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34 いっぱいほしい*
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「ふ、悪いと思ったらできることがあるだろう?」
「な、なに……を、すればいいので」
「股を開いていやらしくおねだりしろ。穴を拓いて入れてくださいと懇願してみせろ」
「……っ!」
「冗談だ」
絶対冗談じゃない顔をしていたぞ……。
「でも、一先ずは良かった」
笑った、とても優しい笑顔で。我儘放題の暴れん坊の影さえ見えない優しくて穏やかな、慈しみ、愛しい者を見る顔で。
今までのセシリーからは到底想像すら出来ない顔だった、だから驚いて心が少しだけ揺れた気がする。そして遠い昔、どこかで見たような顔だと。
どこだろう、あやふやな記憶の内に探りを入れようとした瞬間、慣れた手つきでベッドに押し倒された。
「それはそれだが、まあ股は開いてもらおう」
「嘘……だろ?!」
呪いは解けたんだろう?!部屋をみれば何人もいた解呪士達はいつの間にかいなくなっていて、私とセシリーの二人だけだった。
「嘘じゃない。呪いとは別口でもヨかったから抱いてた」
「い、嫌だ……!」
「なんだよ、さっきまでしおらしかったのに、嫌がってんじゃねーよ!」
さほど抵抗も出来ないまま、セシリーを受け入れるしかなかった。
「あ、あああ……」
ぬぷぬぷと埋め込まれ、一番奥に先が届く。
「フレデリックは嫌でも私に抱かれないといけない」
「あ、え……ど、どうして……」
何度されても慣れるものではない。痛みはしなくなったが、入るべき場所ではない所に、かなりの質量をねじ込まれるというのは。
きつくて圧迫感が気持ち悪いし、何より抱かれている事を強く思い知らされる。
もし、これが心から愛する相手との行為なら喜びに変わるのだろうか?
「腹の奥、ここに」
こん、と音が鳴りそうな奥壁を突かれ、ひくんと体が跳ねる。
「ひぅっ」
「ここに、魔力が溜まる袋を作った。人の精液は魔力の塊だというのは知っているよな?」
「し、知らない……」
そう、なのか?聞いた事はないけれど、人の命を作る源なんだから、膨大な魔力があっても不思議ではない。
「ここずっとお前を抱いていたのは、その袋に大量の私の魔力を溜め込んでいたからだ。それを使って内側から呪いを解いたんだ」
「そ、そう……なの?」
そんな事……あるのか?もうそれ以上奥はない場所を緩く突かれ、体がそれの良さを思い出し始める。ああ、駄目だ……その辺りは弱いんだ……。
「そうだ。今日やっといっぱいになったから、解呪出来た。そして解呪に全部使ってしまった。また溜めなければならない」
「んっ、そ、そう、いう……物、なの……ううんっ……っ」
ぞわぞわと下から這い上がる気持ち良さが気持ち悪い。どうして出すだけの場所にこんな風になるモノをつけたのか。神様と言うものは人間に何をさせたいんだろう。
「そう言うものだ。この後、あの女が何をして来るか分からん。ここの奥にまた魔力を蓄えておかなければ、また呪いに沈むぞ」
「い、嫌だ!それだけは、絶対に、嫌だ」
アージェを殺した女の思い通りになる事なんて、今後一切有り得ない!
「ならば、奥で精液を飲み込め、大量にな」
それも……嫌だが、アデリンとか言う女の呪いに比べたら全然マシだ!
「わ、分かった……お、奥に、奥にいっぱい、くれ……」
「くれ?欲しいの間違いだろう?」
「あ、うん……お、奥にいっぱい、ほ、欲しい……」
「良い子だ」
「ひゃんっ!!」
急に激しく動かれてビクンと体が耐えられない。
「だ、駄目、だっ、急、やっ!イ、イく、イくぅーーーっ!」
「ハハ!良いぞ!締めろ……っ奥に出してやるっ」
「い!いいーーーーっ!!」
頭が真っ白に弾けてセシリーの体にきつく抱きついた。あ、ああ……気持ちイイ、色々な事がどうでも良くなって、快楽だけを味わっていたくなる。
この瞬間だけは悪くないと思ってしまうのだ。
「な、なに……を、すればいいので」
「股を開いていやらしくおねだりしろ。穴を拓いて入れてくださいと懇願してみせろ」
「……っ!」
「冗談だ」
絶対冗談じゃない顔をしていたぞ……。
「でも、一先ずは良かった」
笑った、とても優しい笑顔で。我儘放題の暴れん坊の影さえ見えない優しくて穏やかな、慈しみ、愛しい者を見る顔で。
今までのセシリーからは到底想像すら出来ない顔だった、だから驚いて心が少しだけ揺れた気がする。そして遠い昔、どこかで見たような顔だと。
どこだろう、あやふやな記憶の内に探りを入れようとした瞬間、慣れた手つきでベッドに押し倒された。
「それはそれだが、まあ股は開いてもらおう」
「嘘……だろ?!」
呪いは解けたんだろう?!部屋をみれば何人もいた解呪士達はいつの間にかいなくなっていて、私とセシリーの二人だけだった。
「嘘じゃない。呪いとは別口でもヨかったから抱いてた」
「い、嫌だ……!」
「なんだよ、さっきまでしおらしかったのに、嫌がってんじゃねーよ!」
さほど抵抗も出来ないまま、セシリーを受け入れるしかなかった。
「あ、あああ……」
ぬぷぬぷと埋め込まれ、一番奥に先が届く。
「フレデリックは嫌でも私に抱かれないといけない」
「あ、え……ど、どうして……」
何度されても慣れるものではない。痛みはしなくなったが、入るべき場所ではない所に、かなりの質量をねじ込まれるというのは。
きつくて圧迫感が気持ち悪いし、何より抱かれている事を強く思い知らされる。
もし、これが心から愛する相手との行為なら喜びに変わるのだろうか?
「腹の奥、ここに」
こん、と音が鳴りそうな奥壁を突かれ、ひくんと体が跳ねる。
「ひぅっ」
「ここに、魔力が溜まる袋を作った。人の精液は魔力の塊だというのは知っているよな?」
「し、知らない……」
そう、なのか?聞いた事はないけれど、人の命を作る源なんだから、膨大な魔力があっても不思議ではない。
「ここずっとお前を抱いていたのは、その袋に大量の私の魔力を溜め込んでいたからだ。それを使って内側から呪いを解いたんだ」
「そ、そう……なの?」
そんな事……あるのか?もうそれ以上奥はない場所を緩く突かれ、体がそれの良さを思い出し始める。ああ、駄目だ……その辺りは弱いんだ……。
「そうだ。今日やっといっぱいになったから、解呪出来た。そして解呪に全部使ってしまった。また溜めなければならない」
「んっ、そ、そう、いう……物、なの……ううんっ……っ」
ぞわぞわと下から這い上がる気持ち良さが気持ち悪い。どうして出すだけの場所にこんな風になるモノをつけたのか。神様と言うものは人間に何をさせたいんだろう。
「そう言うものだ。この後、あの女が何をして来るか分からん。ここの奥にまた魔力を蓄えておかなければ、また呪いに沈むぞ」
「い、嫌だ!それだけは、絶対に、嫌だ」
アージェを殺した女の思い通りになる事なんて、今後一切有り得ない!
「ならば、奥で精液を飲み込め、大量にな」
それも……嫌だが、アデリンとか言う女の呪いに比べたら全然マシだ!
「わ、分かった……お、奥に、奥にいっぱい、くれ……」
「くれ?欲しいの間違いだろう?」
「あ、うん……お、奥にいっぱい、ほ、欲しい……」
「良い子だ」
「ひゃんっ!!」
急に激しく動かれてビクンと体が耐えられない。
「だ、駄目、だっ、急、やっ!イ、イく、イくぅーーーっ!」
「ハハ!良いぞ!締めろ……っ奥に出してやるっ」
「い!いいーーーーっ!!」
頭が真っ白に弾けてセシリーの体にきつく抱きついた。あ、ああ……気持ちイイ、色々な事がどうでも良くなって、快楽だけを味わっていたくなる。
この瞬間だけは悪くないと思ってしまうのだ。
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