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36 インする者あらば、アウトする者あり
とある季節の良い日に、我が家の庭でライルとリックの結婚式を敢行した。二人は下位貴族の出で、5男と4男という貴族的にはどうでもいい順番の生れだったらしく、ご両親に報告すると
「好きにしろ」
と、いわれたらしい。だから好きにするんだとちょっと寂しそうに笑っていた。なんというか色々な親がいる。この世界の我々の親はとても遠い存在だ。それを考えると前世の親には非常に世話になったが、もうどうやって恩を返していいか分からない。やっぱり恩は返せるときに返しておかない取り返しがつかなくなるというのは本当だなあ。
親の話をするとライルとリックが私達の方を見てむしろ切なそうにしている。まあ確かにこっちの親はろくでなしの類だろう、王様と側妃様だからだろうか……まあもう我らには関係のない人物と割り切れている。
それも弟のマシェがいたからだし、深く考える前に構ってくれるレイ殿やオル団長、紫月騎士団の皆のお陰である。だからちょっと奮発しちゃっただけ。いや、やりたかったからやっただけなんだが……。
「やり過ぎでござったか」
「で、ありますなぁ」
なんか我が家の庭に巨大なケーキがいくつも立ち並び、お料理も山のように積まれて大変な有様だ。その割に招待客が少ないのは何故だ……皆、友達おらんの??
「がっはっは!我々は楽しませてもらうぞ~」「おー!」
アイアン親方と弟子達はもう酒だるを抱えて宴会状態に突入してる。あの人達はアルコールがあればそれでいいからいいんだ。ライルとリックのお客は仲のいい騎士が4.5人だけで全部男だった……騎士だもんね。なので東西南北が泣いている。
「女の子、どこぉ?」
「ほらほら、私達が構ってあげるからなかないで」
「……ウン、優しいなあ~」
メイドちゃん達が慰めてくれている。臨時で来た子も結構いてその辺りからカップルになればいいじゃない、なんて勝手なことを思ってしまった。そしたら東西南北もカップルで我が家勤務か。楽で良くない??
「ほら、兄者出番だよ」
「お、おう!緊張する……」
「頑張って、リュキ!」
「はひぃ!」
そう、女神様から届いたのはお洋服一式だったので誰かが着て、神父の真似事をしなくてはいけないのだ。まあ当然私かマシェだよね。そうなると兄の私だよね……あとこないだマシェを嵌めてオル団長の家に行かせたことをまだ根に持ってた……神父役頑張ります……。
お洋服一式を身に着けてみるととてもしっくりくるし、サイズもぴったりだった。測ったのかな?なんて思ったけれど、背も高くないやせっぽっちの鳥ガラ兄弟(兄)のスリーサイズを知った所で何も楽しいことはない。
「よし、いくぞ……」
「早くして、二人とも待ってるよ!」
「うぎゅう……お腹が痛い」
「早く!」
人前に出るのは緊張するでござるよ!それでもちょっと偉そうに胸を反らして、偉そうに歩き小さな神殿の前にたどり着く。もうライルとリックは真っ白い礼服で立っていた。リックがピンクの花が好きだというのでピンクの色んな花で作ったブーケを持たせている。うむ、良く似合うぞ。
「えーと……本日はお日柄もよくーーーー」
そして暗転して。気が付いたらマシェとレイ殿の隣に立って、神父のふりをしている自分の姿を見ていた。
(あれ?)
「今日という晴れやかな日に一組の幸せな夫夫が誕生したことを誠に嬉しく思う。我の名において男性同士の結婚を最大に祝福することをここに宣言する。二人は前へ」
(あれ?私、ここなのに私があそこで喋ってる?)
ふと横を見るとマシェが真っ青な顔で口をぱくぱくさせているし、レイ殿も見てはいけないものを見た顔で真っ青だ。
「リュ、リュキ……リュキが半透明でここにいる……」
「ヒイイイ!兄者、兄者ああ!兄者がここにいるとなるとあそこにいる兄者は何者なんでござるかあああ」
(はあ?私は私だし?え、あそこにいる?あれっ私!?)
確かに私は偉そうに神々しくミニ神殿の前に立っていて、でも私はここにいて……両手を見るとす、透けてる!?
「では誓いの口づけを。そして永遠の愛を誓うのです」
あれ、だれーー!?と思ったけれど、ライルとリックの大事な瞬間だ。ちょっと大人しくしてる……。二人は見つめ合いおずおずと近づき……ちょっと控え目にちゅうをした。可愛いなあ、おい。夜はもっとブチュブチュ激しかったじゃないか!
「うっひょう!めでたい!やっぱりBでLは最高よーーー!」
私の体はピョオンと飛び上がりそれはそれは楽しそうに叫んだ。それと同時に周囲には紫の花びらがぶわああああっと現れ、花のつむじ風のようになる。凄くいい匂いですごくきれいなんだけど。
「だわよね、だわよねー!潤う~~」
途中からそんな声も聞こえて来て、舞い踊る花びらにピンク色も加わった。
「BでLでしか摂取出来ない栄養素があります、キリッ」
花びらの色に赤も混じる。
「この瞬間のために働いてるぅーークウッ!」
黄色の花びらも加わった。
(せ、拙者知ってるでござる……この反応……腐女子、または貴腐人殿の反応でござる!)
「ま、間違いないでござる!我らの良き隣人であり、たまに戦をする戦友!でもこの場合もしかして……女神様腐っとる?」
(しかも確実にお一人ではありませんなあ……)
庭のあちこちで神々しい閃光が生まれたり、良く分からない凄い気が爆発したり
「え、なにこのケーキ美味しいんですけど?」
「あいつらが自分の記憶から再構成した材料で作ったらしいわ。少し貰っていきましょ」
なんて聞こえて料理がだいぶ減ったり、大量の花びらが庭を埋め尽くしかけたりしたけれど多分きっと守護とか凄いのが一生ライルとリックを守ってくれる気がする。
(あ)
「お!消えていく」
しばらくすると半透明の私は消えて目の前が暗くなり自分の体に戻った。
「なんか……女神様達が来たみたいですなあ……」
「そ、そんな大それたことが!!」
きっと地上に降りるのにちょうどいいから私の体を使ったという所だろうか。女神様なんかが入ったもんで私の精神だけがポンと外に追い出されたんだろうな……そうと考えるのが妥当な気がする。
「絶対家内安全、幸せ満点でござる。良かったでござるね」
「き、奇跡ですよ、奇跡!それをそんな言葉で締めくくって良いんですかーー!?」
良いも何もこれ以上どうしろと……?
「好きにしろ」
と、いわれたらしい。だから好きにするんだとちょっと寂しそうに笑っていた。なんというか色々な親がいる。この世界の我々の親はとても遠い存在だ。それを考えると前世の親には非常に世話になったが、もうどうやって恩を返していいか分からない。やっぱり恩は返せるときに返しておかない取り返しがつかなくなるというのは本当だなあ。
親の話をするとライルとリックが私達の方を見てむしろ切なそうにしている。まあ確かにこっちの親はろくでなしの類だろう、王様と側妃様だからだろうか……まあもう我らには関係のない人物と割り切れている。
それも弟のマシェがいたからだし、深く考える前に構ってくれるレイ殿やオル団長、紫月騎士団の皆のお陰である。だからちょっと奮発しちゃっただけ。いや、やりたかったからやっただけなんだが……。
「やり過ぎでござったか」
「で、ありますなぁ」
なんか我が家の庭に巨大なケーキがいくつも立ち並び、お料理も山のように積まれて大変な有様だ。その割に招待客が少ないのは何故だ……皆、友達おらんの??
「がっはっは!我々は楽しませてもらうぞ~」「おー!」
アイアン親方と弟子達はもう酒だるを抱えて宴会状態に突入してる。あの人達はアルコールがあればそれでいいからいいんだ。ライルとリックのお客は仲のいい騎士が4.5人だけで全部男だった……騎士だもんね。なので東西南北が泣いている。
「女の子、どこぉ?」
「ほらほら、私達が構ってあげるからなかないで」
「……ウン、優しいなあ~」
メイドちゃん達が慰めてくれている。臨時で来た子も結構いてその辺りからカップルになればいいじゃない、なんて勝手なことを思ってしまった。そしたら東西南北もカップルで我が家勤務か。楽で良くない??
「ほら、兄者出番だよ」
「お、おう!緊張する……」
「頑張って、リュキ!」
「はひぃ!」
そう、女神様から届いたのはお洋服一式だったので誰かが着て、神父の真似事をしなくてはいけないのだ。まあ当然私かマシェだよね。そうなると兄の私だよね……あとこないだマシェを嵌めてオル団長の家に行かせたことをまだ根に持ってた……神父役頑張ります……。
お洋服一式を身に着けてみるととてもしっくりくるし、サイズもぴったりだった。測ったのかな?なんて思ったけれど、背も高くないやせっぽっちの鳥ガラ兄弟(兄)のスリーサイズを知った所で何も楽しいことはない。
「よし、いくぞ……」
「早くして、二人とも待ってるよ!」
「うぎゅう……お腹が痛い」
「早く!」
人前に出るのは緊張するでござるよ!それでもちょっと偉そうに胸を反らして、偉そうに歩き小さな神殿の前にたどり着く。もうライルとリックは真っ白い礼服で立っていた。リックがピンクの花が好きだというのでピンクの色んな花で作ったブーケを持たせている。うむ、良く似合うぞ。
「えーと……本日はお日柄もよくーーーー」
そして暗転して。気が付いたらマシェとレイ殿の隣に立って、神父のふりをしている自分の姿を見ていた。
(あれ?)
「今日という晴れやかな日に一組の幸せな夫夫が誕生したことを誠に嬉しく思う。我の名において男性同士の結婚を最大に祝福することをここに宣言する。二人は前へ」
(あれ?私、ここなのに私があそこで喋ってる?)
ふと横を見るとマシェが真っ青な顔で口をぱくぱくさせているし、レイ殿も見てはいけないものを見た顔で真っ青だ。
「リュ、リュキ……リュキが半透明でここにいる……」
「ヒイイイ!兄者、兄者ああ!兄者がここにいるとなるとあそこにいる兄者は何者なんでござるかあああ」
(はあ?私は私だし?え、あそこにいる?あれっ私!?)
確かに私は偉そうに神々しくミニ神殿の前に立っていて、でも私はここにいて……両手を見るとす、透けてる!?
「では誓いの口づけを。そして永遠の愛を誓うのです」
あれ、だれーー!?と思ったけれど、ライルとリックの大事な瞬間だ。ちょっと大人しくしてる……。二人は見つめ合いおずおずと近づき……ちょっと控え目にちゅうをした。可愛いなあ、おい。夜はもっとブチュブチュ激しかったじゃないか!
「うっひょう!めでたい!やっぱりBでLは最高よーーー!」
私の体はピョオンと飛び上がりそれはそれは楽しそうに叫んだ。それと同時に周囲には紫の花びらがぶわああああっと現れ、花のつむじ風のようになる。凄くいい匂いですごくきれいなんだけど。
「だわよね、だわよねー!潤う~~」
途中からそんな声も聞こえて来て、舞い踊る花びらにピンク色も加わった。
「BでLでしか摂取出来ない栄養素があります、キリッ」
花びらの色に赤も混じる。
「この瞬間のために働いてるぅーークウッ!」
黄色の花びらも加わった。
(せ、拙者知ってるでござる……この反応……腐女子、または貴腐人殿の反応でござる!)
「ま、間違いないでござる!我らの良き隣人であり、たまに戦をする戦友!でもこの場合もしかして……女神様腐っとる?」
(しかも確実にお一人ではありませんなあ……)
庭のあちこちで神々しい閃光が生まれたり、良く分からない凄い気が爆発したり
「え、なにこのケーキ美味しいんですけど?」
「あいつらが自分の記憶から再構成した材料で作ったらしいわ。少し貰っていきましょ」
なんて聞こえて料理がだいぶ減ったり、大量の花びらが庭を埋め尽くしかけたりしたけれど多分きっと守護とか凄いのが一生ライルとリックを守ってくれる気がする。
(あ)
「お!消えていく」
しばらくすると半透明の私は消えて目の前が暗くなり自分の体に戻った。
「なんか……女神様達が来たみたいですなあ……」
「そ、そんな大それたことが!!」
きっと地上に降りるのにちょうどいいから私の体を使ったという所だろうか。女神様なんかが入ったもんで私の精神だけがポンと外に追い出されたんだろうな……そうと考えるのが妥当な気がする。
「絶対家内安全、幸せ満点でござる。良かったでござるね」
「き、奇跡ですよ、奇跡!それをそんな言葉で締めくくって良いんですかーー!?」
良いも何もこれ以上どうしろと……?
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