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その他の話
2 帰るか2
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「……俺に死ねと?」
「そんなことは言ってないよ。俺達に王宮は合わない、だから町に帰るんだ」
異様に大きなクロゼットをガサゴソ漁っていたら、血相を変えたリオウが窓から飛んで入ってきた。ここ三階ね?
「えーーー!キーチェ達、町に戻んの?!俺やだよ!」
「ロゼル兄ちゃん、でも俺……ここいたくないんだ」
「ヒルデだろ、すぐ締めてくる」
キーチェはリオウの一番下の弟のロゼルにギュウギュウに抱きつかれている。長い間ずーっと末っ子ポジションだったロゼルはキーチェが自分の弟のようでとても可愛がってくれている。
「やめて、ロゼル。喧嘩は良くない」
「カイリー!思い直してぇ!」
今度は俺に泣きついてる。ロゼルはリオウの弟らしい顔つきなので何か憎めないけど、兄弟喧嘩は良くないな。
「ハイラムは確かに色々な思いを抱えてるでしょうが、だからといってヒルデがカイリ達を罵って良い事はないわ。締めましょう」
「ランシャ姉さんまで」
リオウの上の姉のランシャ様も俺達の子供全員がお気に入りだ。クレノもケイティもサーシャもスオウも皆懐いてるし。
「でも、扉から入ってきてくれる?」
この3人、いくら急いで来たとはいえ、窓から飛び込んで来た。虎獣人の身体能力怖い。もっかいいうけどここ3階ね?
「ねー!どうやるの?!」
「ああ、あそこの木を蹴って、もう一回あそこの壁を蹴るんだ。そしたらすぐだ」
「おー!キーチェも出来る?」
「すぐ出来るよ!」
やめろ。ロゼル、教育的指導だ。キーチェまで扉の存在を忘れられると困るんだが?
「ケティも!」「僕、怖い」
ほら見ろ、下の子供達が真似したがる。
「この白のないとどれすとかいう奴は絶対に持って行くべきだ」
リオウも町の生活で必要なさそうな物を鞄に詰めないでくれ。
「それは要らん」
「ハイラムは始末しよう」
「弟は大切に」
とにかく俺は荷物を纏めてた。ほんの少ししかこの王宮にあるリオウの部屋で生活していないはずなのに、荷物が大量にあった。
俺の服も多かったけれど、子供達のものの多いこと多いこと。
「あー、一瞬で着れなくなったキーチェの式典服、ケイティのふわふわのドレス……クレノのは葡萄ジュースをぶちまけたっけ。サーシャとスオウのお揃いもまだあったんだ」
少し名残惜しいけれど、こんな豪華な服は町の暮らしに必要ない。
「着てなくてちっちゃくなった服だらけじゃねーか!王様も王妃様も皆、持ってくるから……」
キーチェ達は王様達にとても気に入られている。まあ王様と言ってもお祖父様ってことなんだけど、元気百点満点なキーチェは虎獣人らしい虎獣人なもんでそこもお気に入りのようだった。
「美しい黒毛だのう!黒虎は覇王の素質があると言われておる。きっとカイリが異世界よりの人族であるから、混ざらず虎族の特徴のみを受け継いだのであろう」
「本当に、皆、虎らしい虎の子ね。誇らしいわ、カイリ」
「ありがとうございます」
お二人には手放しで受け入れられたが、側妃様にはけんもほろろの扱いを受けた。俺は仕方がないと割り切れるけどね。
「母さん、俺も荷物まとめたー」
「ケティもー」「クーも」「サーシャとスオウもだよー」
子供達も自分の大切なものをそれぞれの小さな鞄に詰め込んだ。よし、帰ろう。
「俺も荷物を纏めるから少しだけ待ってくれ」
でかい鞄にスケスケの下着やらエロそうな服やらを急いで詰め込んでいるリオウがいたから、とりあえず呆れるに。
「いや、それは置いてけよ」
「これだけは持っていかねば」
「着ないぞ」
泣きそうな顔をしているが、お前は王太子なんだから町には連れて行かないんだが?スティだ、リオウ。
「そんなことは言ってないよ。俺達に王宮は合わない、だから町に帰るんだ」
異様に大きなクロゼットをガサゴソ漁っていたら、血相を変えたリオウが窓から飛んで入ってきた。ここ三階ね?
「えーーー!キーチェ達、町に戻んの?!俺やだよ!」
「ロゼル兄ちゃん、でも俺……ここいたくないんだ」
「ヒルデだろ、すぐ締めてくる」
キーチェはリオウの一番下の弟のロゼルにギュウギュウに抱きつかれている。長い間ずーっと末っ子ポジションだったロゼルはキーチェが自分の弟のようでとても可愛がってくれている。
「やめて、ロゼル。喧嘩は良くない」
「カイリー!思い直してぇ!」
今度は俺に泣きついてる。ロゼルはリオウの弟らしい顔つきなので何か憎めないけど、兄弟喧嘩は良くないな。
「ハイラムは確かに色々な思いを抱えてるでしょうが、だからといってヒルデがカイリ達を罵って良い事はないわ。締めましょう」
「ランシャ姉さんまで」
リオウの上の姉のランシャ様も俺達の子供全員がお気に入りだ。クレノもケイティもサーシャもスオウも皆懐いてるし。
「でも、扉から入ってきてくれる?」
この3人、いくら急いで来たとはいえ、窓から飛び込んで来た。虎獣人の身体能力怖い。もっかいいうけどここ3階ね?
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「ああ、あそこの木を蹴って、もう一回あそこの壁を蹴るんだ。そしたらすぐだ」
「おー!キーチェも出来る?」
「すぐ出来るよ!」
やめろ。ロゼル、教育的指導だ。キーチェまで扉の存在を忘れられると困るんだが?
「ケティも!」「僕、怖い」
ほら見ろ、下の子供達が真似したがる。
「この白のないとどれすとかいう奴は絶対に持って行くべきだ」
リオウも町の生活で必要なさそうな物を鞄に詰めないでくれ。
「それは要らん」
「ハイラムは始末しよう」
「弟は大切に」
とにかく俺は荷物を纏めてた。ほんの少ししかこの王宮にあるリオウの部屋で生活していないはずなのに、荷物が大量にあった。
俺の服も多かったけれど、子供達のものの多いこと多いこと。
「あー、一瞬で着れなくなったキーチェの式典服、ケイティのふわふわのドレス……クレノのは葡萄ジュースをぶちまけたっけ。サーシャとスオウのお揃いもまだあったんだ」
少し名残惜しいけれど、こんな豪華な服は町の暮らしに必要ない。
「着てなくてちっちゃくなった服だらけじゃねーか!王様も王妃様も皆、持ってくるから……」
キーチェ達は王様達にとても気に入られている。まあ王様と言ってもお祖父様ってことなんだけど、元気百点満点なキーチェは虎獣人らしい虎獣人なもんでそこもお気に入りのようだった。
「美しい黒毛だのう!黒虎は覇王の素質があると言われておる。きっとカイリが異世界よりの人族であるから、混ざらず虎族の特徴のみを受け継いだのであろう」
「本当に、皆、虎らしい虎の子ね。誇らしいわ、カイリ」
「ありがとうございます」
お二人には手放しで受け入れられたが、側妃様にはけんもほろろの扱いを受けた。俺は仕方がないと割り切れるけどね。
「母さん、俺も荷物まとめたー」
「ケティもー」「クーも」「サーシャとスオウもだよー」
子供達も自分の大切なものをそれぞれの小さな鞄に詰め込んだ。よし、帰ろう。
「俺も荷物を纏めるから少しだけ待ってくれ」
でかい鞄にスケスケの下着やらエロそうな服やらを急いで詰め込んでいるリオウがいたから、とりあえず呆れるに。
「いや、それは置いてけよ」
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「着ないぞ」
泣きそうな顔をしているが、お前は王太子なんだから町には連れて行かないんだが?スティだ、リオウ。
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