【完結】廃棄王子、側妃として売られる。社畜はスローライフに戻りたいが離して貰えません!

鏑木 うりこ

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24 変形合体(?)

「うひぃ……尻が痛いよう……」

「私が薬を塗ってやろうか?」

「自分で塗れます!」

 朝一番の会話がコレとはどういうことだ。昨日3回戦以降は覚えていないんだが……?

「早く慣れると良いな?慣れると尻穴が縦に割れて来るらしいぞ」

「ひ……」

 きちんとケアしないと色々不具合があるらしいが、その辺りは長い側妃の歴史上いい薬も開発されている、らしい。しかし何?!尻穴って変形すんの?俺、大丈夫なのか??そんなの検索したこともないから分かんないよ!!

「怯えている顔も良いな、興が乗った」

「や、止めろ!朝っぱらから……っひぃ!」

 服はほぼ着ていない。誰かがガウンのような物を羽織らせていてくれたがそれも軽く結えた腰帯を引けばするりと解けてしまう。

「問題ない、それが仕事だろう?」

「うぐっ……」

 分かっている。正妃とは子供を作る時だけしか触れ合わない。かと言ってそこら辺で発散して間違って子供が出来るわけにもいかない。

「ソレイユの期待に応えてるんだろう?」

「ううっホワイト上司を失いたくない……っ」

 それにどう頑張っても俺はラムから逃げる事が出来ない。こうしてニヤつきながら冗談混じりに俺の腹を撫でたりしていたって、その気になれば無理矢理押さえつけられれば力で勝てない。

「ディエス」

「わ、分かったよ……」


「あー……」

 入る、入ってくる。違和感はあっても痛みは無かった。事前にたっぷり塗られた油だか薬だかの効果らしいが、良くもまあそんな物を作っているなと少しだけ感心する。

「力の抜き方が上手くなったな」

「う……」

 きっと「正妃」と「男の側妃」を設けるしきたりの中で生まれていった産物なんだろうな。だからといってこんなでかい物を突っ込まれて苦しくない訳がない。
 一体、俺は何をしているんだ?男にのし掛かられて、尻にアレを突っ込まれてせっせと出来もしない子作りに励んでいる。

「こんな、事……して意味なんて」

 一番奥に当たってラムは一瞬動きを止めた。ああ、息苦しい。早く、早く終わって欲しい。

「少なくても2人は感謝している。私とソレイユだ。後は私付きの侍従達も胸を撫で下ろしているだろうよ」

「どう言う……?」

「ソレイユは言わずもがな。私もね。何せ側妃候補を絞るのに時間がかかった、ちょうど良い人材がいなくてね。流石に誰でも良いわけじゃないから条件はこう見えて厳しいんだ」

 入ったまま、喋る内容に色気はないが、俺は大人しく聞いていた。そりゃあこうして皇帝と言う人間のより近い場所に侍るのだから、誰でも良いわけではないだろうけど。

「ソレイユは美しい。彼女と私は生まれた時からの婚約者であり、彼女は生まれた瞬間から「正妃」だった。そんな彼女を見て育った私はどうも目が肥えすぎてね」

 ソレイユ様。まるで太陽のような色味の美女。少しだけまだ柔らかな朝の光のような金色の波打つ髪に、よく似合う空色の瞳。そして艶然と笑う大帝国正妃の気品が備わった人。

「彼女位顔立ちの整った血筋の良い男と言う物は中々居ないんだよ。特に貴族ともなると跡継ぎ問題もあって渋る家も多い」

「そう言う、ものか?」

「ああ、その点ディエスは良いな。全てにおいて合格だ。ソレイユにも気に入られて……最高だよ」

「……っあ……」

 言葉が終わる前に緩く動かれて声が漏れる。最高、そんなの俺の覚えている中の人生でもディエスの人生でも言われた事がない言葉だ。
 誰かに求められ、褒められるなんて。

「中が柔らかい……やっぱりお前、良いな」

「あ、ち、ちょっと!待って!や、や!」




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