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48 ニールの愚痴で知るとんでも王女の実態
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初夏とかそんな良い時期が良いのかなと思ったけれどナッシュとニールに聞いてみたら照れながらこう言った。
「良ければなんですが、早く結婚したいです」
「ライルとリックが羨ましいなんて思ってしまって」
「そっかあ~じゃあ夏でもいいかなあ?暑いかもだけどさ」
なるほど、羨ましいね。それは分かるかもしれない。今、紫月騎士団として私達の警護というか保護?に付き合ってくれている団長、副団長を含めて12人の騎士達は元々スカーレット王女の護衛騎士団だった。自国の王女の不満を漏らすのも良くないので皆口をつぐみがちだったが、ポロリポロリと不満を零していた。
「まず、私達は顔で選ばれたらしいんです……もちろん実力もあり、そしてスカーレット王女好みの顔です。知った時、皆がっかりしましたよ。顔ってなんだよってね……」
ニールが青空に遠い目を向けながら話してくれた。
「そしてなんて言われたと思います?24時間王女に仕えるんですよ?小姓ですか?我々は。そして女性とのお付き合いを禁じられました。元々婚約者もいなかった者が選ばれたというのもあるようですが……そして我々の私生活まで縛られるようになってしまって。休日に突然呼び出されるなんて普通ですし、街で女性に道を聞かれただけで怒鳴られる。理不尽の極みでした」
「うそん」
「しかもスカーレット王女は国王のお気に入り。我々はあのわがまま王女への生贄だったんですよ」
「うへぁ」
「だから、リュキとマシェには感謝しかありません。しかもこんなに良くしてもらって……」
「ええー!こっちだって守って貰ってるし当たり前でござるよ。始終顔を合わせてる人達と楽しく暮らしたいと思うのは当然でござろうし」
そういうとニールはとても達観した笑顔をしてくれた。
「どうしてリュキとマシェがルゼンの王族に生まれなかったのでしょう。雲泥の差とはこのことか」
「そ、それは女神様の思し召しとしか……ま、まあこれからは幸せに!でござるよ!」
「はい、リュキも副団長とお幸せに! 」
ほえ?私はレイ殿とは結婚しないでござるよ?何せ私の運命の相手は金髪美人。レイ殿はそりゃもう見事な赤髪でござるもん。美人かどうかと聞かれればレイ殿は男性だけれども完全な美人顔だ。
少し面長気味でスッと通った鼻が顔の真ん中についている。目はちょっと垂れ気味のキラキラした宝石みたいな青い目だし、いつも真面目そうに結ばれている口元は笑うと何だか可愛いし。あの口で名前を呼ばれると何だかドキドキする。
「リュキ」
くうーっイケメンはやっぱり声までイケメンだし!どっかの人気声優だよね?!って感じのちょっと落ち着いた声が少し楽しそうに弾んで、ワントーン上の声で名前を呼ぶんだ。はー、かっこよ。萌えるでござるぅ!
「リュキ?」
「はぁ……声までイケメンとはハイスペック男子恐るべしでござるなぁ」
「イケメンってカッコいい男性のことでしたっけ?はいすぺっく男子は男性のことですよね?何か怖いことがあったんですか!?怪我はしていませんか?!」
「もう拙者は駄目でござるよーー」
「リュキ?!すぐに医者に診てもらいましょう!」
あれ?ニールの愚痴を聞いていただけなのに、いつの間にかレイ殿に抱っこされて屋敷の中を駆け抜けていた。あれ??何で??
「わ、私にはナッシュがいるから、リュキに手なんか出さないのに。副団長は心配性だなぁ」
走り去る私達の背中にニールがため息と共にそんな言葉を投げかけていたなんて全く聞こえなかったんだよね。
「良ければなんですが、早く結婚したいです」
「ライルとリックが羨ましいなんて思ってしまって」
「そっかあ~じゃあ夏でもいいかなあ?暑いかもだけどさ」
なるほど、羨ましいね。それは分かるかもしれない。今、紫月騎士団として私達の警護というか保護?に付き合ってくれている団長、副団長を含めて12人の騎士達は元々スカーレット王女の護衛騎士団だった。自国の王女の不満を漏らすのも良くないので皆口をつぐみがちだったが、ポロリポロリと不満を零していた。
「まず、私達は顔で選ばれたらしいんです……もちろん実力もあり、そしてスカーレット王女好みの顔です。知った時、皆がっかりしましたよ。顔ってなんだよってね……」
ニールが青空に遠い目を向けながら話してくれた。
「そしてなんて言われたと思います?24時間王女に仕えるんですよ?小姓ですか?我々は。そして女性とのお付き合いを禁じられました。元々婚約者もいなかった者が選ばれたというのもあるようですが……そして我々の私生活まで縛られるようになってしまって。休日に突然呼び出されるなんて普通ですし、街で女性に道を聞かれただけで怒鳴られる。理不尽の極みでした」
「うそん」
「しかもスカーレット王女は国王のお気に入り。我々はあのわがまま王女への生贄だったんですよ」
「うへぁ」
「だから、リュキとマシェには感謝しかありません。しかもこんなに良くしてもらって……」
「ええー!こっちだって守って貰ってるし当たり前でござるよ。始終顔を合わせてる人達と楽しく暮らしたいと思うのは当然でござろうし」
そういうとニールはとても達観した笑顔をしてくれた。
「どうしてリュキとマシェがルゼンの王族に生まれなかったのでしょう。雲泥の差とはこのことか」
「そ、それは女神様の思し召しとしか……ま、まあこれからは幸せに!でござるよ!」
「はい、リュキも副団長とお幸せに! 」
ほえ?私はレイ殿とは結婚しないでござるよ?何せ私の運命の相手は金髪美人。レイ殿はそりゃもう見事な赤髪でござるもん。美人かどうかと聞かれればレイ殿は男性だけれども完全な美人顔だ。
少し面長気味でスッと通った鼻が顔の真ん中についている。目はちょっと垂れ気味のキラキラした宝石みたいな青い目だし、いつも真面目そうに結ばれている口元は笑うと何だか可愛いし。あの口で名前を呼ばれると何だかドキドキする。
「リュキ」
くうーっイケメンはやっぱり声までイケメンだし!どっかの人気声優だよね?!って感じのちょっと落ち着いた声が少し楽しそうに弾んで、ワントーン上の声で名前を呼ぶんだ。はー、かっこよ。萌えるでござるぅ!
「リュキ?」
「はぁ……声までイケメンとはハイスペック男子恐るべしでござるなぁ」
「イケメンってカッコいい男性のことでしたっけ?はいすぺっく男子は男性のことですよね?何か怖いことがあったんですか!?怪我はしていませんか?!」
「もう拙者は駄目でござるよーー」
「リュキ?!すぐに医者に診てもらいましょう!」
あれ?ニールの愚痴を聞いていただけなのに、いつの間にかレイ殿に抱っこされて屋敷の中を駆け抜けていた。あれ??何で??
「わ、私にはナッシュがいるから、リュキに手なんか出さないのに。副団長は心配性だなぁ」
走り去る私達の背中にニールがため息と共にそんな言葉を投げかけていたなんて全く聞こえなかったんだよね。
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