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99 2回目の「パキョッ」
俺はまたパンチを振り被っている。殴るのはまたマキシマ・フェブローだ。
「この大馬鹿者がーーー!」
「ふぎゅる!」
戦で死ねなかった、これから自分で首を切り落として死ぬ!と騒いでいるマキシマとその部下達。代表してマキシマの顔を殴った。
「たったこれだけの事で逃げ出すなんて許されることではない!マキシマ・フェブロー!」
「ヒイイイイ!申し訳ございません、側妃様ッ!やはり私は死をもって罪を償う……」
「馬鹿もんがーー!お前のせいでイーライ様が泣くことが多くなった(ような気がする)んだぞ!責任を取らずに死に逃げるなんて許されると思うなーー!貴様らッ!!」
「な、なんてことーーーーーっ!!」
「お前達の命は全て帝国の物!勝手に捨てることは許さんと言ったのに、何を聞いているのだ!!お前らはこれから一生かけてイーライ様達皇帝のご子息を守り続けねばならん!全人生を賭けてだ!途中で職務放棄など絶対に許される事ではないッ!!」
「はひいいいい!」
マキシマ・フェブロー以下騎士達がぴしっと敬礼する。ならば良し!
「お前達は戦の血を洗い流し、これから皇子様達を守護する任務に就くのだ!当然、皇子様が命尽きるその時までだ!それまで逃げる事は許されない、それが罪を償うたった一つの方法と知れ!!」
「ハイッ!分かりましたッ側妃様ッ!」
「では行け!皇子様に汚れた格好を見せる事は許されないっ!!」
元気な返事をしてマキシマ・フェブロー以下は走って行った。
「今度は人差し指ですね」
「うえええええ……またパキョッていったよね~!」
すげえいたい!相変わらずマキシマの顔は硬い!ついでに今回はひげまで生えていたので更に凶悪に痛かった。俺の人差し指は中指に続いて名誉の負傷をしたわけだ……痛い。
「次は何と言うのだ?」
侍女ちゃんに右手に包帯を巻いてもらいながら、ラムの質問に答える。
「うーん……「貴様らの命だけで守り切れると思っているのか!貴様らの子供が皇子様、ひいては王家を守り続けるのに跡継ぎがいないなど許さぬ!!」くらいかなぁ?」
クロードの心配通り、戦場から帰ってきたマキシマ達は死のうとしていた。戦いで大した怪我をしなかったのに死のうなんてとんでもない。だから俺は指が犠牲になるのを分かっていながらまたパンチをしたのだ。俺偉い、でも俺痛い……。
「薬指が残っておるしな」
「ううう……次がない事を祈ってる~~」
俺が指をバッキバキにしながら頑張ったお陰で、マキシマ達は死ぬ気で警護を始めたので、アレッシュ様、イーライ様……あと夏に帰ってくる予定のウィルフィルド様もスクスク成長なさるだろう。
「うわーい、マキシマって熊~~」
「ははは、マキシマは中々凶暴な恐怖の血熊ですからな、振り落とされないように気を付けてくださいよ」
子供達を背中に乗せてノッシノシと歩きまわったりする姿は完全に熊さんで良い乗り物になったようだ。そのまま乗り続けるならアレッシュ様辺りにお腹に「金」って書いた金太郎スタイルの服を提案せねばなるまい。
「この大馬鹿者がーーー!」
「ふぎゅる!」
戦で死ねなかった、これから自分で首を切り落として死ぬ!と騒いでいるマキシマとその部下達。代表してマキシマの顔を殴った。
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「な、なんてことーーーーーっ!!」
「お前達の命は全て帝国の物!勝手に捨てることは許さんと言ったのに、何を聞いているのだ!!お前らはこれから一生かけてイーライ様達皇帝のご子息を守り続けねばならん!全人生を賭けてだ!途中で職務放棄など絶対に許される事ではないッ!!」
「はひいいいい!」
マキシマ・フェブロー以下騎士達がぴしっと敬礼する。ならば良し!
「お前達は戦の血を洗い流し、これから皇子様達を守護する任務に就くのだ!当然、皇子様が命尽きるその時までだ!それまで逃げる事は許されない、それが罪を償うたった一つの方法と知れ!!」
「ハイッ!分かりましたッ側妃様ッ!」
「では行け!皇子様に汚れた格好を見せる事は許されないっ!!」
元気な返事をしてマキシマ・フェブロー以下は走って行った。
「今度は人差し指ですね」
「うえええええ……またパキョッていったよね~!」
すげえいたい!相変わらずマキシマの顔は硬い!ついでに今回はひげまで生えていたので更に凶悪に痛かった。俺の人差し指は中指に続いて名誉の負傷をしたわけだ……痛い。
「次は何と言うのだ?」
侍女ちゃんに右手に包帯を巻いてもらいながら、ラムの質問に答える。
「うーん……「貴様らの命だけで守り切れると思っているのか!貴様らの子供が皇子様、ひいては王家を守り続けるのに跡継ぎがいないなど許さぬ!!」くらいかなぁ?」
クロードの心配通り、戦場から帰ってきたマキシマ達は死のうとしていた。戦いで大した怪我をしなかったのに死のうなんてとんでもない。だから俺は指が犠牲になるのを分かっていながらまたパンチをしたのだ。俺偉い、でも俺痛い……。
「薬指が残っておるしな」
「ううう……次がない事を祈ってる~~」
俺が指をバッキバキにしながら頑張ったお陰で、マキシマ達は死ぬ気で警護を始めたので、アレッシュ様、イーライ様……あと夏に帰ってくる予定のウィルフィルド様もスクスク成長なさるだろう。
「うわーい、マキシマって熊~~」
「ははは、マキシマは中々凶暴な恐怖の血熊ですからな、振り落とされないように気を付けてくださいよ」
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