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魔のモノ
44 呪いの魔王
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「ごめん……ごめん……ヨシュアを連れてかれた……」
口から血を目から涙を鼻から鼻水を垂らしてぐちゃぐちゃな顔のレンが、折れた足をひきづりながら、中継点にボロボロになりながら現れた。
「レン?!」
ここまで馬車で移動して次の目立つ街道まで移動しようと、レギルとカレルが待ち構えていたのだ。
「何が!何があった?!」
『魔族だ!レギル!特別図書館の「閉ざされた扉」を「王の鍵」であけろ!』
レンが喋る
「閉ざされた扉……?王の鍵?!」
『「閉ざされた扉」はマルクスが知っている!「王の鍵」は玉座の左前の赤い宝石に正統後継者のジュリアスの血を垂らせば出てくる!』
「レン、詳しい事は後から聞きます!カレル、みんなに連絡、その後レンの手当てを。私はマクドルの屋敷に飛んで図書館へ行きます。セーブルの屋敷に集合。戦いが始まるかも知れません!では!」
転移!
その場からレギルは消えた。
「レギルさん…魔法か!レン、少し手当ては後だが我慢できるな!」
「できるよ……カレルにーちゃん……早く、早くヨシュアを助けて……」
「乗れ、カレル!」
真っ白いドラゴンがカレルの目の前に座っている。
「イージス!急ごう」
「飛ばすぞ!」
イージスは人目を気にせず、飛び立ち沢山の人達がその姿を見たが、今は気にしている場合ではなかった。
セーブル家では全ての人間が青い顔をしていた。
「私が……」
「黙れ!」
アナベルが言いかけた言葉をジュールが厳しく止めた。
誰がいた所で、止める事が出来たか分からない。レンだったから、拐われてしまった訳ではない。
神獣であるレンが一撃でボロボロにされたのだ。
私がその場にいたなら
なんておこがましいし
私が代わりに拐われれば
ならば、ヨシュアは自分が拐われるより、悲しむだろう。
「お待たせしました!」
レギルとジュリアスがセーブル家に分厚い本を携えて到着した。
「この本にマロードの魔王について書いてありました。」
とても古い本だった。皆の目が集まる中、レギルはざっと目を通しただけですが、と前置きをしてから話し出した。
「マロードの王都には「呪いの魔王」と呼ばれる存在が封印されていると。元々帝国はその魔王を封印して、見張っている勇者の子孫の国だったそうです」
「俺も初めて聞いた話だった。何故この本の隠し場所をレンが知っていたのか……全てが片付いたら聞いてみたいな」
ジュリアスは順序を守る男だ。
「まず、マロードにはレアスキル持ちが沢山産まれるのをご存知ですか?セーブル家など、その最たる物ですよね。剣聖、聖女、賢者が一緒の時代に存在する、しかもなんでも「癒し」てしまう希有なスキル持ち」
アナベル、ルルカ、カレルを順番に見た。
「レアスキルがたくさん居るのは、それを使うべき相手がいると言う事なのです」
王宮の冷たい廊下でアヴリーは目を覚ました。どれくらいの時間ここに転がっていたのかは分からないが、アヴリーはここで気を失い、同じ場所で目を覚ました。
「夢……?」
ズキン!とそれを打ち消すように手が痛んだ。真っ赤に誰かに握られた跡がくっきり残っている。
「嘘だ……嘘だ……わたしが聖女を追い出した……からなど……」
ふらりと立ち上がる。
「誰に……誰に聞けばいい?……そうだ父上、父上なら私が無罪だと言ってくださるに違いない……」
ふらふらとアヴリーが向かった先は玉座の間だった。
「父上……」
玉座に座る王に声をかける。
「おお、我が友ではないか?まだ生きておるのか?」
「ひい!」
あの恐ろしい金髪が玉座に座している。
「あのまま廊下に寝転んでおるから、獣魔や邪竜にでも踏み潰されたかと思ったら、なかなか運が良いんだな」
「ふふ踏み潰され…?!」
「そうだぞ。我が配下は気の荒いものも多い。人間など、一捻りだ」
ぞっとアヴリーは竦み上がった。一体我が国はどうなったんだ?父上は?!
「それにしてもお前……まともなスキルが一つもないな!どうやって王子として生きて来たんだ??」
「え?」
人のスキルが分かるのか?!そうは恐ろしくて声に出なかった。
「俺はスキルで「スキル鑑定」があるからな。王ならば持っていると全てに置いて明るくなれる……しかし…「スキル:パン屋」とか「スキル:おしゃべり」とか。おしゃべりってスキルだったんだ。「コソ泥」って…お前ねぇ王子だったんだろ?」
そんなスキル私にあるはずがない!もっともっと素晴らしいスキルがたくさんあるはず!アヴリーはそう思ったが、自分がどんなスキルがあるか思い出せなかった。
「おお!これ使えるんじゃない?「ゴミ拾い」「掃除」じゃないんだなぁ…まあ良いや。コレ捨てといて」
少し高くなった玉座から、ポイっと何かを投げつけられた。思わず腕を伸ばして受け取ったそれを見て、アヴリーはその場に座り込む。
「ひ!ひ!ひぃ!!ち、父上ぇーーー」
「うるさいよ、黙って」
「あがっ!」
ぎゅっと喉が締め付けられる感覚がして、アヴリーは一言も喋る事が出来なくなる。
「あー今日は寝るかー」
呑気に伸びをして、玉座を去る悪魔を背に座り込んだままのアヴリーは王の首を抱き抱えたまま、音もなく静かに泣いていた。
ーーーーーーーーー
☆都合により呪いの魔神さんは呪いの魔王にランクダウン致しました。謹んでお詫び申し上げます。
「解せぬ」
口から血を目から涙を鼻から鼻水を垂らしてぐちゃぐちゃな顔のレンが、折れた足をひきづりながら、中継点にボロボロになりながら現れた。
「レン?!」
ここまで馬車で移動して次の目立つ街道まで移動しようと、レギルとカレルが待ち構えていたのだ。
「何が!何があった?!」
『魔族だ!レギル!特別図書館の「閉ざされた扉」を「王の鍵」であけろ!』
レンが喋る
「閉ざされた扉……?王の鍵?!」
『「閉ざされた扉」はマルクスが知っている!「王の鍵」は玉座の左前の赤い宝石に正統後継者のジュリアスの血を垂らせば出てくる!』
「レン、詳しい事は後から聞きます!カレル、みんなに連絡、その後レンの手当てを。私はマクドルの屋敷に飛んで図書館へ行きます。セーブルの屋敷に集合。戦いが始まるかも知れません!では!」
転移!
その場からレギルは消えた。
「レギルさん…魔法か!レン、少し手当ては後だが我慢できるな!」
「できるよ……カレルにーちゃん……早く、早くヨシュアを助けて……」
「乗れ、カレル!」
真っ白いドラゴンがカレルの目の前に座っている。
「イージス!急ごう」
「飛ばすぞ!」
イージスは人目を気にせず、飛び立ち沢山の人達がその姿を見たが、今は気にしている場合ではなかった。
セーブル家では全ての人間が青い顔をしていた。
「私が……」
「黙れ!」
アナベルが言いかけた言葉をジュールが厳しく止めた。
誰がいた所で、止める事が出来たか分からない。レンだったから、拐われてしまった訳ではない。
神獣であるレンが一撃でボロボロにされたのだ。
私がその場にいたなら
なんておこがましいし
私が代わりに拐われれば
ならば、ヨシュアは自分が拐われるより、悲しむだろう。
「お待たせしました!」
レギルとジュリアスがセーブル家に分厚い本を携えて到着した。
「この本にマロードの魔王について書いてありました。」
とても古い本だった。皆の目が集まる中、レギルはざっと目を通しただけですが、と前置きをしてから話し出した。
「マロードの王都には「呪いの魔王」と呼ばれる存在が封印されていると。元々帝国はその魔王を封印して、見張っている勇者の子孫の国だったそうです」
「俺も初めて聞いた話だった。何故この本の隠し場所をレンが知っていたのか……全てが片付いたら聞いてみたいな」
ジュリアスは順序を守る男だ。
「まず、マロードにはレアスキル持ちが沢山産まれるのをご存知ですか?セーブル家など、その最たる物ですよね。剣聖、聖女、賢者が一緒の時代に存在する、しかもなんでも「癒し」てしまう希有なスキル持ち」
アナベル、ルルカ、カレルを順番に見た。
「レアスキルがたくさん居るのは、それを使うべき相手がいると言う事なのです」
王宮の冷たい廊下でアヴリーは目を覚ました。どれくらいの時間ここに転がっていたのかは分からないが、アヴリーはここで気を失い、同じ場所で目を覚ました。
「夢……?」
ズキン!とそれを打ち消すように手が痛んだ。真っ赤に誰かに握られた跡がくっきり残っている。
「嘘だ……嘘だ……わたしが聖女を追い出した……からなど……」
ふらりと立ち上がる。
「誰に……誰に聞けばいい?……そうだ父上、父上なら私が無罪だと言ってくださるに違いない……」
ふらふらとアヴリーが向かった先は玉座の間だった。
「父上……」
玉座に座る王に声をかける。
「おお、我が友ではないか?まだ生きておるのか?」
「ひい!」
あの恐ろしい金髪が玉座に座している。
「あのまま廊下に寝転んでおるから、獣魔や邪竜にでも踏み潰されたかと思ったら、なかなか運が良いんだな」
「ふふ踏み潰され…?!」
「そうだぞ。我が配下は気の荒いものも多い。人間など、一捻りだ」
ぞっとアヴリーは竦み上がった。一体我が国はどうなったんだ?父上は?!
「それにしてもお前……まともなスキルが一つもないな!どうやって王子として生きて来たんだ??」
「え?」
人のスキルが分かるのか?!そうは恐ろしくて声に出なかった。
「俺はスキルで「スキル鑑定」があるからな。王ならば持っていると全てに置いて明るくなれる……しかし…「スキル:パン屋」とか「スキル:おしゃべり」とか。おしゃべりってスキルだったんだ。「コソ泥」って…お前ねぇ王子だったんだろ?」
そんなスキル私にあるはずがない!もっともっと素晴らしいスキルがたくさんあるはず!アヴリーはそう思ったが、自分がどんなスキルがあるか思い出せなかった。
「おお!これ使えるんじゃない?「ゴミ拾い」「掃除」じゃないんだなぁ…まあ良いや。コレ捨てといて」
少し高くなった玉座から、ポイっと何かを投げつけられた。思わず腕を伸ばして受け取ったそれを見て、アヴリーはその場に座り込む。
「ひ!ひ!ひぃ!!ち、父上ぇーーー」
「うるさいよ、黙って」
「あがっ!」
ぎゅっと喉が締め付けられる感覚がして、アヴリーは一言も喋る事が出来なくなる。
「あー今日は寝るかー」
呑気に伸びをして、玉座を去る悪魔を背に座り込んだままのアヴリーは王の首を抱き抱えたまま、音もなく静かに泣いていた。
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☆都合により呪いの魔神さんは呪いの魔王にランクダウン致しました。謹んでお詫び申し上げます。
「解せぬ」
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