【章完結中】神の愛し子な俺、テイマー始めました!

鏑木 うりこ

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9 能力の使い方

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 そのあと、昨日増えたカードをチェックした。

「暗殺者レベル20とか21とかが、ハルより強いって奴なんだろうな。この辺はギルドマスターに聞くとして、雑魚っぽいのも多いなー。あ、やっぱり受付嬢も暗殺者じゃんレベル8だって。アンバーより強くない?」

「うっせ!レベル上がったから俺の方が強い!……かもしんない」

「まあ何かに使えるかもしれないから取っとこう」

 整えてしまっておく。

「なあ、何人くらいカードになってんだ?」

「さあ?数えた事ないから分かんないけど、500人はいってないかな?」

「?!そんなに人間を消したのか!」

 はぁ?やけに突っかかるなぁ。

「こんなもんじゃないけど?もっといくけど?!やる気になればここの街も無人に出来るけど?!?!して欲しいの??やろうか?全員消せば騒ぐ人もいなくなるから良いよね?!」

「……ごめん、フィー」

「良いよ、別に」

 ぷいっ僕は横を向く。好きにして良いって貰った能力だ。好きにして何が悪い。
 僕はカードの整理を進めていく。このハルが昨日斬った兵士のカード。一晩たってもまだ死にかけだ。
 この状況で出せば死ぬだろう。死ねばテイムは解除される。

 どちらがいいのか誰だって分からないはず。このまま命を繋いで僕に使われるのか、死体になり家族の元に帰るのか。

「領主のとこ行くよ、アンバー」

「分かった」

 アンバーは応じて僕たちは簀巻きじゃなくて普通に歩いて、領主の館についた。

「よく来たね、フィエル。さあこっちに」

「ご領主様?!」

 人柄が変わった領主をみてテイムしてない執事さんが目を白黒させている。さてはこのご領主、あんまり仕事しないタイプだったな?

 執務室に通されて、人がいなくなった所で話を始める。

「どうです?調子は」

「良いです、ご主人様。今まで難解だった疑問が解けますね」

 そりゃ何より。僕は出されたお茶を飲む。さて、どうしよっか。
 
「このまま領主を続けてもらおうかな?」

「畏まりました、ご主人様」

「えっ!大丈夫なの?!」

 居心地悪そうに柔らかい椅子に座っていたアンバーが立ち上がる。

「大丈夫だよ。ただ、僕が主人になっただけで他は大して変わらないからね。ただ、出しておける人数は決まってるから、その枠を使うくらいだよ。今、外に出てるのがアンバー、領主、暗殺ギルドマスターの3人だ」

 指を折って数える僕。

「何人くらいまで出せんの?」

「今ならまだ100人程度かなー。レベルが上がれば増えるはず」

 多!なんていうけど、少ないよ。まあ、アンバーの残念な頭じゃ理解は出来ないか。

「ご主人様、ご主人が回収なされた私が使っていたもの達を少し使いたいのですが、よろしいでしょうか」

「ああ、そうだね。しかしみんな弱いから、訓練したほうがいいなぁ……」

 僕たちはこの領主の館に少し腰を置くことにした。

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