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61 ひよこであったそうな
その夢は懐かしい夢だった。
「私……いや、拙者は……?」
そこには底辺男がいた。髪はギトギト、顔はボツボツ。なんか異臭がするし、服は毛玉だらけの母親が何年前に買って来てくれたか分からないスウェット。ああ、紛れもないニートの拙者。
「馬鹿な子……うう……」
自業自得気味にフィギュアの入った棚に潰されて、フィギュアに埋もれて死んだのに、親は泣いてくれていた。
「あんたらはさ、何の役にも立たなかった。分かるだろう?あんたらの前の親はあんたらを大切に思ってくれてた」
あんたら?夢なのに隣に知らないごつい男がいる。多分身形は今の拙者とそう変わらない我が友。
「あんたらの次の生はニワトリのヒナ、ひよこだった。しかもオスのな。分かるだろう?卵を産まないオスのひよこの運命。だから貰ってやったんだよ、私達のおもちゃとして」
オスのひよこ。多分だが生後1日で処分されてしまうやつだろうな……。私も友も産まれてお尻見られて仕分けられ殺される運命だったというわけか。
「この星も廃棄予定だったんだぞ。ずっと管理する神がおらず、あと数年で天変地異を起こして地上の生き物を殺し尽くすはずだったのを私が譲り受けたんだ」
数年……つまりレイ殿やオル団長が生きているうちにそんな酷いことが起こる予定だったのか。
「だから……ちょっと我々に覗き見されるくらい我慢してくれ」
「それとこれとは話が違うーー!」
あぶねー!ついうっかり女神様に感謝する所だった!
「いーじゃん、いーじゃん!ホラお前らが痛くないのも我々の加護だし?お尻がツルピカ丈夫なのも我々の加護だよ?切れて続きが出来ないのも可哀想だからさ!あ、でも無理矢理派の連中には物足りないらしいんだよねー」
「なんと?!」
「痛い痛いって泣き喚くのが好きな層が一定数いるんだけど、私はラブラブエッチ派だからさぁ」
「拙者もでござるよー!」
マシェ!?少しは反論して欲しいでござるが?!
女神様が笑いながら話す内容は相当重かったが、全て納得が出来たことだった。
「悪いね、万が一にでも女性とくっ付くと困るんで、君らには過度な女性恐怖症をつけさせて貰った。もう運命の人と結ばれたんだからその呪縛は消えたよ、安心しろ」
流石に素早くツッコミを入れる。
「待って!腐れ女神様。運命は金髪の美女だったはず!赤髪のイケメンじゃないよ!」
「いんや、偽りはない。お前は金髪の美人で雄っぱいが凄い人だと言った」
「その「お」を当てはめんでくだされ!!」
「仕方ないじゃーん!我々はBでLを見るために廃棄寸前の星を管理し、クズ人間を二人貰って来たんだからさ! 」
なんてこと!私の運命はBでLすることを運命付けられていたなんて!
「その代わりといってはなんだけど、約束された幸せを上げただろ?あと、お前達の前の両親の面倒も見てやってる。これ以上苦労なく過ごせるようにな」
それはありがたいけれど、とても複雑な気持ちだ。
「まあ、お前達は実質この星の運命も救っちゃったんだし、幸せに生きろ。あと、お供えシステム良いな!もっと続けろよ。私達はお前らを覗き見してるから、イチャコラしろよな! 」
そういうだけ言って女神様は消えていった。その場には私と友が今の双子の姿で立っている。
「友よ」
「ああ、友よ」
私は手を差し出した。
「これからも宜しくな、弟よ」
「こちらこそ、兄者」
私達は碌でもない人間だった。そうして女神のおもちゃのような運命を義務付けるられた。
しかしだ、そこは腐っても女神。私達は幸せになれるのだという。何者にもなれずただ焦り、悔やみ、自暴自棄になっていた我々に幸せを与えてくれた。なら、別にちょっと覗かれるくらい……。
「マシェ、もしかしたら私、見られて興奮する質かもしれん」
「禿同なんですぞ、兄者! 」
きっと私達は幸せに暮らせるだろう。
「私……いや、拙者は……?」
そこには底辺男がいた。髪はギトギト、顔はボツボツ。なんか異臭がするし、服は毛玉だらけの母親が何年前に買って来てくれたか分からないスウェット。ああ、紛れもないニートの拙者。
「馬鹿な子……うう……」
自業自得気味にフィギュアの入った棚に潰されて、フィギュアに埋もれて死んだのに、親は泣いてくれていた。
「あんたらはさ、何の役にも立たなかった。分かるだろう?あんたらの前の親はあんたらを大切に思ってくれてた」
あんたら?夢なのに隣に知らないごつい男がいる。多分身形は今の拙者とそう変わらない我が友。
「あんたらの次の生はニワトリのヒナ、ひよこだった。しかもオスのな。分かるだろう?卵を産まないオスのひよこの運命。だから貰ってやったんだよ、私達のおもちゃとして」
オスのひよこ。多分だが生後1日で処分されてしまうやつだろうな……。私も友も産まれてお尻見られて仕分けられ殺される運命だったというわけか。
「この星も廃棄予定だったんだぞ。ずっと管理する神がおらず、あと数年で天変地異を起こして地上の生き物を殺し尽くすはずだったのを私が譲り受けたんだ」
数年……つまりレイ殿やオル団長が生きているうちにそんな酷いことが起こる予定だったのか。
「だから……ちょっと我々に覗き見されるくらい我慢してくれ」
「それとこれとは話が違うーー!」
あぶねー!ついうっかり女神様に感謝する所だった!
「いーじゃん、いーじゃん!ホラお前らが痛くないのも我々の加護だし?お尻がツルピカ丈夫なのも我々の加護だよ?切れて続きが出来ないのも可哀想だからさ!あ、でも無理矢理派の連中には物足りないらしいんだよねー」
「なんと?!」
「痛い痛いって泣き喚くのが好きな層が一定数いるんだけど、私はラブラブエッチ派だからさぁ」
「拙者もでござるよー!」
マシェ!?少しは反論して欲しいでござるが?!
女神様が笑いながら話す内容は相当重かったが、全て納得が出来たことだった。
「悪いね、万が一にでも女性とくっ付くと困るんで、君らには過度な女性恐怖症をつけさせて貰った。もう運命の人と結ばれたんだからその呪縛は消えたよ、安心しろ」
流石に素早くツッコミを入れる。
「待って!腐れ女神様。運命は金髪の美女だったはず!赤髪のイケメンじゃないよ!」
「いんや、偽りはない。お前は金髪の美人で雄っぱいが凄い人だと言った」
「その「お」を当てはめんでくだされ!!」
「仕方ないじゃーん!我々はBでLを見るために廃棄寸前の星を管理し、クズ人間を二人貰って来たんだからさ! 」
なんてこと!私の運命はBでLすることを運命付けられていたなんて!
「その代わりといってはなんだけど、約束された幸せを上げただろ?あと、お前達の前の両親の面倒も見てやってる。これ以上苦労なく過ごせるようにな」
それはありがたいけれど、とても複雑な気持ちだ。
「まあ、お前達は実質この星の運命も救っちゃったんだし、幸せに生きろ。あと、お供えシステム良いな!もっと続けろよ。私達はお前らを覗き見してるから、イチャコラしろよな! 」
そういうだけ言って女神様は消えていった。その場には私と友が今の双子の姿で立っている。
「友よ」
「ああ、友よ」
私は手を差し出した。
「これからも宜しくな、弟よ」
「こちらこそ、兄者」
私達は碌でもない人間だった。そうして女神のおもちゃのような運命を義務付けるられた。
しかしだ、そこは腐っても女神。私達は幸せになれるのだという。何者にもなれずただ焦り、悔やみ、自暴自棄になっていた我々に幸せを与えてくれた。なら、別にちょっと覗かれるくらい……。
「マシェ、もしかしたら私、見られて興奮する質かもしれん」
「禿同なんですぞ、兄者! 」
きっと私達は幸せに暮らせるだろう。
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