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19 お友達の評価が変ってきました。
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「セラフィーナ様……お可愛らしいですわ!」
「ありがとうございます。イセリア様」
勉強は続けたいとクラウス伯父様とリリー伯母様に素直に告げると、二人とも喜んでくださった。
「うむ、セラフィーナはジョゼ家の跡取りなんだから当たり前だな。家庭教師もつけようか?」
「私もモルガット家の経営の一角を担っていますし。もっと学園で勉強しておけばよかったと今では思っていますもの」
「リリーの頃は風潮も悪かったなぁ」
「私の頃なんてもっと酷かったですわ。今でも頭が古くて硬い御人はそう思っているようですけどね」
お祖父様もお祖母様も私が勉強することを認めてくださるどころか、推奨してくださる。とてもありがたい。なのであの日から私は前以上に勉強に力を入れることができるようになったのだ。そして学園へ行くときは……前髪を頂いたピンで留め、顔が見えるようにしている。そうしていると隣の席のイセリア様にキラキラした瞳で見られたのだ。
「可愛らしいピンですわね。昨日はピンクで今日はブルーなのですね」
「ええ……お世話になっているモルガット家の皆様が使うようにと買ってくださって」
「モルガット! あの裕福な子爵家の!? 一体どういうご関係で?」
「母の実家です」
「まあ! そうでしたの! 素敵ですね」
色々探るようなことをイセリア様は聞いてきたけれど、秘密にしておくことは何もないのでお教えしている。
「なるほど……だから、制服のシャツの質も上がり、文房具も高級なものに……バーグ家の噂は本当なのね」
「イセリア様?」
「あ、なんでもないのよ、これからも仲良くしてくださると嬉しいわ、セラフィーナ様」
「よろしくお願いしますね」
確かにイセリア様はちょっと露骨だとは思う。少し身なりの良くなった私に早速言い寄ってくるんだから。でも彼女のことは嫌いではない。私がバーグ家でお世話になっていた頃は誰も私に話しかけなかった。それは私と話をしている所をジュリアナに見られると酷い嫌がらせをされるからだった。
靴を隠す、教科書を捨てられる、ノートや机に落書きをされる……くだらないものばかりだけれど、温室育ちで人の悪意にほとんど触れたことがないか弱い令嬢はすぐに学園を休んだり、心や体が病魔に冒されたり大変だった。そしてジュリアナはそんな様子を見て高笑いしている……。そんな中でも今隣でニコニコしているイセリア様はジュリアナがいない所でよく話しかけてくれた、立ち回りが上手な令嬢だった。
「ジョゼ領は今は大したことないけれど、セラフィーナ様のお父様が経営なさっていた頃はとても富んだ領だったと……ふふっ!」
ちょっと自分の欲望が口から漏れ出たりしているけれど、イセリア様は私をジョゼの跡継ぎだと認めてもくれている……バーグ家より私の味方なんだ。私だってこれから厳しい貴族の世界を当主として生きていくんだ、こういうしたたかさも身につけていいくべき……イセリア様を見習わなくちゃいけない。
「ありがとうございます。イセリア様」
勉強は続けたいとクラウス伯父様とリリー伯母様に素直に告げると、二人とも喜んでくださった。
「うむ、セラフィーナはジョゼ家の跡取りなんだから当たり前だな。家庭教師もつけようか?」
「私もモルガット家の経営の一角を担っていますし。もっと学園で勉強しておけばよかったと今では思っていますもの」
「リリーの頃は風潮も悪かったなぁ」
「私の頃なんてもっと酷かったですわ。今でも頭が古くて硬い御人はそう思っているようですけどね」
お祖父様もお祖母様も私が勉強することを認めてくださるどころか、推奨してくださる。とてもありがたい。なのであの日から私は前以上に勉強に力を入れることができるようになったのだ。そして学園へ行くときは……前髪を頂いたピンで留め、顔が見えるようにしている。そうしていると隣の席のイセリア様にキラキラした瞳で見られたのだ。
「可愛らしいピンですわね。昨日はピンクで今日はブルーなのですね」
「ええ……お世話になっているモルガット家の皆様が使うようにと買ってくださって」
「モルガット! あの裕福な子爵家の!? 一体どういうご関係で?」
「母の実家です」
「まあ! そうでしたの! 素敵ですね」
色々探るようなことをイセリア様は聞いてきたけれど、秘密にしておくことは何もないのでお教えしている。
「なるほど……だから、制服のシャツの質も上がり、文房具も高級なものに……バーグ家の噂は本当なのね」
「イセリア様?」
「あ、なんでもないのよ、これからも仲良くしてくださると嬉しいわ、セラフィーナ様」
「よろしくお願いしますね」
確かにイセリア様はちょっと露骨だとは思う。少し身なりの良くなった私に早速言い寄ってくるんだから。でも彼女のことは嫌いではない。私がバーグ家でお世話になっていた頃は誰も私に話しかけなかった。それは私と話をしている所をジュリアナに見られると酷い嫌がらせをされるからだった。
靴を隠す、教科書を捨てられる、ノートや机に落書きをされる……くだらないものばかりだけれど、温室育ちで人の悪意にほとんど触れたことがないか弱い令嬢はすぐに学園を休んだり、心や体が病魔に冒されたり大変だった。そしてジュリアナはそんな様子を見て高笑いしている……。そんな中でも今隣でニコニコしているイセリア様はジュリアナがいない所でよく話しかけてくれた、立ち回りが上手な令嬢だった。
「ジョゼ領は今は大したことないけれど、セラフィーナ様のお父様が経営なさっていた頃はとても富んだ領だったと……ふふっ!」
ちょっと自分の欲望が口から漏れ出たりしているけれど、イセリア様は私をジョゼの跡継ぎだと認めてもくれている……バーグ家より私の味方なんだ。私だってこれから厳しい貴族の世界を当主として生きていくんだ、こういうしたたかさも身につけていいくべき……イセリア様を見習わなくちゃいけない。
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