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第2章
34.アイテム、売るよ!
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「リッチの杖と首飾りで四百Gになります」
「え? 冒険者ギルドだったら五百Gだったよ?」
魔法ギルドにリッチセットを売りに来たら安くなってた。んん~? 普通は専門の所で売った方が高く売れると思うけど、なぜに百Gも安くなるかな。
「それでしたら、冒険者ギルドでお売りください」
「うんそうする」
「え?」
リッチ十二セットをバッグに入れようとしたら、ウィルオーウィスプのケースと魔法の書が邪魔だったから、一旦カウンターに出して、また入れた。
「あの! い、今のは何でしょうか!?」
魔法ギルドのお姉さんが超あせっている。おやおや、何かありましたかな?
「え? リッチの杖と首飾りですが?」
「そうではなく! 魔法の書とガラスに入った炎の事です!」
「ああ、ガラス内に召喚されたウィルオーウィスプと、リッチかリッチロードが作った魔法の書の事でしょうか?」
「がっガラス内に召喚!? モンスターが作った魔法の書!?」
「じゃあ冒険者ギルドに売ってきます」
「まってくださーーーーーいいいいい!」
お姉さんがカウンターからダッシュで出てきて私の腕を引っ張った。
「買い取ります! いえ買い取らせてください!」
「でも冒険者ギルドで売った方が高いし」
「五〇〇Gで買い取りますから!」
「それだと冒険者ギルドでいいし」
「五五〇! 五五〇G出します!」
「百G安かったのに、上は五〇Gなの?」
「ろっ……六〇〇Gで買い取ります」
「六〇〇Gが十二セットで七二〇〇Gですよ?」
「はい、だからガラスケースと、魔法の書を買い取らせてください!」
「これっていくらなんですか?」
「あの、流石に私の一存では無理なので、ギルドマスターを呼んできます。二階の部屋でお待ちください」
あ、やっぱり二階の部屋なんだ。
案内されて二階の部屋のソファーに座った。
うん、冒険者ギルドと作りが同じだね! お茶とお茶菓子をくれたので美味しく食べてたら、凄い美人なお姉さんが入ってきた。でも魔法使いっていうより占い師みたいな感じ。
「初めまして、当ギルドへようこそ。ギルドマスターのハリスです。今日は面白い物をお持ちいただけたそうですね」
「初めまして~ディータです! えっとね、リッチの杖と首飾りが十二セットと、ウィルオーウィスプが召喚されてるガラスケースと、リッチかリッチロードが作った魔法の書だね」
「ガラスケースと魔法の書を、見せていただいてよろしいでしょうか?」
「うん、はいコレ」
ガラスケースと魔法の書をバッグから取り出してテーブルに置いたら、ハリスさんはガラスケースを手に取ってジッと観察を始めた。
五分くらいでテーブルに戻して、次は魔法の書を手に取った。
この魔法の書は大きな百科事典くらいあるけど、紙一枚一枚が厚いから六一九ページしかない。私達が持ってる魔法の書はもっと小さくて紙も薄い。
ハリスさんは魔法の書を順番に読んでるけど、お、今度は眉が寄ったり目を細めたりしてるね~、流石にポーカーフェイスではいられませんでしたか!
少し手を振るわせて魔法の書をテーブルに置いた。
「……大変興味深い本ですね。冒険者ギルドの紹介状をお持ちのようですが、これらを一体どこで入手されたのですか?」
「えっとね、ここから馬で二日くらいの所にある山のダンジョン。昔の戦争中に作られたっていうダンジョンの調査を、冒険者ギルドの依頼で行ってきたの」
「あそこは調査隊が長い時間をかけても、中々調査が進んでいないはずですが?」
「みたいね~。だから私とユグドラで行ってきたの」
「ユグドラさん、ですか」
おお? ユグドラの名前を聞いて何か納得した顔してる。ひょっとして冒険者ギルド以外でも有名人なのかな。
「ディータさんは、ユグドラさんとは懇意な間柄なのでしょうか」
「そだね、私とユグドラとルリちゃんは、よく遊んだね」
目を大きく見開いて私を見つめた。やっぱりルリ子の噂は王都に届いてたんだね。なんとか男爵が王族にチクった以外でも名前が届いてて安心した。
「るりちゃん、とは、ドラゴンテイマーのルリ子さんの事でしょうか?」
お菓子を食べながら首を縦に振った。ケーキとかクッキーが多いけど、そろそろお饅頭が食べたくなってきた。アンコってあるのかな。
「あの方は、魔法ギルドに登録されないのですか?」
「どうかなー、自由気ままな性格だし、冒険者ギルドに登録したのだって、タダ働きが嫌だからって理由らしいし」
「そうですか……残念ですね」
目に見てションボリしてる。これは本当に残念がってるな~。まあ、自分たちの知らない魔法をバンバンつかう魔法使いを組織に入れたいってのは、当たり前っていえば~当たり前か。
「ああ失礼しました。ウィルオーウィスプのガラスケース二個と、魔法の書の買い取りでしたね。合わせて七八〇〇Gでいかがでしょうか。リッチ十二セットと合わせて一億五千Gになります」
おお、結構気前がいいんじゃないですか? 億超えたら十分だと思ってたからいい感じ。
「おっけ~、思ったより高く買い取ってくれたから、オマケでおしえたげる。一二四ページと三二二ページと四〇〇ページに書かれてるルーン文字は同じものなんだけど、内容は、発生・強大な回復、グレート・ヒールだね。第四グループの魔法だから、少し練習したら使えるんじゃないかな」
「え?ええっ!?」
慌てて本をめくって確認を始めた。
この魔法の書には第五グループまでの魔法が書かれてるから、多分リッチか魔法に超詳しい誰かが書いたものだと思う。
リコールは第四だから、使えるようになれば多少は便利になるんじゃないかな~。
ゲートは第七だから当分先だと思う。あ、マークが使えないと意味無いか。
「これが……グレート・ヒールの呪文……」
本に食いつきそうな勢いで読んでる。この世界の魔法使いはファイヤーボールまでしか使っているのを見た事が無いから、第三グループまでしか知られてない。しかも第三も全部は使えてない感じだから、魔法技術が一段階上がるかも?
「え? あれ? ルーン文字を読めるんですか? 第四グループって知っているってことは、使えるんですかディータさん!」
「うん、もう少し上の魔法も使えるよ」
もう少しっていっても第八だから、最終グループだね~。
「魔法ギルドに入ってくだ」
「やです」
言葉を遮って丁寧にお断りいたします。ヤダもん。
「泣きそうな顔してもヤなものはヤなの」
「今なら洗剤も付けますから~」
「新聞の勧誘か!」
「何それ新しい魔法!?」
「ちっがーう!」
何とか断って、お金をもらって出てきた。
最後のハリスさんは、最初のイメージと全く違っててビックリしたよ。
次は錬金術ギルドで薬を売ってこよう。
と、その前に。薬が何か調べたいから、適当な宿で部屋を借りてしずかにチェンジしよう。
ー ー ー
あの子は何を考えているんでしょうか。
ここは連れ込み宿です……ラブホですよラブホ。ご休憩が安いからって何を考えているのか分かりません。
入ってしまったものは仕方がありません、調べてさっさと出ましょう。
でも実はある程度予想は付いています。臭いと色と……この味、マジックポーションでしょうね。恐らくはリッチが、召喚の為のマジックポイントの回復に使っていたのでしょう。
それにしても中々の代物ですねコレ。ルリ子とディータのMPも、半分近く回復できるのではないでしょうか。この世界にもこんなに良い物があったんですね、嬉しい限りです。
ダンジョンから持ってきたポーションは十個。
以前錬金術ギルドで見た限り、マジックポーションの上物でもMPが五〇しか回復しないモノでしたから、コレは最上級品といった所でしょう。とはいえ買取価格は十Gが良い所でしょうね。
じゃあさっさとディータに戻って、錬金術ギルドへ向かいましょう。
ー ー ー
「ちわっすちわっす! コレ買い取ってくださーい!」
「誰だいアンタは」
受付のお姉さんに睨まれた、怖いぃぃぃ!
というのは冗談で、ここのお姉さんは目つきが悪くて言葉遣いが悪くて、すぐに手が出るだけでいい人なん……アレ? 普通に怖い人じゃね?
「ここここれを買い取ってくださいデス」
「あん? なんだい全くこのクソ忙しい時に」
ポーションを十個カウンターに並べると、お姉さんは順番に調べ始めた。
「ちょっと待ってな」
「ハイ!」
そういってポーションを全部持って、部屋の中に入って行った。
十分後、ポーションをもってお姉さんが出てきた。
「一本二十Gだね、それ以上は出せない」
「あれ? 結構高値が付いたゾ?」
「どこから持ってきたのかしらねーけど、冒険者ギルドの紹介状を持ってる奴なら盗んだもんじゃねーだろうしな。良いモノには良い金を払う、あたりまえだろ」
やっぱりお姉さんは良い人だ!
「板とコインとどっちがいい?」
「あ、板あるんですか?」
「珍しくあるな」
「じゃあ板でお願いしまっす!」
「はいよ、金版二枚ね。また良いもんが入ったら持ってきな」
「了解でっす!」
錬金術ギルドを後にした。
おー初めて見たよ金貨板。百Gの価値があるっていう大きな板だよ! 単純に金貨百枚を溶かして板にしただけなんだろうけど、迫力が違うね! それにしても重いね!
さてっと、これでダンジョン攻略の任務は一通り終わったね。私は暫く眠るとしよう。
といっても本当に寝ちゃうとリアちゃんが心配するから、街の裏路地で潜伏で姿を消してから、リコールで街の外の森にゴー&ユグドラにキャラチェンだ!
ー ー ー
あー何だろうこの疲労感。今回俺は何もしてないはずなのに、凄く疲れている。
これはアレだな、原因は分かってる。リアとしばらく会っていないからだ!!
もう一刻の猶予も無い、ギルドへ直行だ!
「え? 冒険者ギルドだったら五百Gだったよ?」
魔法ギルドにリッチセットを売りに来たら安くなってた。んん~? 普通は専門の所で売った方が高く売れると思うけど、なぜに百Gも安くなるかな。
「それでしたら、冒険者ギルドでお売りください」
「うんそうする」
「え?」
リッチ十二セットをバッグに入れようとしたら、ウィルオーウィスプのケースと魔法の書が邪魔だったから、一旦カウンターに出して、また入れた。
「あの! い、今のは何でしょうか!?」
魔法ギルドのお姉さんが超あせっている。おやおや、何かありましたかな?
「え? リッチの杖と首飾りですが?」
「そうではなく! 魔法の書とガラスに入った炎の事です!」
「ああ、ガラス内に召喚されたウィルオーウィスプと、リッチかリッチロードが作った魔法の書の事でしょうか?」
「がっガラス内に召喚!? モンスターが作った魔法の書!?」
「じゃあ冒険者ギルドに売ってきます」
「まってくださーーーーーいいいいい!」
お姉さんがカウンターからダッシュで出てきて私の腕を引っ張った。
「買い取ります! いえ買い取らせてください!」
「でも冒険者ギルドで売った方が高いし」
「五〇〇Gで買い取りますから!」
「それだと冒険者ギルドでいいし」
「五五〇! 五五〇G出します!」
「百G安かったのに、上は五〇Gなの?」
「ろっ……六〇〇Gで買い取ります」
「六〇〇Gが十二セットで七二〇〇Gですよ?」
「はい、だからガラスケースと、魔法の書を買い取らせてください!」
「これっていくらなんですか?」
「あの、流石に私の一存では無理なので、ギルドマスターを呼んできます。二階の部屋でお待ちください」
あ、やっぱり二階の部屋なんだ。
案内されて二階の部屋のソファーに座った。
うん、冒険者ギルドと作りが同じだね! お茶とお茶菓子をくれたので美味しく食べてたら、凄い美人なお姉さんが入ってきた。でも魔法使いっていうより占い師みたいな感じ。
「初めまして、当ギルドへようこそ。ギルドマスターのハリスです。今日は面白い物をお持ちいただけたそうですね」
「初めまして~ディータです! えっとね、リッチの杖と首飾りが十二セットと、ウィルオーウィスプが召喚されてるガラスケースと、リッチかリッチロードが作った魔法の書だね」
「ガラスケースと魔法の書を、見せていただいてよろしいでしょうか?」
「うん、はいコレ」
ガラスケースと魔法の書をバッグから取り出してテーブルに置いたら、ハリスさんはガラスケースを手に取ってジッと観察を始めた。
五分くらいでテーブルに戻して、次は魔法の書を手に取った。
この魔法の書は大きな百科事典くらいあるけど、紙一枚一枚が厚いから六一九ページしかない。私達が持ってる魔法の書はもっと小さくて紙も薄い。
ハリスさんは魔法の書を順番に読んでるけど、お、今度は眉が寄ったり目を細めたりしてるね~、流石にポーカーフェイスではいられませんでしたか!
少し手を振るわせて魔法の書をテーブルに置いた。
「……大変興味深い本ですね。冒険者ギルドの紹介状をお持ちのようですが、これらを一体どこで入手されたのですか?」
「えっとね、ここから馬で二日くらいの所にある山のダンジョン。昔の戦争中に作られたっていうダンジョンの調査を、冒険者ギルドの依頼で行ってきたの」
「あそこは調査隊が長い時間をかけても、中々調査が進んでいないはずですが?」
「みたいね~。だから私とユグドラで行ってきたの」
「ユグドラさん、ですか」
おお? ユグドラの名前を聞いて何か納得した顔してる。ひょっとして冒険者ギルド以外でも有名人なのかな。
「ディータさんは、ユグドラさんとは懇意な間柄なのでしょうか」
「そだね、私とユグドラとルリちゃんは、よく遊んだね」
目を大きく見開いて私を見つめた。やっぱりルリ子の噂は王都に届いてたんだね。なんとか男爵が王族にチクった以外でも名前が届いてて安心した。
「るりちゃん、とは、ドラゴンテイマーのルリ子さんの事でしょうか?」
お菓子を食べながら首を縦に振った。ケーキとかクッキーが多いけど、そろそろお饅頭が食べたくなってきた。アンコってあるのかな。
「あの方は、魔法ギルドに登録されないのですか?」
「どうかなー、自由気ままな性格だし、冒険者ギルドに登録したのだって、タダ働きが嫌だからって理由らしいし」
「そうですか……残念ですね」
目に見てションボリしてる。これは本当に残念がってるな~。まあ、自分たちの知らない魔法をバンバンつかう魔法使いを組織に入れたいってのは、当たり前っていえば~当たり前か。
「ああ失礼しました。ウィルオーウィスプのガラスケース二個と、魔法の書の買い取りでしたね。合わせて七八〇〇Gでいかがでしょうか。リッチ十二セットと合わせて一億五千Gになります」
おお、結構気前がいいんじゃないですか? 億超えたら十分だと思ってたからいい感じ。
「おっけ~、思ったより高く買い取ってくれたから、オマケでおしえたげる。一二四ページと三二二ページと四〇〇ページに書かれてるルーン文字は同じものなんだけど、内容は、発生・強大な回復、グレート・ヒールだね。第四グループの魔法だから、少し練習したら使えるんじゃないかな」
「え?ええっ!?」
慌てて本をめくって確認を始めた。
この魔法の書には第五グループまでの魔法が書かれてるから、多分リッチか魔法に超詳しい誰かが書いたものだと思う。
リコールは第四だから、使えるようになれば多少は便利になるんじゃないかな~。
ゲートは第七だから当分先だと思う。あ、マークが使えないと意味無いか。
「これが……グレート・ヒールの呪文……」
本に食いつきそうな勢いで読んでる。この世界の魔法使いはファイヤーボールまでしか使っているのを見た事が無いから、第三グループまでしか知られてない。しかも第三も全部は使えてない感じだから、魔法技術が一段階上がるかも?
「え? あれ? ルーン文字を読めるんですか? 第四グループって知っているってことは、使えるんですかディータさん!」
「うん、もう少し上の魔法も使えるよ」
もう少しっていっても第八だから、最終グループだね~。
「魔法ギルドに入ってくだ」
「やです」
言葉を遮って丁寧にお断りいたします。ヤダもん。
「泣きそうな顔してもヤなものはヤなの」
「今なら洗剤も付けますから~」
「新聞の勧誘か!」
「何それ新しい魔法!?」
「ちっがーう!」
何とか断って、お金をもらって出てきた。
最後のハリスさんは、最初のイメージと全く違っててビックリしたよ。
次は錬金術ギルドで薬を売ってこよう。
と、その前に。薬が何か調べたいから、適当な宿で部屋を借りてしずかにチェンジしよう。
ー ー ー
あの子は何を考えているんでしょうか。
ここは連れ込み宿です……ラブホですよラブホ。ご休憩が安いからって何を考えているのか分かりません。
入ってしまったものは仕方がありません、調べてさっさと出ましょう。
でも実はある程度予想は付いています。臭いと色と……この味、マジックポーションでしょうね。恐らくはリッチが、召喚の為のマジックポイントの回復に使っていたのでしょう。
それにしても中々の代物ですねコレ。ルリ子とディータのMPも、半分近く回復できるのではないでしょうか。この世界にもこんなに良い物があったんですね、嬉しい限りです。
ダンジョンから持ってきたポーションは十個。
以前錬金術ギルドで見た限り、マジックポーションの上物でもMPが五〇しか回復しないモノでしたから、コレは最上級品といった所でしょう。とはいえ買取価格は十Gが良い所でしょうね。
じゃあさっさとディータに戻って、錬金術ギルドへ向かいましょう。
ー ー ー
「ちわっすちわっす! コレ買い取ってくださーい!」
「誰だいアンタは」
受付のお姉さんに睨まれた、怖いぃぃぃ!
というのは冗談で、ここのお姉さんは目つきが悪くて言葉遣いが悪くて、すぐに手が出るだけでいい人なん……アレ? 普通に怖い人じゃね?
「ここここれを買い取ってくださいデス」
「あん? なんだい全くこのクソ忙しい時に」
ポーションを十個カウンターに並べると、お姉さんは順番に調べ始めた。
「ちょっと待ってな」
「ハイ!」
そういってポーションを全部持って、部屋の中に入って行った。
十分後、ポーションをもってお姉さんが出てきた。
「一本二十Gだね、それ以上は出せない」
「あれ? 結構高値が付いたゾ?」
「どこから持ってきたのかしらねーけど、冒険者ギルドの紹介状を持ってる奴なら盗んだもんじゃねーだろうしな。良いモノには良い金を払う、あたりまえだろ」
やっぱりお姉さんは良い人だ!
「板とコインとどっちがいい?」
「あ、板あるんですか?」
「珍しくあるな」
「じゃあ板でお願いしまっす!」
「はいよ、金版二枚ね。また良いもんが入ったら持ってきな」
「了解でっす!」
錬金術ギルドを後にした。
おー初めて見たよ金貨板。百Gの価値があるっていう大きな板だよ! 単純に金貨百枚を溶かして板にしただけなんだろうけど、迫力が違うね! それにしても重いね!
さてっと、これでダンジョン攻略の任務は一通り終わったね。私は暫く眠るとしよう。
といっても本当に寝ちゃうとリアちゃんが心配するから、街の裏路地で潜伏で姿を消してから、リコールで街の外の森にゴー&ユグドラにキャラチェンだ!
ー ー ー
あー何だろうこの疲労感。今回俺は何もしてないはずなのに、凄く疲れている。
これはアレだな、原因は分かってる。リアとしばらく会っていないからだ!!
もう一刻の猶予も無い、ギルドへ直行だ!
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