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14 招いていない来訪者
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「すみません……稲荷神社はここでしょうか……」
「……違いますけど、どなたですか……?」
「私、ちゅんこと言うのですけど、ここに来れば何とか消えずに済むって白蛇様から聞きまして、四国から飛んで参りました」
そんな営業してませんけど……。最近数が激減したと噂のスズメそっくりのちゅんこは頭の羽毛はぼろぼろだし、羽に艶もない。
「と、とりあえず入って……」
窓を開けてちゅんこを中に入れて上げた。ぽんたと油揚げが戦いごっこをしていたが、ちゅんこの登場に驚きつつも取り囲みにやって来る。
「ちゅんこ?可愛い名前だね」
「鴉天狗のお供かい?」
ちゅんこは嬉しそうにパタパタと小さな翼を動かして
「そうでございます!山神さま!わたくしがお仕えする黒月さまもこの世の信心不足の煽りを受けまして、もうシジュウカラにしかなれないご時世でございます」
私は気づきましたとも!ちゅんこはお喋りだね!
「鴉じゃなくて、シジュウカラなの?小鳥の?」
不思議そうにいなり寿司が首に当たる部分を傾げるとちゅんこは物すごく嫌そうな顔をした。
スズメの歪んだ顔って凄い。
「人里の堕落狐が。山の厳しさを知らんくせに黙っとけや」
「ぴっ!」
油揚げは私の元に転がって来て、グスグス泣き始める。
「か、カナさん……あの子怖いですぅ」
「油揚げ、男の子でしょ?」
「男だって怖いものは怖いですぅー!性差別反対ですー!」
流石、家の子。知識は豊富だった。油揚げ難しい言葉知ってるね?
「私は良くおばあさんの隣でテレビを見ていましたからね!あーおばあさんのくれる油揚げは美味しかったなー」
「共食い?!?!」
ちゅんこの話はぽんたが聞いてくれた。さ、流石頼りになるよ!ぽんたは。
「カナさん、どうやらにょろ助さんがここに行くように言ったみたいですね」
「なんでウチなの……」
「分かりませんが……ちゅんこも藁に縋る思いで必死に飛んで来たようで。途中で野良カラスに襲われたようです」
私がぽんたの説明を聞いている間、ずっと油揚げはちゅんこに追い回されている。
「やめてー!羊毛引っ張らないでーー」
「これ、巣材に良さそうね。ちょっとちょうだいよ」
「いやーん!お尻が伸びるーー」
スズメじゃん!
あれ?スズメって野鳥だから保護しちゃ不味くない?
そうだな、スズメは離してやんなよ
アップした動画にコメントがついて、私は驚いた。
「あ、そうなんだ!ちゅんこ、ぬいぐるみみたいになれる?」
「お任せください!巫女殿!ちゅーん!ちゅん!」
油揚げやぽんたと同じテイストの羊毛フェルトのスズメのがぽてりと出来上がったが、油揚げの二倍ほどの大きさだった。
「ちゅんこさん、大きいよ!」
「堕落狐よりチカラがありますからね!ふふん!」
「わぁ!また意地悪言ったーー!」
しばらく泣くいなり寿司が頻繁に目撃されそうです。
「……違いますけど、どなたですか……?」
「私、ちゅんこと言うのですけど、ここに来れば何とか消えずに済むって白蛇様から聞きまして、四国から飛んで参りました」
そんな営業してませんけど……。最近数が激減したと噂のスズメそっくりのちゅんこは頭の羽毛はぼろぼろだし、羽に艶もない。
「と、とりあえず入って……」
窓を開けてちゅんこを中に入れて上げた。ぽんたと油揚げが戦いごっこをしていたが、ちゅんこの登場に驚きつつも取り囲みにやって来る。
「ちゅんこ?可愛い名前だね」
「鴉天狗のお供かい?」
ちゅんこは嬉しそうにパタパタと小さな翼を動かして
「そうでございます!山神さま!わたくしがお仕えする黒月さまもこの世の信心不足の煽りを受けまして、もうシジュウカラにしかなれないご時世でございます」
私は気づきましたとも!ちゅんこはお喋りだね!
「鴉じゃなくて、シジュウカラなの?小鳥の?」
不思議そうにいなり寿司が首に当たる部分を傾げるとちゅんこは物すごく嫌そうな顔をした。
スズメの歪んだ顔って凄い。
「人里の堕落狐が。山の厳しさを知らんくせに黙っとけや」
「ぴっ!」
油揚げは私の元に転がって来て、グスグス泣き始める。
「か、カナさん……あの子怖いですぅ」
「油揚げ、男の子でしょ?」
「男だって怖いものは怖いですぅー!性差別反対ですー!」
流石、家の子。知識は豊富だった。油揚げ難しい言葉知ってるね?
「私は良くおばあさんの隣でテレビを見ていましたからね!あーおばあさんのくれる油揚げは美味しかったなー」
「共食い?!?!」
ちゅんこの話はぽんたが聞いてくれた。さ、流石頼りになるよ!ぽんたは。
「カナさん、どうやらにょろ助さんがここに行くように言ったみたいですね」
「なんでウチなの……」
「分かりませんが……ちゅんこも藁に縋る思いで必死に飛んで来たようで。途中で野良カラスに襲われたようです」
私がぽんたの説明を聞いている間、ずっと油揚げはちゅんこに追い回されている。
「やめてー!羊毛引っ張らないでーー」
「これ、巣材に良さそうね。ちょっとちょうだいよ」
「いやーん!お尻が伸びるーー」
スズメじゃん!
あれ?スズメって野鳥だから保護しちゃ不味くない?
そうだな、スズメは離してやんなよ
アップした動画にコメントがついて、私は驚いた。
「あ、そうなんだ!ちゅんこ、ぬいぐるみみたいになれる?」
「お任せください!巫女殿!ちゅーん!ちゅん!」
油揚げやぽんたと同じテイストの羊毛フェルトのスズメのがぽてりと出来上がったが、油揚げの二倍ほどの大きさだった。
「ちゅんこさん、大きいよ!」
「堕落狐よりチカラがありますからね!ふふん!」
「わぁ!また意地悪言ったーー!」
しばらく泣くいなり寿司が頻繁に目撃されそうです。
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