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95 凶暴熊を調教せよ
俺はソレイユ様に仁義を通しに行ったが、大仕事も着実にこなしていた。働き者だろう?
「うわあああああっ!!死なせてくださいいいいいい!!」
「ラム、あれ……」
「手が付けられん」
監禁され、さるぐつわまで嵌められていたガタイのいい騎士が泣き喚いている。うん、こいつの事俺は知ってる。あの「新年会」の会場の警備責任者、騎士団副団長の一人マキシマ・フェブローだ。
「正妃様も危険な目に合わせ、更に側妃様には生死を彷徨う大怪我!これも、これも皆、この私の不徳の致す所!!せめて死んで詫びを入れさせてくださいーーーー!」
ずっとこの調子なので、仕方がなくグルグル巻きにされて24時間監視されているんだって……。こいつを黙らせるのが目が覚めて俺が一番最初にした仕事だったんだよね。俺が姿を見せてさるぐつわを外してやったら耳が痛いくらいの大声で泣き叫び始めた。うるせえ……!マキシマは2Mに届きそうな大男なので、肺活量も凄いんだよ。
「おーし、任せろ」
俺はマキシマにズンズン近づいて行った。
「はわああああ!側妃様あ!私は私はとんでもないことをーーーー!」
「歯ぁ食いしばれこのアホーーーー!」
「ふぎょっ!」
俺は力いっぱいマシキマの顔をパンチしたのさ。
「悪いと思ったらこんな所で死ぬとか意味のない事しようとするんじゃねえ!死ぬならもっと役に立ってから死ねええええ!お前をそこまで鍛えるのにどれだけ金がかかってると思ってんだー!この阿呆!!」
「う……」
マキシマは背も高いし横幅も広いガッチリムッチリした立派な熊系副団長だ。それがボロボロ涙を零しながら
「申し訳、申し訳ございませーーーん!」
おでこを床に打ち付けながらペコペコ頭を下げるからもう大丈夫だろう。可哀想に牢の石畳にはひびが入った。
「よし、ならばキリキリ働けよ!クロードが帰ってくるまでお前がしっかりしないでどうするんだ!」
「はい……はいっ申し訳ございません!このマキシマ、目が覚め生まれ変わった心地でありますーっ!」
「良しっ!では風呂に入り身なりを整え、放棄していた職務を全うすべし!」
「今すぐに!!」
グルグル巻きにした鎖を外してやると、マキシマは敬礼した後、走って消えた。
わー!わー!
パンチ一発でカタを付けた俺に拍手喝采が巻き起こったが侍女ちゃん達が救急箱を持って走ってきたわ、分かってる……。
「折れちゃってる気がします」
「うひいん……凄く痛いよう……どうなってんだ、マキシマって顔も鍛えてるの?」
うん、マキシマの顔へのインパクトの瞬間パキョって言ったよね、パキョッて。俺の可愛い右中指が、悲しい音を立てたよね。
「……またアレのせいで怪我をしたのか?やはり処分をしてしまおう」
「やめろー!ラム!そんなことしたら俺の骨の折り損じゃねえか!」
そんな感じでマキシマは前よりバリバリ働きだしてくれた。後、聞くとコイツは頭が硬すぎてお嫁さんがいないみたい……困った奴だ。体の丈夫な女性がいたら紹介してあげよう……。
「うわあああああっ!!死なせてくださいいいいいい!!」
「ラム、あれ……」
「手が付けられん」
監禁され、さるぐつわまで嵌められていたガタイのいい騎士が泣き喚いている。うん、こいつの事俺は知ってる。あの「新年会」の会場の警備責任者、騎士団副団長の一人マキシマ・フェブローだ。
「正妃様も危険な目に合わせ、更に側妃様には生死を彷徨う大怪我!これも、これも皆、この私の不徳の致す所!!せめて死んで詫びを入れさせてくださいーーーー!」
ずっとこの調子なので、仕方がなくグルグル巻きにされて24時間監視されているんだって……。こいつを黙らせるのが目が覚めて俺が一番最初にした仕事だったんだよね。俺が姿を見せてさるぐつわを外してやったら耳が痛いくらいの大声で泣き叫び始めた。うるせえ……!マキシマは2Mに届きそうな大男なので、肺活量も凄いんだよ。
「おーし、任せろ」
俺はマキシマにズンズン近づいて行った。
「はわああああ!側妃様あ!私は私はとんでもないことをーーーー!」
「歯ぁ食いしばれこのアホーーーー!」
「ふぎょっ!」
俺は力いっぱいマシキマの顔をパンチしたのさ。
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「う……」
マキシマは背も高いし横幅も広いガッチリムッチリした立派な熊系副団長だ。それがボロボロ涙を零しながら
「申し訳、申し訳ございませーーーん!」
おでこを床に打ち付けながらペコペコ頭を下げるからもう大丈夫だろう。可哀想に牢の石畳にはひびが入った。
「よし、ならばキリキリ働けよ!クロードが帰ってくるまでお前がしっかりしないでどうするんだ!」
「はい……はいっ申し訳ございません!このマキシマ、目が覚め生まれ変わった心地でありますーっ!」
「良しっ!では風呂に入り身なりを整え、放棄していた職務を全うすべし!」
「今すぐに!!」
グルグル巻きにした鎖を外してやると、マキシマは敬礼した後、走って消えた。
わー!わー!
パンチ一発でカタを付けた俺に拍手喝采が巻き起こったが侍女ちゃん達が救急箱を持って走ってきたわ、分かってる……。
「折れちゃってる気がします」
「うひいん……凄く痛いよう……どうなってんだ、マキシマって顔も鍛えてるの?」
うん、マキシマの顔へのインパクトの瞬間パキョって言ったよね、パキョッて。俺の可愛い右中指が、悲しい音を立てたよね。
「……またアレのせいで怪我をしたのか?やはり処分をしてしまおう」
「やめろー!ラム!そんなことしたら俺の骨の折り損じゃねえか!」
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