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とにかく上から下まで揃えてもらった……下着や靴下に至るまでです!少し恥ずかしい!
「良いじゃないですか、揃いだと合わせるのが楽ですよ」
「あ、はい……」
お針子のケティさんに言いくるめられた気もしますが、私とリンデール様には逆らう気力もありません。もう好きにしてくださいませ。
「髪はリボンにしましょうか。お帽子より若い女性向けの方が……あら?あらあら?」
な、なんでしょうか!鏡越しにヘアアクセサリーを選んでいたマールさんと目が合います。
「アナスタシア様、この髪型はやはりお母様がこうしろと?」
「ええ、都会は怖い人もたくさんいるし、じろじろ見られるのは嫌なので……。前髪を厚くしていると、少し落ち着くんです」
「なるほど……アナスタシア様のお母様は慧眼でいらっしゃいますね」
もさっと伸びた前髪はそのままに、マールさんは色々髪に当てて選んでくれている。隣ではリンデール様がケティさんに選んでもらっているようだ。
「もしかして、リンデール様もアナスタシア様みたいにお母様から前髪を伸ばしておきなさいと言われているのですか?」
「ええ、私も人前は苦手なので。アナスタシアと同じ理由です。本当に私とアナスタシアはそういうところは似ていますね」
「ふふ、まるで姉妹のようですね」
ケティさんも気を悪くしてはいないようで、笑顔でリボンやバレッタを当てている。リンデール様も私と同じ理由だったなんて。1年生のもっさり令嬢と2年生のもっさり令嬢が出来上がった訳ですね。
もっさりは静かに暮らしたかったのですけれどもね……。
私達はケティさんとマールさんに話しかけられ気づかなかったのですが、少し離れた所で、王子様達とマダムは何かお話をしていたようです。お支払いの件でしょうか……ものすごく心苦しいですが、こんな素敵なお店の支払いを出来るほど、私は自由になるお金を持っていません。
少しだけ送ってもらっているお小遣いも全部本や農業系の展示会のチケット代につぎ込んでしまっていますので……。学園に寮があり、お昼も食堂で出てくるタイプで良かったわ。欲しい本があると食べることを我慢して買ってしまいそうですものね!
「さて、お嬢様方。大体出来ましたので、こちらに着替えてみてくださいませ!」
ケティさんとマールさんに連れられて試着室へそれぞれ入りました。ワンピースなので一人で着替えることができますが、私には一応マールさんが付いてきてくれました。
「オーダーメイドのワンピースではないので、少しきついところがあるかもしれませんね。……あら、お胸が……。おや?その割に、腰回りはスカスカですわね?まあベルトで大丈夫ですね。うん、良いですよ」
カーテンを開けてみると、靴まで新しい物に変わっている。
「今日初めて履く靴ですが足を痛めないように少し注意してくださいね」
「わあ……可愛い服」
鏡にはもっさり前髪の私がとても可愛らしいワンピースを着て立っている。色は若草色とでもいうのだろうか、まあルイフト様のご指定の薄い緑で地模様にストライプが入っている。襟周りや袖周りはボタンやレースで飾られているが、大きすぎず品のあるものだ。
何より着心地がいい。柔らかい布を使っているのか、着ていてとても気持ちのいいワンピースだった。
「マダムーどうでしょうか?」
ケティさんとマールさんが声を掛けると、マダムが現れてにこりと笑った。
「まあ、ケティ、マール。良いわね。二人の良さが出ているわ」
マダムから合格点がもらえて、ケティさんとマールさんも喜んでいた。なんだか私までほっとしてしまいました。
「良いじゃないですか、揃いだと合わせるのが楽ですよ」
「あ、はい……」
お針子のケティさんに言いくるめられた気もしますが、私とリンデール様には逆らう気力もありません。もう好きにしてくださいませ。
「髪はリボンにしましょうか。お帽子より若い女性向けの方が……あら?あらあら?」
な、なんでしょうか!鏡越しにヘアアクセサリーを選んでいたマールさんと目が合います。
「アナスタシア様、この髪型はやはりお母様がこうしろと?」
「ええ、都会は怖い人もたくさんいるし、じろじろ見られるのは嫌なので……。前髪を厚くしていると、少し落ち着くんです」
「なるほど……アナスタシア様のお母様は慧眼でいらっしゃいますね」
もさっと伸びた前髪はそのままに、マールさんは色々髪に当てて選んでくれている。隣ではリンデール様がケティさんに選んでもらっているようだ。
「もしかして、リンデール様もアナスタシア様みたいにお母様から前髪を伸ばしておきなさいと言われているのですか?」
「ええ、私も人前は苦手なので。アナスタシアと同じ理由です。本当に私とアナスタシアはそういうところは似ていますね」
「ふふ、まるで姉妹のようですね」
ケティさんも気を悪くしてはいないようで、笑顔でリボンやバレッタを当てている。リンデール様も私と同じ理由だったなんて。1年生のもっさり令嬢と2年生のもっさり令嬢が出来上がった訳ですね。
もっさりは静かに暮らしたかったのですけれどもね……。
私達はケティさんとマールさんに話しかけられ気づかなかったのですが、少し離れた所で、王子様達とマダムは何かお話をしていたようです。お支払いの件でしょうか……ものすごく心苦しいですが、こんな素敵なお店の支払いを出来るほど、私は自由になるお金を持っていません。
少しだけ送ってもらっているお小遣いも全部本や農業系の展示会のチケット代につぎ込んでしまっていますので……。学園に寮があり、お昼も食堂で出てくるタイプで良かったわ。欲しい本があると食べることを我慢して買ってしまいそうですものね!
「さて、お嬢様方。大体出来ましたので、こちらに着替えてみてくださいませ!」
ケティさんとマールさんに連れられて試着室へそれぞれ入りました。ワンピースなので一人で着替えることができますが、私には一応マールさんが付いてきてくれました。
「オーダーメイドのワンピースではないので、少しきついところがあるかもしれませんね。……あら、お胸が……。おや?その割に、腰回りはスカスカですわね?まあベルトで大丈夫ですね。うん、良いですよ」
カーテンを開けてみると、靴まで新しい物に変わっている。
「今日初めて履く靴ですが足を痛めないように少し注意してくださいね」
「わあ……可愛い服」
鏡にはもっさり前髪の私がとても可愛らしいワンピースを着て立っている。色は若草色とでもいうのだろうか、まあルイフト様のご指定の薄い緑で地模様にストライプが入っている。襟周りや袖周りはボタンやレースで飾られているが、大きすぎず品のあるものだ。
何より着心地がいい。柔らかい布を使っているのか、着ていてとても気持ちのいいワンピースだった。
「マダムーどうでしょうか?」
ケティさんとマールさんが声を掛けると、マダムが現れてにこりと笑った。
「まあ、ケティ、マール。良いわね。二人の良さが出ているわ」
マダムから合格点がもらえて、ケティさんとマールさんも喜んでいた。なんだか私までほっとしてしまいました。
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