【完結】双子の隠キャが踊ります?約束された幸せは幸せでした

鏑木 うりこ

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35 神は必ずお許しになる!でござる

「結婚式は残念ながら……致しません。あの、我々は男同士ですし、その神がお許しにならないでしょう」
「ノオオオオオオ!」

 わ、わたしの……私の結婚式出席の、ゆーめーがー!!

「神……いいえ、神は絶対お許しになる!」
「そうだ……絶対だ……私達のこの紫の髪の毛に賭けて、女神様は絶対に二人を祝福するッ!」

 聞けばマシェも結婚式に御呼ばれしたことがないので、誰かの結婚式に出席したくてワクワクしていたのだそう。それなのに神様が許してくれないから結婚式はしない……だと!?

「私達の名に賭けて!絶対に神からの祝福を手に入れる!だから、やろう~結婚式ぃ~~~~!」
「そうだそうだ!」
「あと結婚式と言えば未婚の男女の出会いの場!4人ともチャンスあるだろ!」
「ヤルッス」
「賛成ッス」
「ぜひに」
「まじで?」

 ライルとリックの結婚式大作戦が始まった。

「神殿に行くのがいやなら、庭に作ればいいじゃない」
「リュキ、変なことを言わないで下さい。神殿なんて作れるわけが……」
「アイアン親方召喚~!」
「おう、ひょろ双子なんか用か」

 趣旨を軽く説明すると親方はすぐさま設計図を引いてくれた。流石親方仕事が早い。

「つまりよお。ものすっごくちっちゃな聖なる場所を作ればいいんだろ。四阿くらいでいけるぜ」
「そう、それでござるよ!御神体は任せるでござる。我らが心を込めて女神様フィギュアを作る故!」
「お胸特盛のすればきっと女神様もお喜びになるはずでござるな!」

 流石マシェ分かってる!では早速ポリ塩化ビニルなどを出して……ええい!説明さすなでござる!どうせやりましたよ、ええ、やりましたとも!でもいっとくでござるが、フィギュアのアホ毛を咥えてみただけでござるからな!アホ毛で釣られる魚みたいなのをやってみたかったからちょこっと口に入れてみただけでござるからなー!本当でござるからなーー!
 でも特殊素材を出すには魔力を大量に使うしとても疲れる……しかし私とマシェは協力して25センチ女神様フィギュアを作り上げたぞ。もちろん、マシェも材料出せたわ……流石兄弟同じことやってるナ。

「おーい双子ーやっぱり神殿といえば、白い石だ。白い石が採れる山まで弟子共を送って欲しい」
「はーい、わかったよー親方~」
「俺らも手伝うッス」

 サウス達も手伝ってくれて、親方の弟子のドワーフ達と石切りに行ってくれたり、皆でワイワイミニ神殿の作成に取り掛かった。ブロック状の石を積み上げるのはムニャムニャクラフトみたいでとても楽しかった。

「じゃあこの屋敷のお庭で結婚パーティをするってことですね」
「で、でかいウェディングケーキを作って欲しいでござる……高さは2メートルくらい。材料費は全部我らが出す故、美味しい奴をお願い致す~」

 メイドちゃん達にお願いする。なんなら、応援のメイドちゃんを雇ってもらっても構わないし、小麦粉も生クリームもふんだんに使って欲しい。

「腕が鳴ります!」
「ボーナスも出すでござる」
「滅茶苦茶鳴ります!! 」

 お料理や庭の飾りつけも万全になりそうだった。


「おー我らの美人でスタイルが良くておっぱいの大きい素敵で素敵な女神さまぁ~ライルとリックを祝福してあげてくだされ~~~」
「頼むでござるよ~ライルとリックは本当にいい奴らだし、顔は可愛いし女神様好みでござるよ~」

 毎晩女神様に祈って寝ていたら、結婚式の10日ほど前に枕元に何か届いていた。

「これは……神殿の偉い人が着る白い服と、肩から下げてるあの神殿の人の目印みたいなのとミトラとかいうあの神殿の偉い人が被る帽子じゃないか?」
「おお!我らの願いが女神様に届いたのですな、兄者!これをちょっと装備すれば兄者も立派な神官様に見えますぞ」
「そうだな、白に金で……アクセントに紫が入ってる服だ。完全に女神様仕様、間違いない祝福だ!」

 流石女神様分かっていらっしゃる!
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