20 / 29
種の章
20 たいらなんだって
しおりを挟む
「?」
「勿体ないけど、少し切るしかないなぁー」
リフェリスは僕の白っぽくなってしまった髪を持ち上げている。いつの間に僕の髪は伸び放題に伸びて物凄く長くなっていた。
何か布でも織れそうなくらい長いね
「そうだねー、なんか作っちゃう?ふふ、すんごいもの出来そう」
でも人毛マフラーとか怖くない?
「呪われたら怖いけど、祝福されるなら大歓迎じゃないかな?」
切るね、とリフェリスは僕の髪を背中くらいで揃えて行った。
「はー綺麗な白金の髪だねぇ!艶々してるし、良い匂いもする!」
そう言えば、もしかしてなんだけど。僕ってずっと寝てた?
上手に動かない体、長すぎる髪。普通に寝て起きたってそうはならないよね?
リフェリスはちょっと驚いた顔をしたけれど
「そう言うふわーっとした所がいいよね、フィエルはさ」
笑って言う。なんだろう褒められてる気はしないよ?
「フィエルは50年くらい寝てたかな?どう?元気になった??」
えー!僕、寝過ぎじゃない??
急いでアンバーとハルのカードを取り出して見る。2人とも以前と変わらない感じだけれども、カードの中から僕をみて嬉しそうに手を振ってくれた。
話は出来ないけど、カードに封じられていると歳は取らないみたい。
「2人とも元気そうだねー。俺たちみたいな木は50年なんてあっという間だけど、人間は長いもんね。カードの中なら、ぼんやりしたりして何とかなったのかな?」
ふふ、だいぶ退屈してるかもしれないね。早く出してあげたいな。
首に触れるとまだ輪がはまったままだった。50年眠ってた僕、するとディーオは60歳?!まだまだ元気って事なのか!凄いなぁ。
「凄いよ、ディーオって言ったっけ?地上はそいつのせいで大荒れ。人間は減ったけど、やり過ぎだね。獣人も精霊も魔族もみんな減ってる。この星を平にしたいのかな?」
そうなんだ……。
「まあ、俺の領域の中でも地上はまだ早いよ。ちょっと冷たいけど、水浴びしないかい?小さい泉があるんだ」
差し伸べられた手に抱き上げられる。
あ、僕も60歳過ぎたいい大人じゃないか?!抱っことかして貰ってる場合じゃないよ!?
「フィエルはあの頃と変わらないよ。特製豆ベッドで寝てたからね!」
豆ベッド優秀過ぎない?
リフェリスが連れてきてくれた泉は僕が入るといっぱいいっぱいになる大きさだったが、50年ぶり?にした水浴びは気持ちよかったし、
こんにちは、愛し子さん。私頑張って少しぬるめにしたわよ!
なんて泉の精霊がぺたんこの胸をそらすのが面白かった。あれ、僕って精霊も見えるようになったんだなぁ。
誰がぺたんこよ!しつれいね!でも私に名前つけてくれるなら、許すわ!
50年ぶりに怒られた。リフェリスは泉の癖に生意気だ!なんて言っていたけど
アシャ。どうかな?
可愛い!ありがとうフィエル!いつでも水浴びに来てね!次までには胸を出っ張らせておくから!
そんなに簡単に大きくなるのか?と不思議に思ったけれど、そうなったら良いね。
僕は薄暗い地下で歩き回ったり、話をしたりしてしばらく暮らしていた。
「勿体ないけど、少し切るしかないなぁー」
リフェリスは僕の白っぽくなってしまった髪を持ち上げている。いつの間に僕の髪は伸び放題に伸びて物凄く長くなっていた。
何か布でも織れそうなくらい長いね
「そうだねー、なんか作っちゃう?ふふ、すんごいもの出来そう」
でも人毛マフラーとか怖くない?
「呪われたら怖いけど、祝福されるなら大歓迎じゃないかな?」
切るね、とリフェリスは僕の髪を背中くらいで揃えて行った。
「はー綺麗な白金の髪だねぇ!艶々してるし、良い匂いもする!」
そう言えば、もしかしてなんだけど。僕ってずっと寝てた?
上手に動かない体、長すぎる髪。普通に寝て起きたってそうはならないよね?
リフェリスはちょっと驚いた顔をしたけれど
「そう言うふわーっとした所がいいよね、フィエルはさ」
笑って言う。なんだろう褒められてる気はしないよ?
「フィエルは50年くらい寝てたかな?どう?元気になった??」
えー!僕、寝過ぎじゃない??
急いでアンバーとハルのカードを取り出して見る。2人とも以前と変わらない感じだけれども、カードの中から僕をみて嬉しそうに手を振ってくれた。
話は出来ないけど、カードに封じられていると歳は取らないみたい。
「2人とも元気そうだねー。俺たちみたいな木は50年なんてあっという間だけど、人間は長いもんね。カードの中なら、ぼんやりしたりして何とかなったのかな?」
ふふ、だいぶ退屈してるかもしれないね。早く出してあげたいな。
首に触れるとまだ輪がはまったままだった。50年眠ってた僕、するとディーオは60歳?!まだまだ元気って事なのか!凄いなぁ。
「凄いよ、ディーオって言ったっけ?地上はそいつのせいで大荒れ。人間は減ったけど、やり過ぎだね。獣人も精霊も魔族もみんな減ってる。この星を平にしたいのかな?」
そうなんだ……。
「まあ、俺の領域の中でも地上はまだ早いよ。ちょっと冷たいけど、水浴びしないかい?小さい泉があるんだ」
差し伸べられた手に抱き上げられる。
あ、僕も60歳過ぎたいい大人じゃないか?!抱っことかして貰ってる場合じゃないよ!?
「フィエルはあの頃と変わらないよ。特製豆ベッドで寝てたからね!」
豆ベッド優秀過ぎない?
リフェリスが連れてきてくれた泉は僕が入るといっぱいいっぱいになる大きさだったが、50年ぶり?にした水浴びは気持ちよかったし、
こんにちは、愛し子さん。私頑張って少しぬるめにしたわよ!
なんて泉の精霊がぺたんこの胸をそらすのが面白かった。あれ、僕って精霊も見えるようになったんだなぁ。
誰がぺたんこよ!しつれいね!でも私に名前つけてくれるなら、許すわ!
50年ぶりに怒られた。リフェリスは泉の癖に生意気だ!なんて言っていたけど
アシャ。どうかな?
可愛い!ありがとうフィエル!いつでも水浴びに来てね!次までには胸を出っ張らせておくから!
そんなに簡単に大きくなるのか?と不思議に思ったけれど、そうなったら良いね。
僕は薄暗い地下で歩き回ったり、話をしたりしてしばらく暮らしていた。
15
あなたにおすすめの小説
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
生まれ変わったら知ってるモブだった
マロン
BL
僕はとある田舎に小さな領地を持つ貧乏男爵の3男として生まれた。
貧乏だけど一応貴族で本来なら王都の学園へ進学するんだけど、とある理由で進学していない。
毎日領民のお仕事のお手伝いをして平民の困り事を聞いて回るのが僕のしごとだ。
この日も牧場のお手伝いに向かっていたんだ。
その時そばに立っていた大きな樹に雷が落ちた。ビックリして転んで頭を打った。
その瞬間に思い出したんだ。
僕の前世のことを・・・この世界は僕の奥さんが描いてたBL漫画の世界でモーブル・テスカはその中に出てきたモブだったということを。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる