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動物に異様に好かれる手
3 この馬車って
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「でっかいのを狩るには俺1人じゃ無理だからシロウ、乗せて貰えよ」
「わかった!送ってくれてありがとうな」
あおーん!と一声鳴くと犬は草原に消えていった。
犬はすぐ来ると言ったがしばらく馬車の姿は見えなかった。どんだけ遠くの音を聞きつけてたんだ?流石耳が良いなぁ。道端に腰を下ろして待っていると、ガタゴトとかなりの速度で馬車が近づいて来た。
「おーい!おーい!乗せてくれて!」
「あーん?後ろに放り込んどけ」
「へい!親分」
「あれぇ?」
ガシャン!馬車は馬車だったが、檻付きで中には枷で繋がれた人や動物がたくさん詰め込まれていた。
「こ、これはやってしまったのか……?」
俺は所謂奴隷売りの馬車に声をかけてしまったらしい。ショックでかーい!
「にしても」
馬車の中を見渡すと
「ケモ耳……!動物!……!ライオン!」
一番奥にライオンがぐったりと横たわっている。
「すげー!触っていい?」
「……」
ライオンは片目を開けたが、すぐに閉じてしまった。俺は這い寄って行くと
「ん?元気ないな?病気か?怪我か??あっ!」
ライオンには左足が無かった。
「うわー痛そう!斬られたか?何とかなんねぇかなぁ?」
そっと無くなった左足に手を伸ばす。ライオンは体力もなく死にかけているのか、微動だにしなかった。
「ん?んんんん?んーーー?」
ぽぅと光が指から漏れた。んーいけそうな気がする。
「治れー治れーそーい!」
ぽぽぽぽ!光が集まって来てライオンの足が再生されて行く。
「おお!俺すげー!こんな事出来たんだ!」
俺もびっくりしたが、ライオンはもっとびっくりしたらしい。
「お前、何をした?」
ライオンは喋ったが、俺は動物と話が出来るからな!
「知らねー。治んないかなー?って思ったら治ったー俺凄くね?褒めて良いぞ!」
「……お前、すごいな」
へへん!俺の鼻は確実に伸びた。
「さあ!治ったからには俺の餌食になって貰おう!」
上記の台詞はライオンのセリフじゃねーんだ!俺のセリフなんだぜ!ヘッヘッヘ!そのパッサパサの汚ねぇたてがみを差し出しやがれ!
「し、シロウ!シロウ!駄目だ!そこは駄目ぇーん!あーーーっ!」
「ふはは!良いではないか!良いではないか!!」
巨大なニャンコみたいになったライオンの腹にブラシを滑らせる。
ライオンを手籠にした。
「シロウ……尻尾もないんだ」
「ほいほいのぷー 生えたぞ」
「歯もだいぶ抜かれてしまった」
「虫歯かあ?ホイ、これでよし」
キラリと白くて鋭い歯が並んだ。今までぼろぼろだったんだぜ。聞いたら虫歯じゃなくて、硬いもので殴られて折れたらしい。まあライオンの鋭い歯は人間にゃ怖いわな。
「ここに……奴隷印を押されてしまってな」
肩の所に焼きごてを押し付けられた跡がある。
「ツバつけときゃ治るって」
治った。俺すげええええ!
「シロウは…シロウは何者なのだ??」
「女神様に争いをやめさせて来いって言われたんだ。なんか魔王が復活するのに、争ってたら、勇者が召喚出来ないんだってよ」
ざわっ俺の言葉に馬車の中は騒ついた。
「シロウ、それは本当か?」
「嘘ついてなんか良い事あんの?」
「……ないか……」
ライオンは黙ってしまった。それより
「なんていうか凄いな!獣人なの?すげーすげー」
馬車の中には沢山のケモ耳がついた男女が囚われていた。
「シロウは初めてみるのか?獣人は」
「俺のいた所には居なかった!うおー可愛いな!撫でて良いかな??」
「お前は変わった奴だ」
いやいや!所変われば常識も変わるんですよと!
「ウサギちゃんかーあれ?耳が片っぽないぞ?」
「人間に切られました……」
「なんてこった!ウサギの耳は可愛いの塊じゃねーか!おっ!行けそう!」
ぽぽぽぽっと光が出てウサギ獣人の耳は長く揃いの物に戻った。
「わたし!私の耳が!!」
「良かったねー!」
喜ぶウサギ獣人の女性をみて俺も嬉しくなった。
「も、もしかして俺の腕も……」
「クマか!すげーー!すげーー」
「俺は……?」
「蛇っ!!!すげーーー!」
俺はこの馬車に詰め込まれていた獣人と獣を全て治してしまった。
「お、俺も!俺も治せ!!」
「うわ!なんだ!偉そうだな!」
人間だった。
「こんな獣を治すくらいなら人間様だろう!お前も人間なんだろう?!」
「俺は人間だけど、人間様ってなんだよ。お前そんなに偉いのか???」
その男は心底馬鹿にした顔つきで俺をみたが
「早く治せ!」
の一点張りだ。……男には右手が無かった。感じが悪いなぁと思いながらも不便そうだしと、一応手を近づけてみる。
「光んない……」
「何やってんだ!ちゃんと治せよ!」
「うぜぇ!人間は治らないってよ!俺は動物専門だ!」
ふん!胸くそ悪い!なんだあいつ。俺を見上げるアライグマがいるので、かけた耳を撫でてやったらちゃんと治った。こいつまだ子供だな?
「やっぱり俺、動物専門だな?」
「わあ!痛かったんだ!すっかり良くなったよ!」
アライグマも喋る。短い手足を振り回しているのが堪らん。しましま尻尾をふんづかまえてわしゃわしゃブラシをかけると恍惚の表情。
「ああーん……だめぇーん」
アライグマを辱めた!
「ふふふ!俺、強い!」
「あーん!気持ちいいよぉ~」
お腹を見せてゴロゴロするアライグマは可愛い!!
「わかった!送ってくれてありがとうな」
あおーん!と一声鳴くと犬は草原に消えていった。
犬はすぐ来ると言ったがしばらく馬車の姿は見えなかった。どんだけ遠くの音を聞きつけてたんだ?流石耳が良いなぁ。道端に腰を下ろして待っていると、ガタゴトとかなりの速度で馬車が近づいて来た。
「おーい!おーい!乗せてくれて!」
「あーん?後ろに放り込んどけ」
「へい!親分」
「あれぇ?」
ガシャン!馬車は馬車だったが、檻付きで中には枷で繋がれた人や動物がたくさん詰め込まれていた。
「こ、これはやってしまったのか……?」
俺は所謂奴隷売りの馬車に声をかけてしまったらしい。ショックでかーい!
「にしても」
馬車の中を見渡すと
「ケモ耳……!動物!……!ライオン!」
一番奥にライオンがぐったりと横たわっている。
「すげー!触っていい?」
「……」
ライオンは片目を開けたが、すぐに閉じてしまった。俺は這い寄って行くと
「ん?元気ないな?病気か?怪我か??あっ!」
ライオンには左足が無かった。
「うわー痛そう!斬られたか?何とかなんねぇかなぁ?」
そっと無くなった左足に手を伸ばす。ライオンは体力もなく死にかけているのか、微動だにしなかった。
「ん?んんんん?んーーー?」
ぽぅと光が指から漏れた。んーいけそうな気がする。
「治れー治れーそーい!」
ぽぽぽぽ!光が集まって来てライオンの足が再生されて行く。
「おお!俺すげー!こんな事出来たんだ!」
俺もびっくりしたが、ライオンはもっとびっくりしたらしい。
「お前、何をした?」
ライオンは喋ったが、俺は動物と話が出来るからな!
「知らねー。治んないかなー?って思ったら治ったー俺凄くね?褒めて良いぞ!」
「……お前、すごいな」
へへん!俺の鼻は確実に伸びた。
「さあ!治ったからには俺の餌食になって貰おう!」
上記の台詞はライオンのセリフじゃねーんだ!俺のセリフなんだぜ!ヘッヘッヘ!そのパッサパサの汚ねぇたてがみを差し出しやがれ!
「し、シロウ!シロウ!駄目だ!そこは駄目ぇーん!あーーーっ!」
「ふはは!良いではないか!良いではないか!!」
巨大なニャンコみたいになったライオンの腹にブラシを滑らせる。
ライオンを手籠にした。
「シロウ……尻尾もないんだ」
「ほいほいのぷー 生えたぞ」
「歯もだいぶ抜かれてしまった」
「虫歯かあ?ホイ、これでよし」
キラリと白くて鋭い歯が並んだ。今までぼろぼろだったんだぜ。聞いたら虫歯じゃなくて、硬いもので殴られて折れたらしい。まあライオンの鋭い歯は人間にゃ怖いわな。
「ここに……奴隷印を押されてしまってな」
肩の所に焼きごてを押し付けられた跡がある。
「ツバつけときゃ治るって」
治った。俺すげええええ!
「シロウは…シロウは何者なのだ??」
「女神様に争いをやめさせて来いって言われたんだ。なんか魔王が復活するのに、争ってたら、勇者が召喚出来ないんだってよ」
ざわっ俺の言葉に馬車の中は騒ついた。
「シロウ、それは本当か?」
「嘘ついてなんか良い事あんの?」
「……ないか……」
ライオンは黙ってしまった。それより
「なんていうか凄いな!獣人なの?すげーすげー」
馬車の中には沢山のケモ耳がついた男女が囚われていた。
「シロウは初めてみるのか?獣人は」
「俺のいた所には居なかった!うおー可愛いな!撫でて良いかな??」
「お前は変わった奴だ」
いやいや!所変われば常識も変わるんですよと!
「ウサギちゃんかーあれ?耳が片っぽないぞ?」
「人間に切られました……」
「なんてこった!ウサギの耳は可愛いの塊じゃねーか!おっ!行けそう!」
ぽぽぽぽっと光が出てウサギ獣人の耳は長く揃いの物に戻った。
「わたし!私の耳が!!」
「良かったねー!」
喜ぶウサギ獣人の女性をみて俺も嬉しくなった。
「も、もしかして俺の腕も……」
「クマか!すげーー!すげーー」
「俺は……?」
「蛇っ!!!すげーーー!」
俺はこの馬車に詰め込まれていた獣人と獣を全て治してしまった。
「お、俺も!俺も治せ!!」
「うわ!なんだ!偉そうだな!」
人間だった。
「こんな獣を治すくらいなら人間様だろう!お前も人間なんだろう?!」
「俺は人間だけど、人間様ってなんだよ。お前そんなに偉いのか???」
その男は心底馬鹿にした顔つきで俺をみたが
「早く治せ!」
の一点張りだ。……男には右手が無かった。感じが悪いなぁと思いながらも不便そうだしと、一応手を近づけてみる。
「光んない……」
「何やってんだ!ちゃんと治せよ!」
「うぜぇ!人間は治らないってよ!俺は動物専門だ!」
ふん!胸くそ悪い!なんだあいつ。俺を見上げるアライグマがいるので、かけた耳を撫でてやったらちゃんと治った。こいつまだ子供だな?
「やっぱり俺、動物専門だな?」
「わあ!痛かったんだ!すっかり良くなったよ!」
アライグマも喋る。短い手足を振り回しているのが堪らん。しましま尻尾をふんづかまえてわしゃわしゃブラシをかけると恍惚の表情。
「ああーん……だめぇーん」
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