9 / 29
種の章
9 能力の使い方
しおりを挟む
そのあと、昨日増えたカードをチェックした。
「暗殺者レベル20とか21とかが、ハルより強いって奴なんだろうな。この辺はギルドマスターに聞くとして、雑魚っぽいのも多いなー。あ、やっぱり受付嬢も暗殺者じゃんレベル8だって。アンバーより強くない?」
「うっせ!レベル上がったから俺の方が強い!……かもしんない」
「まあ何かに使えるかもしれないから取っとこう」
整えてしまっておく。
「なあ、何人くらいカードになってんだ?」
「さあ?数えた事ないから分かんないけど、500人はいってないかな?」
「?!そんなに人間を消したのか!」
はぁ?やけに突っかかるなぁ。
「こんなもんじゃないけど?もっといくけど?!やる気になればここの街も無人に出来るけど?!?!して欲しいの??やろうか?全員消せば騒ぐ人もいなくなるから良いよね?!」
「……ごめん、フィー」
「良いよ、別に」
ぷいっ僕は横を向く。好きにして良いって貰った能力だ。好きにして何が悪い。
僕はカードの整理を進めていく。このハルが昨日斬った兵士のカード。一晩たってもまだ死にかけだ。
この状況で出せば死ぬだろう。死ねばテイムは解除される。
どちらがいいのか誰だって分からないはず。このまま命を繋いで僕に使われるのか、死体になり家族の元に帰るのか。
「領主のとこ行くよ、アンバー」
「分かった」
アンバーは応じて僕たちは簀巻きじゃなくて普通に歩いて、領主の館についた。
「よく来たね、フィエル。さあこっちに」
「ご領主様?!」
人柄が変わった領主をみてテイムしてない執事さんが目を白黒させている。さてはこのご領主、あんまり仕事しないタイプだったな?
執務室に通されて、人がいなくなった所で話を始める。
「どうです?調子は」
「良いです、ご主人様。今まで難解だった疑問が解けますね」
そりゃ何より。僕は出されたお茶を飲む。さて、どうしよっか。
「このまま領主を続けてもらおうかな?」
「畏まりました、ご主人様」
「えっ!大丈夫なの?!」
居心地悪そうに柔らかい椅子に座っていたアンバーが立ち上がる。
「大丈夫だよ。ただ、僕が主人になっただけで他は大して変わらないからね。ただ、出しておける人数は決まってるから、その枠を使うくらいだよ。今、外に出てるのがアンバー、領主、暗殺ギルドマスターの3人だ」
指を折って数える僕。
「何人くらいまで出せんの?」
「今ならまだ100人程度かなー。レベルが上がれば増えるはず」
多!なんていうけど、少ないよ。まあ、アンバーの残念な頭じゃ理解は出来ないか。
「ご主人様、ご主人が回収なされた私が使っていたもの達を少し使いたいのですが、よろしいでしょうか」
「ああ、そうだね。しかしみんな弱いから、訓練したほうがいいなぁ……」
僕たちはこの領主の館に少し腰を置くことにした。
「暗殺者レベル20とか21とかが、ハルより強いって奴なんだろうな。この辺はギルドマスターに聞くとして、雑魚っぽいのも多いなー。あ、やっぱり受付嬢も暗殺者じゃんレベル8だって。アンバーより強くない?」
「うっせ!レベル上がったから俺の方が強い!……かもしんない」
「まあ何かに使えるかもしれないから取っとこう」
整えてしまっておく。
「なあ、何人くらいカードになってんだ?」
「さあ?数えた事ないから分かんないけど、500人はいってないかな?」
「?!そんなに人間を消したのか!」
はぁ?やけに突っかかるなぁ。
「こんなもんじゃないけど?もっといくけど?!やる気になればここの街も無人に出来るけど?!?!して欲しいの??やろうか?全員消せば騒ぐ人もいなくなるから良いよね?!」
「……ごめん、フィー」
「良いよ、別に」
ぷいっ僕は横を向く。好きにして良いって貰った能力だ。好きにして何が悪い。
僕はカードの整理を進めていく。このハルが昨日斬った兵士のカード。一晩たってもまだ死にかけだ。
この状況で出せば死ぬだろう。死ねばテイムは解除される。
どちらがいいのか誰だって分からないはず。このまま命を繋いで僕に使われるのか、死体になり家族の元に帰るのか。
「領主のとこ行くよ、アンバー」
「分かった」
アンバーは応じて僕たちは簀巻きじゃなくて普通に歩いて、領主の館についた。
「よく来たね、フィエル。さあこっちに」
「ご領主様?!」
人柄が変わった領主をみてテイムしてない執事さんが目を白黒させている。さてはこのご領主、あんまり仕事しないタイプだったな?
執務室に通されて、人がいなくなった所で話を始める。
「どうです?調子は」
「良いです、ご主人様。今まで難解だった疑問が解けますね」
そりゃ何より。僕は出されたお茶を飲む。さて、どうしよっか。
「このまま領主を続けてもらおうかな?」
「畏まりました、ご主人様」
「えっ!大丈夫なの?!」
居心地悪そうに柔らかい椅子に座っていたアンバーが立ち上がる。
「大丈夫だよ。ただ、僕が主人になっただけで他は大して変わらないからね。ただ、出しておける人数は決まってるから、その枠を使うくらいだよ。今、外に出てるのがアンバー、領主、暗殺ギルドマスターの3人だ」
指を折って数える僕。
「何人くらいまで出せんの?」
「今ならまだ100人程度かなー。レベルが上がれば増えるはず」
多!なんていうけど、少ないよ。まあ、アンバーの残念な頭じゃ理解は出来ないか。
「ご主人様、ご主人が回収なされた私が使っていたもの達を少し使いたいのですが、よろしいでしょうか」
「ああ、そうだね。しかしみんな弱いから、訓練したほうがいいなぁ……」
僕たちはこの領主の館に少し腰を置くことにした。
15
あなたにおすすめの小説
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
生まれ変わったら知ってるモブだった
マロン
BL
僕はとある田舎に小さな領地を持つ貧乏男爵の3男として生まれた。
貧乏だけど一応貴族で本来なら王都の学園へ進学するんだけど、とある理由で進学していない。
毎日領民のお仕事のお手伝いをして平民の困り事を聞いて回るのが僕のしごとだ。
この日も牧場のお手伝いに向かっていたんだ。
その時そばに立っていた大きな樹に雷が落ちた。ビックリして転んで頭を打った。
その瞬間に思い出したんだ。
僕の前世のことを・・・この世界は僕の奥さんが描いてたBL漫画の世界でモーブル・テスカはその中に出てきたモブだったということを。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる