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87 掌握しちゃった
私達が自分の恋人のかっこよさにくらりと来ていた頃、どうも周りの反応は違ったみたいだった。後でエリーゼちゃんに褒められた。
「良くやりましたわ、リュキ、マシェ。まさかあなた達が人心を掴む術に長けていたとは気が付きませんでした。やるもんですわね! 」
「へ?」
突然義姉上に褒められて、私とマシェは頭の上にクエスチョンマークを並べた所だったけれど、どうでもスカーレット王女に詰られた件についてのようで、あれは我々も不快だったけれど周りはもっと不快感が酷かったそうだ。
私とマシェは最近キラキラエフェクトがかかっているらしい。多分女神様がなんかしてると思うけど、自分達にはよくわからないし、レイ殿に可愛いって言ってもらえるから良しとしている。
「いやぁ~幸せオーラじゃないっすか?」
「ああ、なるほどー。じゃあうちの傭兵団全員キラキラじゃない~?」
「そおっすねぇ~!なんか俺達まであやかってる気がするんですよ、あー早く帰りたーい」
「ゴメンね。早くかえろー」
傭兵になっちゃったサウスがそんなことを教えてくれたけれど、サウスの伴侶のヴィクトルはルゼンにお留守番してるから寂しいよね……ごめん。
「大丈夫ッスよ~。3日に一回リュキかマシェが会わせてくれるし。体のいいお使いさせられてるっすよ」
伴侶と離れてる団員はそれくらいの割合でチート能力で会わせてあげてる。大体みんなお土産を買って来いというのが面白い。まあそんな感じで不満少なく、我々の周りはキラキラしている。元々紫の髪で良く目立つ我ら双子。
「無能だけど、見てくれはいい」
そう言われ続けている我ら双子がさらにキラキラエフェクト付きでこれまた見栄えのいいオル団長やレイ殿とにこにこ笑って話しているもんだから、どうも人目を引くらしい。そんな幸せそーな我々の前に現れた赤くて何やら女性を膨らませたような女性(?)のスカーレット王女。しかも高飛車で聞き苦しいよくわからない命令なんだかイチャモンなんだかを飛ばしまくる。
全員にはまるっと無視されたが、そんなのをクールに切り捨てる恋人のかっこよさに打ち震える我々は……どうも虐められているように見えたらしい。
「あ、あの綺麗な紫の髪は……確か王子様だよね……なんかお姫様みたいに可愛らしいけれど」
「お姫様にしてはちょっと背が高いけれど……うわっなんか真っ赤な丸いヤツに虐められてる!?」
多分真っ赤で丸い奴はスカーレット王女だろうなぁ。あんなになってもまだ真っ赤なドレスは手放さない。お針子さんが気合いで直したのかなんなのか……。ちらりと脇を見ると少し色が違った布で継ぎ足してあったし、縫い目がぱっつんぱっつんで千切れそうな所もあった。大丈夫なのかな?布。
で、そんなクリーチャー一本手前みたいな人が大声で喚くもんだから、人目を集める集める……。城に入れないオル団長達と合流したのが城下町なもんで皆に全部見えちゃってた。
更にカッコ良すぎる恋人に目眩を起こして倒れそうになっている我々をどうも街の人はこうとったらしい。
「なんか酷いのに詰られてショックのあまり気を失ったそうだ」
「ああ、あの見た目ならそうだろうな……可哀想な双子王子」
なんか違うけど、街の人はそういう話が好きだからね。
「しかも命令で上の方の王子はあの赤くて丸いのと無理矢理結婚させられるそうだ」
「本当の恋人とは別れさせられたらしい」
「なんて悲劇!可哀想」
別れてないけど、街の人は悲劇も大好きだからね。こんな感じで我々は人心掌握しちゃったらしい。
「良くやりましたわ、リュキ、マシェ。まさかあなた達が人心を掴む術に長けていたとは気が付きませんでした。やるもんですわね! 」
「へ?」
突然義姉上に褒められて、私とマシェは頭の上にクエスチョンマークを並べた所だったけれど、どうでもスカーレット王女に詰られた件についてのようで、あれは我々も不快だったけれど周りはもっと不快感が酷かったそうだ。
私とマシェは最近キラキラエフェクトがかかっているらしい。多分女神様がなんかしてると思うけど、自分達にはよくわからないし、レイ殿に可愛いって言ってもらえるから良しとしている。
「いやぁ~幸せオーラじゃないっすか?」
「ああ、なるほどー。じゃあうちの傭兵団全員キラキラじゃない~?」
「そおっすねぇ~!なんか俺達まであやかってる気がするんですよ、あー早く帰りたーい」
「ゴメンね。早くかえろー」
傭兵になっちゃったサウスがそんなことを教えてくれたけれど、サウスの伴侶のヴィクトルはルゼンにお留守番してるから寂しいよね……ごめん。
「大丈夫ッスよ~。3日に一回リュキかマシェが会わせてくれるし。体のいいお使いさせられてるっすよ」
伴侶と離れてる団員はそれくらいの割合でチート能力で会わせてあげてる。大体みんなお土産を買って来いというのが面白い。まあそんな感じで不満少なく、我々の周りはキラキラしている。元々紫の髪で良く目立つ我ら双子。
「無能だけど、見てくれはいい」
そう言われ続けている我ら双子がさらにキラキラエフェクト付きでこれまた見栄えのいいオル団長やレイ殿とにこにこ笑って話しているもんだから、どうも人目を引くらしい。そんな幸せそーな我々の前に現れた赤くて何やら女性を膨らませたような女性(?)のスカーレット王女。しかも高飛車で聞き苦しいよくわからない命令なんだかイチャモンなんだかを飛ばしまくる。
全員にはまるっと無視されたが、そんなのをクールに切り捨てる恋人のかっこよさに打ち震える我々は……どうも虐められているように見えたらしい。
「あ、あの綺麗な紫の髪は……確か王子様だよね……なんかお姫様みたいに可愛らしいけれど」
「お姫様にしてはちょっと背が高いけれど……うわっなんか真っ赤な丸いヤツに虐められてる!?」
多分真っ赤で丸い奴はスカーレット王女だろうなぁ。あんなになってもまだ真っ赤なドレスは手放さない。お針子さんが気合いで直したのかなんなのか……。ちらりと脇を見ると少し色が違った布で継ぎ足してあったし、縫い目がぱっつんぱっつんで千切れそうな所もあった。大丈夫なのかな?布。
で、そんなクリーチャー一本手前みたいな人が大声で喚くもんだから、人目を集める集める……。城に入れないオル団長達と合流したのが城下町なもんで皆に全部見えちゃってた。
更にカッコ良すぎる恋人に目眩を起こして倒れそうになっている我々をどうも街の人はこうとったらしい。
「なんか酷いのに詰られてショックのあまり気を失ったそうだ」
「ああ、あの見た目ならそうだろうな……可哀想な双子王子」
なんか違うけど、街の人はそういう話が好きだからね。
「しかも命令で上の方の王子はあの赤くて丸いのと無理矢理結婚させられるそうだ」
「本当の恋人とは別れさせられたらしい」
「なんて悲劇!可哀想」
別れてないけど、街の人は悲劇も大好きだからね。こんな感じで我々は人心掌握しちゃったらしい。
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