【章完結中】神の愛し子な俺、テイマー始めました!

鏑木 うりこ

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種の章

7 口説いた!

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「ひえ!うわ!」

「ちょっとアンバー!ちゃんと僕を守ってよ!」

「でもな!正規兵なんて!うわ!」

「終わったぞ」

 ハルが涼しい顔で立っている。やった!強い。

「ありがとう!さて、強制テイム!」

 領主、正規兵、あ、暗殺者もいる。

「ハル、君より弱い暗殺者がいた」

 カードをみせると、ハルは少し苦い顔をする。

「……俺のいた暗殺ギルドの、だな」

「はあ、なるほど。暗殺ギルドって強い?」

「俺より強いのが3人いる」

「ふむ」

 どうしようかなぁ。

「アンバーじゃ役に立たないし」

「うるへー!」

「今のハルでも駄目?」

 少し考えてから

「マスターは厳しいかもしれん」

「次々捕まえて数で押そう。残すと面倒そう。ハル、暗殺ギルドに案内して。全員捕まえてカードにするから」

 アンバーとハルはギョッとしたが、俺は出来るんだからいーの!


 正面から暗殺ギルドに乗り込んだ俺。無差別に捕まえてやる。どうせ暗殺に用がある奴は後ろ暗い奴ばっかりだろ!そう決まってる!

「フィー。ほんと全部行くんだな。受付嬢までお構いなしかよ」

「残して後ろからグサーっなんてたまんないからね。人間なら大体捕まえちゃうよ」

「暗殺者の俺が言うのもなんだが、俺たちはとんでもない奴に捕まったんだな……」

 ハルが返り血をポタポタ垂らしながら、ため息をついた。ふんだ!僕は可愛い御坊ちゃまですよ!

 俺たちは領主に夜に捕まって、そのまま暗殺ギルドに押し入った。

 そしてもうすぐ明け方だ。

「あんばぁだめだぁ、僕、眠いぃ……」

「馬鹿言うな!今、ハルが1番強いマスターと交戦中だそ!寝るなぁ!!」

「ハルぅ……もうダメだー寝ちゃうー」

「ぐっ!」

 ちらっとこっちをみたハルが、暗殺ギルドのマスターの蹴りを食らって吹っ飛んだ。

「血迷うたな、ハル。手塩にかけて育ててやったわしに逆らうとは!お前のマスターの首、落とさせて貰うぞ!」

「うわー!こっちくんなーーー!」

 僕はアンバーに抱っこされたまま夢うつつだ。ぼんやりした視界の中にカッコいいおっさんが歩いてくる。

「やあ!おじさんかっこいいねぇ。僕の物にならない?一生大事にするよぉ?」

「は?」

「いっぱい可愛がってなでなでするよぉ、冒険も一緒にしようよ。そんでアンバーは阿呆だから鍛えて欲しいなー」

「え?」

「いいでしょーねー?いいでしょー?ねーってばー」

 にこっ!笑うとおじさんは

「いやはや、熱烈だな」

 なんて呟いたけど

「すきありー!!とー!」

「?!」

 強制テイムかけたら取れた!やったね!

「やったぁ……むにゃ……」

「お子様には辛い時間だったな」

「いや、しかし、そんな感じて良いのか……?」

 アンバーがカードを拾う。ムッとした顔の暗殺ギルドのマスターが見ていた。

「いんじゃね?フィーをちゃんと寝かせてやろうぜ?」

 アンバーはそう言う所は常識的だった。
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