【完結】不憫令息を幸せにする。責任を取ったつもりがこういうのはちょっと違うと思います!

鏑木 うりこ

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23 天使の子供はミニ天使。

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「次はユールの番だよー」

「お、おー……」

 ダルタンはケロッとした顔で2人目を産んだ。今度は女の子でダルタンそっくりの顔に髪の毛の色がグリーブ先生と同じ栗色だった。よくそんな顔が出来るな……私の顔は多分真っ青だと思う。だって、だってお腹を割るんだよ!?

「ボクの旦那様を信じてよー」

「信じてるけど、怖いよ!こんなにお腹が膨れてること自体怖いんだから!」

 はちきれんばかりに膨らんだ自分のお腹をさすると中からドコドコと蹴り返してくるから大した物だと思う。本当に健康的にパンパンに膨らんでいて、アンセルが毎日「すごい、丸い。すごい、おへそ!」なでなでして頬を寄せては蹴られていた。

「スッキリするから!」

「そういうもんなのー?!」

 しかし、経験者がいるのは本当に心強い、ダルタンには感謝だ。吐き気が止まらなかった時も、何も食べたくない時も、りんごだけが無性に食べたかった時も、不安でアンセルに酷い言葉をぶつけた時もそれが普通って笑ってくれた。

「ボクはボク達みたいにこれから妊娠する男の子の為に本を書くんだ。症例はいくらあっても足りないからね!ユールの症例も事細かに観察させてもらってるよ!」

 ダルタンは大した物だし、グリーブ先生もこれから神殿に呼ばれて妊夫達のケアをしたり、手術をする事になるだろう。

「きれいに切ってあげるから安心しなさい、ユール君」

 なんて心強い事を言ってくれた。

「全く、本当に心強いよ……う、あれ?あれれ……お、お腹、お腹痛いぃ……」

「ユール君が産気づいたぞーーー!皆、準備ーー!!」

「はーい!」

 そして私はとっても可愛いミニ天使を健やかにこの世に送り出したのだった。

 私が産んだミニ天使はルディと名付けられた。ゲームでアンセルが最初に産んだランディ先輩との子供と同じ名前だったけれど、見た目が全然違う。なんていうかアンセル!アンセルそっくり!!

「アンセルの子供だなあ」
「本当ねぇ」
「凄く可愛い……」
「ユール成分薄いわね」

 両家の両親に代わりばんこに抱っこされ、ルディはふにゃふにゃ喜んでいるようだ。

「おっぱい出なかったね……あんなにいっぱい吸ったのに」

「アンセルっ!」

 出産予定日が近くなってきたら流石にやめさせたけど、最初のうちは本当に執拗に吸い付かれた。

「やめて、アンセル、やっ、やっ、やだぁーっ!あっ、あんっ!」

「ユールのおっぱい可愛いっやっぱり私だけの物にしておきたい!ああでもおっぱい出るようになったら赤ちゃんに貸してあげないと駄目なんてやだ……やっぱり出なくて良い、私専用のおっぱいで良い!」

「ア、アンセル!アンセル、や、やあああっ!!」

 弄られすぎて、胸でイけるようになったとか、まあ……それは置いていて、結局は何も出ないので私のおっぱいは今の所アンセル専用。アンセルの願いが叶った形だよね。

「あーユールのミルク飲んでみたかったなぁ……あ、下から出る奴で我慢しとこうかなぁ?」

 アンセル?!きれいで可愛い顔でなにお下品な事言ってるの?!?!









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