。
あらかじめ全員に数本渡しておくか回復役に渡しておくかはその時に考えますが、有れば有るだけ生存率は上がるでしょう。
後はこの世界の素材の確認です。
金属や繊維の質はもちろん加工の仕方も見ておかないと、テレポートリングの様な古文書レベルの物を人に渡しかねません。
必要な材料を買いながら仕立て屋さんや金属製品を見て回ります。
繊維の質や加工自体は私が作ったものと大きく差は無いようです。
商店で鉄のインゴットを見せてもらいましたが、あまり質は良くありません。
鉄鉱石自体が悪いのか加工の仕方が悪いのか……暇を見て砂鉄を収集した方が良いかもしれないですね。
一番気になったのが木材加工です。鉄製品の質が悪いので木材の加工も荒いです。
表面を磨いて誤魔化していますが、良く見るとあちこちが歪んでいます。
うーん、これは手持ちの材料は当分の間自分専用ですね。
冒険者さん達の修理に少し使ってしまいましたが、これからは鉄は現地調達にしましょう。
一通り買い物や調べ物が終わりお店で服を見ていると、アセリアさんを発見してしまいました。
お店の前の通りをうつむきながら歩いていて元気がありません。
声をかけたいですが、しずかでは赤の他人です。
なにがあったのでしょうか……嫌なことがあったのでしょうか失敗したのでしょうか落とし物をしたのでしょうか。
声を掛けられないのがとてももどかしい。しずかで仲良くなれないでしょうか。
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