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100 暗のお姫?様
「何よ!お母様まであの双子の肩を持つの?!信じられない!ジャム?ジャムですって、私よりジャムが大事なんて最低だわ!」
「な、なにをするの?このジャムはもう手に入らないのよ!」
「そんな希少なものなら尚更私にちょうだい!」
私はお母様に冷たくされて泣き寝入りする弱い女とは違うの。娘の私を蔑ろにしても良いくらいに素晴らしいジャムなら私も食べたいもの!
私はお母様に飛びかかってその小瓶を奪い取った。
「スカーレット!なんてこと!あなたそれでも王女ですかっ」
「お母様こそ王妃なの?こんなジャムに夢中になって……きゃあああ!」
私が触ると同時にピンクで綺麗だったジャムは臭い臭いを放った。色も濁った沼みたいな変な緑色になっていく!
「な、な、なにこれっ臭いっ」
思わず投げ捨ててしまうと、その臭いものはあたり一面に飛び散る。小さな瓶に入っていたとは考えられないくらい大量に飛び散った。
「わ、私の!私のジャムが!な、なんてことをしてくれるの?!もう手に入らないのよ!」
「し、知らないわよ!なによこの臭い!腐ってるじゃないっ」
「さっきまではきれいだったわよ……ス、スカーレットあなた……」
「な、によ……わ、私は知らないっ知らないわよ!」
私はお母様の部屋を飛び出した。お母様はメイドや侍女達にキツく口止めをしたけれど、何処からか漏れ出した。何せ王妃の部屋から悪臭が取れず、どんなに掃除しても臭いままなのだから。
「なんでお部屋が……」
「それがね、あの女神様の祝福のジャムをスカーレット様が持った途端……」
「えっ!それってかなりまずいんじゃ……」
「神殿の神官を呼んでも誰も来ないんですって。そりゃあれだけ女神様に嫌われてたら……」
呪いかと思い一度無理矢理神官を私の前に呼び出して、解呪させようとしたら、その高位神官は私の顔を見るなり倒れて起き上がらなくなってしまった。
どうも神聖力が一気に枯渇して倒れたらしい。意味が分からないわ!
「無理ですな」
「はあ?!」
小さな教会の神父にすら匙を投げられて、私は部屋に閉じ籠るしかなかった。
王城の上には常に黒雲がいて、激しい雨と雷が降り続いている。全て物もが湿気でベタベタになり、カビが繁殖……特にお母様の部屋ならの悪臭が城全体に蔓延して来て、気分が晴れる日がない。
私が何をしたっていうの?私はただ私の騎士を救おうとしたのよ?あとは国の為に仕方がなく結婚してやろうとしただけじゃない。何も私は悪くないわ。
兵士達はバタバタと忙しそうに走り回っている。どうも民が飢えて氾濫を起こしそうなんだって。はあ、気が重い事だわ。それに向けて炊き出し?無料で食べ物を配る活動をするそうよ。
「スカーレット王女も……」
「嫌よ」
「わかりました」
侍女が来たけど断ったわ。この雨の中、外で貧民に施しなんて絶対嫌だもの。なら部屋でお菓子を食べている方がマシ。
「赤はいない方がよろしいでしょう。民の反感を買います」
「いるだけで邪魔になりそうだもんね」
「一段と肉が増えたわね。持って来た服も入らなくなって足し布したわよ。普通の女性の胴回りくらい足したわ」
「こわ」
メイド達のおしゃべりも雨の音にかき消されて途切れ途切れにしか聞こえない。でもどうでも良いわ。だって私は王女だもの。
きっと明日にでもオルフェアかレイクリフがあの紫の無能王子に飽きて私を迎えに来るわ。
だって私は王女スカーレットなんだもの!
「な、なにをするの?このジャムはもう手に入らないのよ!」
「そんな希少なものなら尚更私にちょうだい!」
私はお母様に冷たくされて泣き寝入りする弱い女とは違うの。娘の私を蔑ろにしても良いくらいに素晴らしいジャムなら私も食べたいもの!
私はお母様に飛びかかってその小瓶を奪い取った。
「スカーレット!なんてこと!あなたそれでも王女ですかっ」
「お母様こそ王妃なの?こんなジャムに夢中になって……きゃあああ!」
私が触ると同時にピンクで綺麗だったジャムは臭い臭いを放った。色も濁った沼みたいな変な緑色になっていく!
「な、な、なにこれっ臭いっ」
思わず投げ捨ててしまうと、その臭いものはあたり一面に飛び散る。小さな瓶に入っていたとは考えられないくらい大量に飛び散った。
「わ、私の!私のジャムが!な、なんてことをしてくれるの?!もう手に入らないのよ!」
「し、知らないわよ!なによこの臭い!腐ってるじゃないっ」
「さっきまではきれいだったわよ……ス、スカーレットあなた……」
「な、によ……わ、私は知らないっ知らないわよ!」
私はお母様の部屋を飛び出した。お母様はメイドや侍女達にキツく口止めをしたけれど、何処からか漏れ出した。何せ王妃の部屋から悪臭が取れず、どんなに掃除しても臭いままなのだから。
「なんでお部屋が……」
「それがね、あの女神様の祝福のジャムをスカーレット様が持った途端……」
「えっ!それってかなりまずいんじゃ……」
「神殿の神官を呼んでも誰も来ないんですって。そりゃあれだけ女神様に嫌われてたら……」
呪いかと思い一度無理矢理神官を私の前に呼び出して、解呪させようとしたら、その高位神官は私の顔を見るなり倒れて起き上がらなくなってしまった。
どうも神聖力が一気に枯渇して倒れたらしい。意味が分からないわ!
「無理ですな」
「はあ?!」
小さな教会の神父にすら匙を投げられて、私は部屋に閉じ籠るしかなかった。
王城の上には常に黒雲がいて、激しい雨と雷が降り続いている。全て物もが湿気でベタベタになり、カビが繁殖……特にお母様の部屋ならの悪臭が城全体に蔓延して来て、気分が晴れる日がない。
私が何をしたっていうの?私はただ私の騎士を救おうとしたのよ?あとは国の為に仕方がなく結婚してやろうとしただけじゃない。何も私は悪くないわ。
兵士達はバタバタと忙しそうに走り回っている。どうも民が飢えて氾濫を起こしそうなんだって。はあ、気が重い事だわ。それに向けて炊き出し?無料で食べ物を配る活動をするそうよ。
「スカーレット王女も……」
「嫌よ」
「わかりました」
侍女が来たけど断ったわ。この雨の中、外で貧民に施しなんて絶対嫌だもの。なら部屋でお菓子を食べている方がマシ。
「赤はいない方がよろしいでしょう。民の反感を買います」
「いるだけで邪魔になりそうだもんね」
「一段と肉が増えたわね。持って来た服も入らなくなって足し布したわよ。普通の女性の胴回りくらい足したわ」
「こわ」
メイド達のおしゃべりも雨の音にかき消されて途切れ途切れにしか聞こえない。でもどうでも良いわ。だって私は王女だもの。
きっと明日にでもオルフェアかレイクリフがあの紫の無能王子に飽きて私を迎えに来るわ。
だって私は王女スカーレットなんだもの!
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