【完結】転生したら悪役令嬢だった腐女子、推し課金金策してたら無双でざまぁで愛されキャラ?いえいえ私は見守りたいだけですわ

鏑木 うりこ

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2 絶世の美女なお母様ですわ

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「マリー……?」
「あ」

 前世の熱い想いに心がフライしてたわ。美女お母様に心配かけるなんてマリエル悪い子、てへっ! って

「お、お母様……わ、私、マリエルだわ……」
「え、ええ、そうよ、貴女はマリエル、マリエル・クラブ。クラブ家の正統後継者よ!」

 ノンノン、お母様。クラブ家の正統後継者はヴィンセントお兄様ですわよ。思い出しただけでも尊いわ!
 何を驚いていたかと言うと、私がマリエル・クラブという事は、クラブのクイーンなの! うひょーーーー! あの! あの美人の! 縦ロール美女! 悪役令嬢、マリエル・クラブ! 尊い! もう尊死案件!!
 あの召喚聖女をビシバシ虐める苛烈にして凶悪なマリエル・クラブなんて!

「なんてご褒美……」

 いや、この世界の一部になれただけでもう死んでもいい! 庭の草になってヴィンセントお兄様に踏まれたい! ああーーーー!

「マリエル?」
「あ! ごめんなさい。お母様、跡継ぎはお兄様ですよ」
「あんな妾腹の子供がこのクラブ家に相応しくな」

 癇癪を起こして大声を上げるお母様の可愛らしいぷるんとした唇に人差し指指を当てる。

「お母様、素敵なお顔の可愛いおでこにおシワが寄ってますわ」

 美女におシワは似合わない!

「お母様は押しも押されぬハート公爵家の由緒正しき御令嬢にして、ブランドンお父様の第一夫人なのですよ? 良いではありませんか。お兄様が跡継ぎでもお母様の美しさは変わりありませんもの」
「マ、マリエル……?」

 そう、お母様がヴィンセントお兄様を憎むのは、ヴィンセントお兄様が第二夫人チェレネ様の子供だからです。チェレネ様は子爵家のご出身で、ブランドンお父様が中々子宝に恵まれなかったお母様に痺れを切らして連れてきた方。
 そしてチェレネ様はすぐにヴィンセントお兄様をお生みになり……お母様とチェレネ様の溝は埋め難いほど深くなって行ったのです。
 ですから、お母様はお兄様とチェレネ様を蛇蝎の如く嫌っており、あのような態度になっているのです。

「マリエルは元気です。お母様、鏡を見てくださいまし。マリエルの為に泣いてくださってありがとうございます。でもマリエルは真っ赤な目のお母様より、いつものキラキラした瞳のお母様の方が大好きなのです。元気になったマリエルにいつもの美しいお母様を見せてくださいませんか?」
「マリエル! 可愛い私の娘! ええ、ええ! 貴女の希望を叶えましょう! マリエルも寝間着など脱いで一緒にお食事をしましょう?」
「はい! 勿論ですわ、お母様!」

 あーー! お母様まで尊いーーー! 美しすぎるぅーー! しかしブランドンお父様はこんな美女を蔑ろにするなんて目が腐ってるんじゃないかしら? クラブ・エースの癖に!
 もう、スペード・エース辺りに売りつけてやろうかしら!

 おっと2次創作が捗りそうだわ。まずは色々なものの再確認よ! 何せ私はまだ6歳。聖女の召喚にはあと9年もあるんだから!

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