【章完結中】神の愛し子な俺、テイマー始めました!

鏑木 うりこ

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20 たいらなんだって

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「?」

「勿体ないけど、少し切るしかないなぁー」

 リフェリスは僕の白っぽくなってしまった髪を持ち上げている。いつの間に僕の髪は伸び放題に伸びて物凄く長くなっていた。

 何か布でも織れそうなくらい長いね

「そうだねー、なんか作っちゃう?ふふ、すんごいもの出来そう」

 でも人毛マフラーとか怖くない?

「呪われたら怖いけど、祝福されるなら大歓迎じゃないかな?」

 切るね、とリフェリスは僕の髪を背中くらいで揃えて行った。

「はー綺麗な白金の髪だねぇ!艶々してるし、良い匂いもする!」

 そう言えば、もしかしてなんだけど。僕ってずっと寝てた?

 上手に動かない体、長すぎる髪。普通に寝て起きたってそうはならないよね?

 リフェリスはちょっと驚いた顔をしたけれど

「そう言うふわーっとした所がいいよね、フィエルはさ」

 笑って言う。なんだろう褒められてる気はしないよ?

「フィエルは50年くらい寝てたかな?どう?元気になった??」

 えー!僕、寝過ぎじゃない??

 急いでアンバーとハルのカードを取り出して見る。2人とも以前と変わらない感じだけれども、カードの中から僕をみて嬉しそうに手を振ってくれた。
 話は出来ないけど、カードに封じられていると歳は取らないみたい。

「2人とも元気そうだねー。俺たちみたいな木は50年なんてあっという間だけど、人間は長いもんね。カードの中なら、ぼんやりしたりして何とかなったのかな?」

 ふふ、だいぶ退屈してるかもしれないね。早く出してあげたいな。

 首に触れるとまだ輪がはまったままだった。50年眠ってた僕、するとディーオは60歳?!まだまだ元気って事なのか!凄いなぁ。

「凄いよ、ディーオって言ったっけ?地上はそいつのせいで大荒れ。人間は減ったけど、やり過ぎだね。獣人も精霊も魔族もみんな減ってる。この星を平にしたいのかな?」

 そうなんだ……。

「まあ、俺の領域の中でも地上はまだ早いよ。ちょっと冷たいけど、水浴びしないかい?小さい泉があるんだ」

 差し伸べられた手に抱き上げられる。

あ、僕も60歳過ぎたいい大人じゃないか?!抱っことかして貰ってる場合じゃないよ!?

「フィエルはあの頃と変わらないよ。特製豆ベッドで寝てたからね!」

 豆ベッド優秀過ぎない?

 リフェリスが連れてきてくれた泉は僕が入るといっぱいいっぱいになる大きさだったが、50年ぶり?にした水浴びは気持ちよかったし、

 こんにちは、愛し子さん。私頑張って少しぬるめにしたわよ!

 なんて泉の精霊がぺたんこの胸をそらすのが面白かった。あれ、僕って精霊も見えるようになったんだなぁ。

 誰がぺたんこよ!しつれいね!でも私に名前つけてくれるなら、許すわ!

 50年ぶりに怒られた。リフェリスは泉の癖に生意気だ!なんて言っていたけど

アシャ。どうかな?

 可愛い!ありがとうフィエル!いつでも水浴びに来てね!次までには胸を出っ張らせておくから!

 そんなに簡単に大きくなるのか?と不思議に思ったけれど、そうなったら良いね。

 僕は薄暗い地下で歩き回ったり、話をしたりしてしばらく暮らしていた。



 
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