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53 宅飲み2回目*
「濃いな」
「そりゃあな」
「氷……」
「火の魔法の原理を理解しつつ、水と風の力で精製出来るらしい」
「……コップ一杯くらいの水とそよ風じゃ……」
「ちょっと難しそうだな」
「だよなあ~……俺、魔法の練習する……氷欲しい……」
本当は氷はある。誰かが作った便利な箱の中で作られ、厨房にきちんと置いてある。だが聞かれなかったから黙っていた。
「えっと蒸留酒ですか?では冷たい水とこお……あ、いえなんでもありません!」
気を利かせようとした侍従をちらりと見ると口をつぐんだ。有能な者ばかりで私は幸運だな。
「なんて言うか……濃い、なあ……」
「でも美味いか?」
「美味い……ような気がする?だって高いんだろう?」
「帝国皇帝に持ってくるものが安い訳がないだろう」
値段など知らない。ただ、たくさんあったものの中から特に値が張りそうなものを10本ほど持って来させた。
「じゃあ、美味い!……はず……うう~濃い、水でいいや入れよう」
高いから口に合うと決まっているはずがないのに、高いからという理由だけで無理にグラスを口に運んでいる気がする。きっともう少しすれば……。
「うぇえええ~い!ラム、飲んでるぅ??」
「お前は、誰だ?」
「俺ぇ?俺はあ、お前のぉ~ソクヒぃの田中和志だよぉ!」
ディエスは深く酔うとカズシになる。
「カズシは私の事が好きか?」
「嫌いな奴と始終一緒にいねえよ!ばっかじゃねーの?」
甘い果物の香りと酒精を纏ってカズシがグラスを振って見せる。中身が空だ、きっと入れろと言う事らしい……帝国皇帝を使うとは大それた奴め。その辺にある細工のされた瓶を取り、中身を注いでやれば
「くはーっうめー!」
本当は味なんてわからないほど酔っているのに、ぐいっとのみ干してしまう。明日は完全に二日酔いだろう。
「本当に?カズシは私の事を愛しているか?」
「おー愛してるぞう……てぇかラムはぁ愛してないヤツとヤるのかぁ?」
「必要とあらば」
くはーーーっ終わってる!と天を仰ぎ見る。
「俺はぁ愛してないヤツとヤる必要がなくてラッキーだなぁ!可哀想だなあ、ラム。慰めてやろうかあ?」
「そうだな、頼む」
「おーよしよし。ラムはいつも頑張ってるからなぁ~偉いぞ~大丈夫だからなー俺も赤い服は好きじゃないから一緒だなー」
私の黒い髪を一生懸命撫で回す手は、小さな頃の思い出の中の母の手やソレイユの手とは全く違っていたが不快ではなかった。
「カズシ、もっとだ」
「ん、良いよ~」
ケタケタと楽しそうに笑うカズシをベッドに押し倒す。
「えー!そういう慰め方ぁ?仕方ねえなあ~ラムは」
いつもなら恥じらって何かと抵抗してみせるのに、
「俺の事もヨくしてくれよお~」
尻穴まで拡げて見せてくる勢いなのはかなりそそられた。
「あっ!あんっ!あんっ!ラム、ラムっ!そこぉっ、そこ、奥ううっ!イ、イイっ!イイーーーっ!!」
「ディエス……っ、カズシ、か」
「ど、どっちでもっ、どっちも俺だああっ!い、いいから、もっと、もっと強くしてぇ!イくうっ、イくううっ!!あ、ああああーーーっ!!」
あまり長くない爪がギリッと背中を引っ掻いた。それを合図にするように中が食いちぎる勢いで締め上がりたまらず精を吐きだす。
「あ、ああ……らむぅ……きもちいぃ……中で、ああ……ん、コレ、すき……」
くふんと鼻を鳴らしながら、いつもなら気を失う瞬間にしか呟かないような事も素直に口にする。
「中に出されるのが好きなのか?」
「うん……だって気持ちいい……ラムとすんの、気持ちいいから、すきだよ。ラムはぁ?」
とろん、と涙の膜が張った金色の瞳が溶けてゆく。絶頂の余韻を味わいながら眠りに落ちるのも悪くないか。
「私も好きだよ、お前の事が」
「へへ、そうかぁ……でも今は……眠いやぁ」
瞳が細まり、閉じると同時に寝息が聞こえてきた。しょうがない奴だな、この私に後始末をさせるとは。だがそれも悪くないと思えるほど、私はディエスを気に入っているようだった。
「そりゃあな」
「氷……」
「火の魔法の原理を理解しつつ、水と風の力で精製出来るらしい」
「……コップ一杯くらいの水とそよ風じゃ……」
「ちょっと難しそうだな」
「だよなあ~……俺、魔法の練習する……氷欲しい……」
本当は氷はある。誰かが作った便利な箱の中で作られ、厨房にきちんと置いてある。だが聞かれなかったから黙っていた。
「えっと蒸留酒ですか?では冷たい水とこお……あ、いえなんでもありません!」
気を利かせようとした侍従をちらりと見ると口をつぐんだ。有能な者ばかりで私は幸運だな。
「なんて言うか……濃い、なあ……」
「でも美味いか?」
「美味い……ような気がする?だって高いんだろう?」
「帝国皇帝に持ってくるものが安い訳がないだろう」
値段など知らない。ただ、たくさんあったものの中から特に値が張りそうなものを10本ほど持って来させた。
「じゃあ、美味い!……はず……うう~濃い、水でいいや入れよう」
高いから口に合うと決まっているはずがないのに、高いからという理由だけで無理にグラスを口に運んでいる気がする。きっともう少しすれば……。
「うぇえええ~い!ラム、飲んでるぅ??」
「お前は、誰だ?」
「俺ぇ?俺はあ、お前のぉ~ソクヒぃの田中和志だよぉ!」
ディエスは深く酔うとカズシになる。
「カズシは私の事が好きか?」
「嫌いな奴と始終一緒にいねえよ!ばっかじゃねーの?」
甘い果物の香りと酒精を纏ってカズシがグラスを振って見せる。中身が空だ、きっと入れろと言う事らしい……帝国皇帝を使うとは大それた奴め。その辺にある細工のされた瓶を取り、中身を注いでやれば
「くはーっうめー!」
本当は味なんてわからないほど酔っているのに、ぐいっとのみ干してしまう。明日は完全に二日酔いだろう。
「本当に?カズシは私の事を愛しているか?」
「おー愛してるぞう……てぇかラムはぁ愛してないヤツとヤるのかぁ?」
「必要とあらば」
くはーーーっ終わってる!と天を仰ぎ見る。
「俺はぁ愛してないヤツとヤる必要がなくてラッキーだなぁ!可哀想だなあ、ラム。慰めてやろうかあ?」
「そうだな、頼む」
「おーよしよし。ラムはいつも頑張ってるからなぁ~偉いぞ~大丈夫だからなー俺も赤い服は好きじゃないから一緒だなー」
私の黒い髪を一生懸命撫で回す手は、小さな頃の思い出の中の母の手やソレイユの手とは全く違っていたが不快ではなかった。
「カズシ、もっとだ」
「ん、良いよ~」
ケタケタと楽しそうに笑うカズシをベッドに押し倒す。
「えー!そういう慰め方ぁ?仕方ねえなあ~ラムは」
いつもなら恥じらって何かと抵抗してみせるのに、
「俺の事もヨくしてくれよお~」
尻穴まで拡げて見せてくる勢いなのはかなりそそられた。
「あっ!あんっ!あんっ!ラム、ラムっ!そこぉっ、そこ、奥ううっ!イ、イイっ!イイーーーっ!!」
「ディエス……っ、カズシ、か」
「ど、どっちでもっ、どっちも俺だああっ!い、いいから、もっと、もっと強くしてぇ!イくうっ、イくううっ!!あ、ああああーーーっ!!」
あまり長くない爪がギリッと背中を引っ掻いた。それを合図にするように中が食いちぎる勢いで締め上がりたまらず精を吐きだす。
「あ、ああ……らむぅ……きもちいぃ……中で、ああ……ん、コレ、すき……」
くふんと鼻を鳴らしながら、いつもなら気を失う瞬間にしか呟かないような事も素直に口にする。
「中に出されるのが好きなのか?」
「うん……だって気持ちいい……ラムとすんの、気持ちいいから、すきだよ。ラムはぁ?」
とろん、と涙の膜が張った金色の瞳が溶けてゆく。絶頂の余韻を味わいながら眠りに落ちるのも悪くないか。
「私も好きだよ、お前の事が」
「へへ、そうかぁ……でも今は……眠いやぁ」
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