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66 ケーキといえば。
「えへへ」
「ふふっ」
馬鹿ップルといわれたら、甘んじて受けようホトトギス。
夏のバカンスから戻ってきた。戻って来たら大きなケーキが焼かれていて屋敷の皆からお祝いされてしまった。
「やっとくっついた!良かったー! 」
「もーこれから団長様と副団長様からの圧に耐えなくて良いかと思うとこの屋敷の天国度が上がりましたぁ~」
「ホント、未婚者なら誰でも威嚇するんですもん。勘弁して下さいよ……あっ睨まないでっ」
「?」
睨む?あの超イケメンのレイ殿が?まっさかぁ~!私がくるりと振り返ると、いつも通りのにこにこ笑顔のレイ殿が立っていた。だよねぇ!
「もー何言ってるさぁ~皆。でもケーキありがとう。いっぱい食べれて幸せだなぁ~」
「部屋で食べますか?」
「うん、レイ殿一緒に食べましょう。あ、マシェにも分けないと」
カットして貰おうと思ったのに、レイ殿は大きなケーキをヒョイと持ち上げる。
「マシェにはマシェ用がありますよ。行きましょう」
「え?あ、うん」
レイ殿に背中をやんわり押されて部屋へ向かってしまった。ホールのまま齧るのもちょっとした夢だからそれはそれでいいかな?でもこんなにでっかいケーキを二人で食べられるのかな~?ま、いっか。
「こわぁ……流石レイクリフのレイは冷徹のレイって噂、本当だよねえ」
「ホント、リュキ様から見えない位置から睨んでくるの怖い!」
「リュキ様の能天気あったかパワーで相殺してくれて助かるなあ……」
「ずっとくっ付いててほしいよな。くっ付いてれば平和だもんな!」
意外とレイ殿はメイドちゃんや使用人達に怖がられている事なんて、拙者知らなかったでござるし、これからも知る機会がないのでござった……。
「こんなにいっぱいクリームが乗ってるケーキならクリームプレイができそうでござるなぁ」
「……あなたの上にクリームを盛っても?」
「ひょ……」
お、おかしい、おかしい。この世界、私が知る限りそんな特殊性癖に刺さりそうなプレイはなかったはず。なのになんでレイ殿のお口からそんな危険な単語がスルリと出てくるわけ!?
「いやいやいやいや!レイ殿何を言って、そ、そんな食べ物で遊んじゃいけませんよ……アハハ。誰かに何か聞きました?」
「マシェに」
「あんの野郎、余計なことをおおおおお!」
「大丈夫、全部無駄にはしませんから」
ものすごく楽しそうでキラキラした笑顔に言われてしまった。いやいや、そんなことしちゃあ……と思いつつもちょっとだけどんなふうになっちゃうんだろうって知的好奇心が疼いたりしちゃったんだよねえ。
「ち、ちょっと……だけならぁ……」
「はい、ちょっとだけですね」
ちょっとだけ手のひらの上に乗せてぺろぺろしあってみたりしようかなって思ったのに、全身べろんべろんに嘗め回されてしまった……。
「は……はわわ……しゅごいぃ……」
「ふふ、美味しかったですよ」
相当マニアックなプレイをお楽しみだったとは思えない素敵な笑顔で微笑まれてしまった……ううっイケメン狡い!
「ふふっ」
馬鹿ップルといわれたら、甘んじて受けようホトトギス。
夏のバカンスから戻ってきた。戻って来たら大きなケーキが焼かれていて屋敷の皆からお祝いされてしまった。
「やっとくっついた!良かったー! 」
「もーこれから団長様と副団長様からの圧に耐えなくて良いかと思うとこの屋敷の天国度が上がりましたぁ~」
「ホント、未婚者なら誰でも威嚇するんですもん。勘弁して下さいよ……あっ睨まないでっ」
「?」
睨む?あの超イケメンのレイ殿が?まっさかぁ~!私がくるりと振り返ると、いつも通りのにこにこ笑顔のレイ殿が立っていた。だよねぇ!
「もー何言ってるさぁ~皆。でもケーキありがとう。いっぱい食べれて幸せだなぁ~」
「部屋で食べますか?」
「うん、レイ殿一緒に食べましょう。あ、マシェにも分けないと」
カットして貰おうと思ったのに、レイ殿は大きなケーキをヒョイと持ち上げる。
「マシェにはマシェ用がありますよ。行きましょう」
「え?あ、うん」
レイ殿に背中をやんわり押されて部屋へ向かってしまった。ホールのまま齧るのもちょっとした夢だからそれはそれでいいかな?でもこんなにでっかいケーキを二人で食べられるのかな~?ま、いっか。
「こわぁ……流石レイクリフのレイは冷徹のレイって噂、本当だよねえ」
「ホント、リュキ様から見えない位置から睨んでくるの怖い!」
「リュキ様の能天気あったかパワーで相殺してくれて助かるなあ……」
「ずっとくっ付いててほしいよな。くっ付いてれば平和だもんな!」
意外とレイ殿はメイドちゃんや使用人達に怖がられている事なんて、拙者知らなかったでござるし、これからも知る機会がないのでござった……。
「こんなにいっぱいクリームが乗ってるケーキならクリームプレイができそうでござるなぁ」
「……あなたの上にクリームを盛っても?」
「ひょ……」
お、おかしい、おかしい。この世界、私が知る限りそんな特殊性癖に刺さりそうなプレイはなかったはず。なのになんでレイ殿のお口からそんな危険な単語がスルリと出てくるわけ!?
「いやいやいやいや!レイ殿何を言って、そ、そんな食べ物で遊んじゃいけませんよ……アハハ。誰かに何か聞きました?」
「マシェに」
「あんの野郎、余計なことをおおおおお!」
「大丈夫、全部無駄にはしませんから」
ものすごく楽しそうでキラキラした笑顔に言われてしまった。いやいや、そんなことしちゃあ……と思いつつもちょっとだけどんなふうになっちゃうんだろうって知的好奇心が疼いたりしちゃったんだよねえ。
「ち、ちょっと……だけならぁ……」
「はい、ちょっとだけですね」
ちょっとだけ手のひらの上に乗せてぺろぺろしあってみたりしようかなって思ったのに、全身べろんべろんに嘗め回されてしまった……。
「は……はわわ……しゅごいぃ……」
「ふふ、美味しかったですよ」
相当マニアックなプレイをお楽しみだったとは思えない素敵な笑顔で微笑まれてしまった……ううっイケメン狡い!
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