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152 タムがはしゃぐくらい
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「あの峰、すげえですよ。多分なんか神聖なヤバいもん埋まってます。掘ったり動かしたりはダメですわ」
「どゆこと?タム」
「パムとヘイズ兄弟を連れてあの目立つ峰に行ったんですけど、あそこだけ生態系が違うんです! 凄いですよ、興奮します!」
冷静な学者系のタムがこんなにはしゃいでるのは珍しい。話が長くなりそうだから、リゼレン君に頼んでお茶を貰うよう手配してもらった。
「草がもう違うんです! 見て下さいよ、これ! こっちが普通の薬草なんですけど、あの山の側はこっち! 銀毛に覆われてて、全く違う効果さえあります! パム、頼む!」
「はいっ! 見て下さい、普通の薬草を煮出すと薬草茶ができます、色は薄い茶色なんですが、あの山の薬草はほんのり赤味がかっていて、甘さが通常の三倍あります!」
「……分かんない……」
「何故?!」
元々甘くない薬草茶の甘味が三倍っていわれても……いや? でも少し飲みやすいかな?
「美味いかも?」
「でしょう! 葉っぱ一枚に至るまですべて美味しいのですよ! 感動です」
さらにヘイズまであの峰は特別だと言い出した。
「あの切り立った断崖をちょっと登ったんだが」
「登ったんだ……まさか素手で?」
「ああ、なんも道具なかったからな」
登ったんだ……流石だ。筋肉はすべてを凌駕するな。
「下からは見えない所に泉があって相当高濃度のなんかで満たされてるらしい。ちょっとティエン様とティン様にお伺いを立てたら、人間は別モンに変容する可能性があるから近づくなっていわれた」
「やばいやつでは?」
「そのままだとヤバいから水で薄めて使いなさいって。原液じゃなきゃ良いってさ」
「ふむ。それは素晴らしいね。では後はリゼレン君」
「はい? どうしました?」
「お金、ちょうだい! いっぱい!」
「は!?」
侯爵家の力の見せ所だよ!!
少しの休憩をはさんで、タム達はまた調査に向かって貰った。予想以上の掘り出し物に難題もすぐに解決できそうでありがたい。
「さて、ラセル。海に行く前に勉強しよう」
「うん! どうしてお金がいっぱいいるのか教えてくれるんだね!」
「そうだよ、リゼレン君も何か納得していないからね」
「そうですよ……突然たくさんお金を欲しいと言われても困りますよ、イアンさん」
地図が乗ったままのテーブルを挟んだ長椅子にラセルとリゼレン君が並んで腰を下ろした。私は地図を挟んだ逆側で講釈を垂れる。ミニィはというともうクレヤボンスと私達の残り財産でどれくらいお金の工面ができるか算出し始めている。元々私の部下だった皆は私のやり口に慣れているから早い反応ができるけど、リゼレン君やラセルはそうじゃない。ちゃんと説明して納得してもらわなくちゃね。
「ではお勉強を始めます」
「はーい イアン先生お願いします~」
「お願いします」
おお、やる気のある生徒じゃないか、素晴らしい。
「どゆこと?タム」
「パムとヘイズ兄弟を連れてあの目立つ峰に行ったんですけど、あそこだけ生態系が違うんです! 凄いですよ、興奮します!」
冷静な学者系のタムがこんなにはしゃいでるのは珍しい。話が長くなりそうだから、リゼレン君に頼んでお茶を貰うよう手配してもらった。
「草がもう違うんです! 見て下さいよ、これ! こっちが普通の薬草なんですけど、あの山の側はこっち! 銀毛に覆われてて、全く違う効果さえあります! パム、頼む!」
「はいっ! 見て下さい、普通の薬草を煮出すと薬草茶ができます、色は薄い茶色なんですが、あの山の薬草はほんのり赤味がかっていて、甘さが通常の三倍あります!」
「……分かんない……」
「何故?!」
元々甘くない薬草茶の甘味が三倍っていわれても……いや? でも少し飲みやすいかな?
「美味いかも?」
「でしょう! 葉っぱ一枚に至るまですべて美味しいのですよ! 感動です」
さらにヘイズまであの峰は特別だと言い出した。
「あの切り立った断崖をちょっと登ったんだが」
「登ったんだ……まさか素手で?」
「ああ、なんも道具なかったからな」
登ったんだ……流石だ。筋肉はすべてを凌駕するな。
「下からは見えない所に泉があって相当高濃度のなんかで満たされてるらしい。ちょっとティエン様とティン様にお伺いを立てたら、人間は別モンに変容する可能性があるから近づくなっていわれた」
「やばいやつでは?」
「そのままだとヤバいから水で薄めて使いなさいって。原液じゃなきゃ良いってさ」
「ふむ。それは素晴らしいね。では後はリゼレン君」
「はい? どうしました?」
「お金、ちょうだい! いっぱい!」
「は!?」
侯爵家の力の見せ所だよ!!
少しの休憩をはさんで、タム達はまた調査に向かって貰った。予想以上の掘り出し物に難題もすぐに解決できそうでありがたい。
「さて、ラセル。海に行く前に勉強しよう」
「うん! どうしてお金がいっぱいいるのか教えてくれるんだね!」
「そうだよ、リゼレン君も何か納得していないからね」
「そうですよ……突然たくさんお金を欲しいと言われても困りますよ、イアンさん」
地図が乗ったままのテーブルを挟んだ長椅子にラセルとリゼレン君が並んで腰を下ろした。私は地図を挟んだ逆側で講釈を垂れる。ミニィはというともうクレヤボンスと私達の残り財産でどれくらいお金の工面ができるか算出し始めている。元々私の部下だった皆は私のやり口に慣れているから早い反応ができるけど、リゼレン君やラセルはそうじゃない。ちゃんと説明して納得してもらわなくちゃね。
「ではお勉強を始めます」
「はーい イアン先生お願いします~」
「お願いします」
おお、やる気のある生徒じゃないか、素晴らしい。
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