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9 毛虫だけは推せないわ。
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「はわー」
「おいこら! 毛虫だぞ?」
「きゃわ……え?! きゃーーー?!」
「あはは!!」
くっ! 天使どもめ!! お茶会と言えど、所詮8歳児の集団である。すぐに飽きて鬼ごっこやら、剣術ごっこなどを始めた。尊いわぁ。
そして、今日は私が混じってる……格好のおもちゃと認定されたらしい。ありがとうございます! なんてご褒美ですかね?!
しかしご褒美と言えど……毛虫は苦手でござる……ううっ! やんちゃなラブリー天使に見惚れていたら、コレである。
「マリー! こんな虫がこわいのかーー!」
「色が気持ち悪いんです!」
一番やんちゃな天使はスペード家のデュカス・スペード。特徴可愛い。濃い茶色の髪に真っ赤で少し吊り目が可愛いやんちゃ系ショタだ。勿論推しだ。
「まあ、変な色だよな! ほれ」
「ぎゃーーー!」
別の毛虫を投げつけてくる天使は一番高貴な天使で名前をルドルフ・フォン・アーデルハイドという。特徴可愛い。この国の王太子で金髪に青い瞳という王子様カラーのショタである、勿論推しだ。王子様らしく白い服を好んで着るぞ!
「全くみんな子供ですね」
ちょっと精神年齢が高そうなのがダイヤ家のケーニッヒ・ダイヤ。特徴可愛い。緑色の髪に茶色の目をして、1番のお金持ちだ。勿論推しだ。
「やめてあげてよーマリーが可哀想でしょ!」
優しいのがテオドール・ハート。特徴可愛い。ピンクの髪に水色の目と中々ファンシーだが、やる時はやる奴である。勿論推しな上に従兄弟だ。お母様のお兄様の息子だからね。
え? 全部推しじゃないか? って。そりゃそうよ、私はこの世界が好きすぎてワールドワイドで推してるんだから! 木や草だって全推しよ! 箱推しよ!
……ごめん、嘘ついた。毛虫はやっぱ推せないわ。
「やーい! 悔しかったらここまでおいでーー!」
うわーー! 子供あるあるのテンプレいただきましたーーー! あざーーす! 私がまたご褒美を頂戴していると、ふと記憶が過ぎる。
あれ? 待って。8歳の尊みショタ、誰かの過去で触れられたエピソードがあったよね? 誰? 違和感があるのは……あっ!!! ケーニッヒだ!! ケーニッヒが杖を持ってないんだ!!
そう、お金持ちのケーニッヒは子供の頃の怪我で走れないんだ。そのせいで色々と荒んだりするとっても可愛い推しなのだが……。
「何だっけ……? 木登りをしていて、落ち……て」
見上げれば奴らがいる、じゃなくて! 今! 現在! ナウ! でケーニッヒとルドルフ、デュカスが木に登ってんじゃん?! 何してんのよ!天使どもぉ!!! お前らは地上に降りた天使だから背中に羽根はねえんだよ!?
「あぶないよぉー降りて来てぇ!」
テオドールが下から声をかける。ヴィンセントお兄様も隣で心配そうにみている。
「大丈夫だ、なんの問題も……うわっ!!」
ルドルフが足を滑らせた! ぎゃー?!
「ルド!!」
近くにいたケーニッヒが助けようと手を伸ばす。
「うわっ!!」
「わぁーー!」
手は届いた。が、子供の力だ。落ちて行く同じくらいの背格好の子供を止められる訳もなく、二人で落下するしかない。
「うおおおおーーーーっ!」
推しに! 推しに怪我などさせるものかぁーーーーー!
「おいこら! 毛虫だぞ?」
「きゃわ……え?! きゃーーー?!」
「あはは!!」
くっ! 天使どもめ!! お茶会と言えど、所詮8歳児の集団である。すぐに飽きて鬼ごっこやら、剣術ごっこなどを始めた。尊いわぁ。
そして、今日は私が混じってる……格好のおもちゃと認定されたらしい。ありがとうございます! なんてご褒美ですかね?!
しかしご褒美と言えど……毛虫は苦手でござる……ううっ! やんちゃなラブリー天使に見惚れていたら、コレである。
「マリー! こんな虫がこわいのかーー!」
「色が気持ち悪いんです!」
一番やんちゃな天使はスペード家のデュカス・スペード。特徴可愛い。濃い茶色の髪に真っ赤で少し吊り目が可愛いやんちゃ系ショタだ。勿論推しだ。
「まあ、変な色だよな! ほれ」
「ぎゃーーー!」
別の毛虫を投げつけてくる天使は一番高貴な天使で名前をルドルフ・フォン・アーデルハイドという。特徴可愛い。この国の王太子で金髪に青い瞳という王子様カラーのショタである、勿論推しだ。王子様らしく白い服を好んで着るぞ!
「全くみんな子供ですね」
ちょっと精神年齢が高そうなのがダイヤ家のケーニッヒ・ダイヤ。特徴可愛い。緑色の髪に茶色の目をして、1番のお金持ちだ。勿論推しだ。
「やめてあげてよーマリーが可哀想でしょ!」
優しいのがテオドール・ハート。特徴可愛い。ピンクの髪に水色の目と中々ファンシーだが、やる時はやる奴である。勿論推しな上に従兄弟だ。お母様のお兄様の息子だからね。
え? 全部推しじゃないか? って。そりゃそうよ、私はこの世界が好きすぎてワールドワイドで推してるんだから! 木や草だって全推しよ! 箱推しよ!
……ごめん、嘘ついた。毛虫はやっぱ推せないわ。
「やーい! 悔しかったらここまでおいでーー!」
うわーー! 子供あるあるのテンプレいただきましたーーー! あざーーす! 私がまたご褒美を頂戴していると、ふと記憶が過ぎる。
あれ? 待って。8歳の尊みショタ、誰かの過去で触れられたエピソードがあったよね? 誰? 違和感があるのは……あっ!!! ケーニッヒだ!! ケーニッヒが杖を持ってないんだ!!
そう、お金持ちのケーニッヒは子供の頃の怪我で走れないんだ。そのせいで色々と荒んだりするとっても可愛い推しなのだが……。
「何だっけ……? 木登りをしていて、落ち……て」
見上げれば奴らがいる、じゃなくて! 今! 現在! ナウ! でケーニッヒとルドルフ、デュカスが木に登ってんじゃん?! 何してんのよ!天使どもぉ!!! お前らは地上に降りた天使だから背中に羽根はねえんだよ!?
「あぶないよぉー降りて来てぇ!」
テオドールが下から声をかける。ヴィンセントお兄様も隣で心配そうにみている。
「大丈夫だ、なんの問題も……うわっ!!」
ルドルフが足を滑らせた! ぎゃー?!
「ルド!!」
近くにいたケーニッヒが助けようと手を伸ばす。
「うわっ!!」
「わぁーー!」
手は届いた。が、子供の力だ。落ちて行く同じくらいの背格好の子供を止められる訳もなく、二人で落下するしかない。
「うおおおおーーーーっ!」
推しに! 推しに怪我などさせるものかぁーーーーー!
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