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12 フリマアプリは便利だね!
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「ぽんた、ぽんだ」
「なんです!カナさん!僕はこのおバカにもっと説教しないと!」
「油揚げが小揚げからミニ揚げになってる。縮んでるよ」
いつもの半分の大きさに縮んでしまった油揚げ。ぽんたもびっくりしている。
「油揚げより、この蛇?どうする。これもぽんた達みたいなもんなの?」
「そうです。僕たちと同じ存在ですが……勝手に取り憑いて、かなり力を吸っている。カナさんの風邪っぽいのはこいつのせいでした」
なんと悪い蛇だ。こいつどうしようか??その前に
「掃除しよっか!」
ぽんたはペコペコと頭を下げた。なにせ私の部屋は枯れ葉でいっぱいだ。
「カサカサの枯れ葉を部屋中に撒くと、見えないものが居ても葉っぱで分かるでしょ。だから使いました」
「凄いね!ぽんた。魔法かな??」
「僕たちは仙術って言ってます。魔法でも構わないかもしれません。でもいっぱいは使えません……僕もしばらく大きくはなれないと思います」
ぽんたは私の為に力を使ったんだ。自分の為に使って縮んだ油揚げとは違う。油揚げは棚の上で皿に乗ってサランラップを被って反省中だ。どうしようもない油揚げだなあ。
「この蛇どうしよっか?殺しちゃうのも可哀想だよねえ」
「でも、近くに逃がしたらまた来ますよ!いなりはダメダメだし……」
「遠くに送っちゃえばいいのか……そうだ!楽カリしよう!」
「楽カリ?」
ぽんたはこてんと首を傾げた。ふふ、ぬいぐるみらしくて可愛い!
カシャー、蛇の写真を撮る。そしてスマホをタップ。
「これこれ、楽ちんフリマアプリ!あの蛇のおもちゃ売ってやる!」
「う!売る!?」
ぽんたも蛇も油揚げも飛び上がった。
「わ、我は売却されるのかああああ!?」
瓶の中からくぐもった声が聞こえてくる。そだよ!売ってやる!
「こうやってさっき取った写真を……アップロード。値段は……300円くらいでいいや」
「蛇のおもちゃ300円!」
「やめろ!娘!悪かったから我を売るな!お前のような力がある存在から離されると困る!」
ぐるぐると瓶の中で回っているが、許さんぞ!
「風邪にされた恨みは忘れないんだからね!……あ!メッセージ来た」
私はスマホを覗き込むと意外なメッセージに驚いた。
『kana0713さま あなたの出品した蛇のおもちゃを是非買わせて下さい!子供の頃に無くしたお気に入りの蛇のおもちゃそっくりなんです!』
へえ、いいかも。私はススっと返信して、蛇は専用に変更した。
『ありがとうございます!是非可愛がってやってくださいね!』
送り先は四国だ。これなら遠いしOKだろう。
「ぽんた、蛇が売れたよ!四国までさいならーだ!」
「しこく?でもさよならなのはいい事です!」
「嘘だろーーー!」
手早く蛇をビニール袋に詰めてぽんたは封印し直し、さっさと封筒に詰めてやった。
「待て!待て!送られた先に波長の合う人間がいなければ我は消えてしまうではないか!」
「自業自得だよ!」
でもそんな事にならない気がするんだよね、私は。
「でもこの人さ、蛇のおもちゃを大事にしてくれると思う。みて、ぽんた。子供の頃に無くした蛇のおもちゃに似てるってメール。きっと可愛がってくれるよ」
ぽんたは短い腕を組んで悩んでいたが
「ふぅむ。何かしらの縁を感じますね。まあ、遠くに送られるのが最高ですけどね!」
私はその日のうちに蛇を郵送してしまった。蛇は私の近くにいる時は少し身動きしたり、しゃべったりしていたが、離れるとおもちゃみたいに動かなくなった。
これなら無事に四国へ着くだろう。
しばらくして、取引完了のメールが届く。
『思っていた通りの物で嬉しくなりました!ありがとうございます!大事にします!そして思ったより元気で喋りますね!!子供の頃みたいににょろ助って名前にしました!』
「あはっ!」
私は笑ってしまった。蛇はにょろ助になって、やっぱり可愛がられているみたいだった。
「カナさん?」
ぽんたが不思議そうに見上げてくるから、スマホの画面を見せてあげる。
「すぐ打ち解けたみたいだね!」
あのおもちゃにはお喋り機能なんて付いてない。つまり、蛇のにょろ助は早速正体を現わし、その上で受け入れて貰ったんだ。
「フリマアプリの新しい使い方じゃない?」
「そ、それで良いんでしょうか……?」
良いんじゃない?私に風邪を運んで来るより、四国で可愛がられた方が絶対いいでしょ?
「なんです!カナさん!僕はこのおバカにもっと説教しないと!」
「油揚げが小揚げからミニ揚げになってる。縮んでるよ」
いつもの半分の大きさに縮んでしまった油揚げ。ぽんたもびっくりしている。
「油揚げより、この蛇?どうする。これもぽんた達みたいなもんなの?」
「そうです。僕たちと同じ存在ですが……勝手に取り憑いて、かなり力を吸っている。カナさんの風邪っぽいのはこいつのせいでした」
なんと悪い蛇だ。こいつどうしようか??その前に
「掃除しよっか!」
ぽんたはペコペコと頭を下げた。なにせ私の部屋は枯れ葉でいっぱいだ。
「カサカサの枯れ葉を部屋中に撒くと、見えないものが居ても葉っぱで分かるでしょ。だから使いました」
「凄いね!ぽんた。魔法かな??」
「僕たちは仙術って言ってます。魔法でも構わないかもしれません。でもいっぱいは使えません……僕もしばらく大きくはなれないと思います」
ぽんたは私の為に力を使ったんだ。自分の為に使って縮んだ油揚げとは違う。油揚げは棚の上で皿に乗ってサランラップを被って反省中だ。どうしようもない油揚げだなあ。
「この蛇どうしよっか?殺しちゃうのも可哀想だよねえ」
「でも、近くに逃がしたらまた来ますよ!いなりはダメダメだし……」
「遠くに送っちゃえばいいのか……そうだ!楽カリしよう!」
「楽カリ?」
ぽんたはこてんと首を傾げた。ふふ、ぬいぐるみらしくて可愛い!
カシャー、蛇の写真を撮る。そしてスマホをタップ。
「これこれ、楽ちんフリマアプリ!あの蛇のおもちゃ売ってやる!」
「う!売る!?」
ぽんたも蛇も油揚げも飛び上がった。
「わ、我は売却されるのかああああ!?」
瓶の中からくぐもった声が聞こえてくる。そだよ!売ってやる!
「こうやってさっき取った写真を……アップロード。値段は……300円くらいでいいや」
「蛇のおもちゃ300円!」
「やめろ!娘!悪かったから我を売るな!お前のような力がある存在から離されると困る!」
ぐるぐると瓶の中で回っているが、許さんぞ!
「風邪にされた恨みは忘れないんだからね!……あ!メッセージ来た」
私はスマホを覗き込むと意外なメッセージに驚いた。
『kana0713さま あなたの出品した蛇のおもちゃを是非買わせて下さい!子供の頃に無くしたお気に入りの蛇のおもちゃそっくりなんです!』
へえ、いいかも。私はススっと返信して、蛇は専用に変更した。
『ありがとうございます!是非可愛がってやってくださいね!』
送り先は四国だ。これなら遠いしOKだろう。
「ぽんた、蛇が売れたよ!四国までさいならーだ!」
「しこく?でもさよならなのはいい事です!」
「嘘だろーーー!」
手早く蛇をビニール袋に詰めてぽんたは封印し直し、さっさと封筒に詰めてやった。
「待て!待て!送られた先に波長の合う人間がいなければ我は消えてしまうではないか!」
「自業自得だよ!」
でもそんな事にならない気がするんだよね、私は。
「でもこの人さ、蛇のおもちゃを大事にしてくれると思う。みて、ぽんた。子供の頃に無くした蛇のおもちゃに似てるってメール。きっと可愛がってくれるよ」
ぽんたは短い腕を組んで悩んでいたが
「ふぅむ。何かしらの縁を感じますね。まあ、遠くに送られるのが最高ですけどね!」
私はその日のうちに蛇を郵送してしまった。蛇は私の近くにいる時は少し身動きしたり、しゃべったりしていたが、離れるとおもちゃみたいに動かなくなった。
これなら無事に四国へ着くだろう。
しばらくして、取引完了のメールが届く。
『思っていた通りの物で嬉しくなりました!ありがとうございます!大事にします!そして思ったより元気で喋りますね!!子供の頃みたいににょろ助って名前にしました!』
「あはっ!」
私は笑ってしまった。蛇はにょろ助になって、やっぱり可愛がられているみたいだった。
「カナさん?」
ぽんたが不思議そうに見上げてくるから、スマホの画面を見せてあげる。
「すぐ打ち解けたみたいだね!」
あのおもちゃにはお喋り機能なんて付いてない。つまり、蛇のにょろ助は早速正体を現わし、その上で受け入れて貰ったんだ。
「フリマアプリの新しい使い方じゃない?」
「そ、それで良いんでしょうか……?」
良いんじゃない?私に風邪を運んで来るより、四国で可愛がられた方が絶対いいでしょ?
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