21 / 61
21 俺は上弦で昔の仲間と話をする。
しおりを挟む
《ファイ!ファイ!!つながってないの?こっちって言ったじゃないか!》
「んー……」
これはあれだ、アリゲの個人メッセージ機能だな。特定の相手とだけチャットしたい時に使う奴。
「ファーイさん!」
「キース……うーん、まだ下弦?」
「あと数日は下弦ですよ。もっとエッチになっちゃいますね!」
《ファイ!頼む。返事をくれ!》
《うるさい、時透ぉ。今忙しい!一週間後に連絡しろ》
《ファイ!?何言ってんだよ!ファイ!?ファーーイ!》
暫くブロックしよ。俺は……まだ下弦だからキースとやらなきゃ……やらなきゃあ……へへ、体がもつかなあ?腹の奥がきゅんと疼いた。
「うん、俺、エロいかも」
「はいっエロいです!抱いても良いですか!?」
タガが外れてるの、自分でも分かるんだけどな、なんか今はそれでいい気がするんだよ。自分から両足を開いて迎えた。
「いっぱいしてくれよ……」
「喜んで!!」
あーキースとやるのきもちいー……アバターチェンジ使った後のセックスはホントすげー最高に気持ちいいのはどうしたらいいんだろうな?
《おはよう、時透》
《馬鹿ファアアアアイ!何やってんだよおおお!》
何ってナニだがお前には言いたくない。やっと下弦が終わって上弦に入った。最初の日はまだ全然で、キースといちゃいちゃしていたが、3日目ともなると、頭がはっきりしてきて、力がないキースとやってもしょうがないって気が付いた。
「ヤんないし」
「あーーーっご褒美終わったあ!」
キースてめえ、俺がよくわかんなくなってる時間をご褒美タイムって言うのやめろ!……いや、でもキースにご褒美やってるようなもんか……いやしかし!
「くすん、今日からお料理でファイさんの胃袋の方をがっちりキャッチするもん……はい、クルミパウンドケーキ。お腹すきましたよね。軽食にどうぞ」
危なく、キース好きだ!って言いそうになった。もうご褒美タイムは終わったからな!さて放置してた時透と話しないとなあ。ケーキは食べる。美味い、くるみの香ばしさが最高だ……!胃袋なんてずっと前にお前に掴まれてるよ、バーカバーカ。
時透は俺のゲーム仲間。「白夜の翼」のサブマスターだった中々の切れ者だ。ま、今はマスターなんだけどな。
《うっさいわ、で?なんか闇魔族とか、ログアウトとかで分かった事ある?》
《ねえよ!その二つに関しては何にもねーよ!》
《切るわ》
《もう少し話を聞いて、ファイちゃん》
《切》
《ごめんて》
時透の話によると、ガッシュは「白夜の翼」が使っているクランハウスに急いで帰ってきて抗議したらしい。
「クランマスターを怒らせて、クビになったんだ。どうしようもないです。それに君の行いは目に余るものが以前からありました。何を考えてるんですかこの状況で。本当にわかっているんですか??」
「でも!あいつは「ファイ・オースティン」じゃなかった!」
「君が会った人がファイ・オースティンだったかどうかなんてこの際どうでもいいんです。重要なのは「君がクランマスターを怒らせた」事と「君の町の人への態度」と「プレイヤー情報を安易にばらまくような危機感のない態度」です。闇魔族に出会ったこともない君に危機感の話をしてもピンとこないかもしれませんが、私達は闇魔族より弱い事を自覚してください。勝てないんです、どうやっても」
でも、とかだってとか、モゴモゴと言い訳をしていたようだが
「君のせいで「白夜の翼」はファイ・オースティン・レメントを失った。どういう損害か君には分かりますか?勿論君が責任をとれる遥か次元の上の損害ですよ、どうしてくれるんです?」
ガッシュはペタンとしりもちをついて、泣きだしたようだがクランメンバーは誰も助けてはやらなかったようだ。それどころか
「ファイさんが抜けるなんて。あの人ならこの状況をひっくり返してくれただろうに……どうすんだよ、サブマス」
「ったく誰だよ、こんなクソをクランに入れたの?緊急事態だからって少しは考えろよ。ファイさんは強面だけど、すっげー皆に優しい人だって知ってたろ」
「すまん、俺ッス……こんな状況で不安だろうと入れたのが間違いだったッス。俺、ファイさんに土下座したい」
誰も擁護もしなかったようだ。知らんがな。
「なんとかファイさんがクランに戻ってくれるように説得してみる。いいか、皆。町の人には優しくだ!俺達もめちゃくちゃ世話になってるんだし、ファイさんの機嫌をこれ以上損ねるようなことすんなよ!」
「勿論だぜ」
って感じに話はまとまったそうだ。
《あっそ、知らんがな》
《ファイー!拗ねてないで戻ってきてよ~!》
《戻んねえし。てか俺役立たずもいい所だから戻っても意味ねえし。俺、闇魔族に呪いかけられてまともに生きていくのも苦労してんだぞ》
《まじかー!てか、闇魔族に捕まってよく生きてたな!流石ファイ》
褒められても嬉しくない状況だが、時透と連絡が取れたのは良かった。
「んー……」
これはあれだ、アリゲの個人メッセージ機能だな。特定の相手とだけチャットしたい時に使う奴。
「ファーイさん!」
「キース……うーん、まだ下弦?」
「あと数日は下弦ですよ。もっとエッチになっちゃいますね!」
《ファイ!頼む。返事をくれ!》
《うるさい、時透ぉ。今忙しい!一週間後に連絡しろ》
《ファイ!?何言ってんだよ!ファイ!?ファーーイ!》
暫くブロックしよ。俺は……まだ下弦だからキースとやらなきゃ……やらなきゃあ……へへ、体がもつかなあ?腹の奥がきゅんと疼いた。
「うん、俺、エロいかも」
「はいっエロいです!抱いても良いですか!?」
タガが外れてるの、自分でも分かるんだけどな、なんか今はそれでいい気がするんだよ。自分から両足を開いて迎えた。
「いっぱいしてくれよ……」
「喜んで!!」
あーキースとやるのきもちいー……アバターチェンジ使った後のセックスはホントすげー最高に気持ちいいのはどうしたらいいんだろうな?
《おはよう、時透》
《馬鹿ファアアアアイ!何やってんだよおおお!》
何ってナニだがお前には言いたくない。やっと下弦が終わって上弦に入った。最初の日はまだ全然で、キースといちゃいちゃしていたが、3日目ともなると、頭がはっきりしてきて、力がないキースとやってもしょうがないって気が付いた。
「ヤんないし」
「あーーーっご褒美終わったあ!」
キースてめえ、俺がよくわかんなくなってる時間をご褒美タイムって言うのやめろ!……いや、でもキースにご褒美やってるようなもんか……いやしかし!
「くすん、今日からお料理でファイさんの胃袋の方をがっちりキャッチするもん……はい、クルミパウンドケーキ。お腹すきましたよね。軽食にどうぞ」
危なく、キース好きだ!って言いそうになった。もうご褒美タイムは終わったからな!さて放置してた時透と話しないとなあ。ケーキは食べる。美味い、くるみの香ばしさが最高だ……!胃袋なんてずっと前にお前に掴まれてるよ、バーカバーカ。
時透は俺のゲーム仲間。「白夜の翼」のサブマスターだった中々の切れ者だ。ま、今はマスターなんだけどな。
《うっさいわ、で?なんか闇魔族とか、ログアウトとかで分かった事ある?》
《ねえよ!その二つに関しては何にもねーよ!》
《切るわ》
《もう少し話を聞いて、ファイちゃん》
《切》
《ごめんて》
時透の話によると、ガッシュは「白夜の翼」が使っているクランハウスに急いで帰ってきて抗議したらしい。
「クランマスターを怒らせて、クビになったんだ。どうしようもないです。それに君の行いは目に余るものが以前からありました。何を考えてるんですかこの状況で。本当にわかっているんですか??」
「でも!あいつは「ファイ・オースティン」じゃなかった!」
「君が会った人がファイ・オースティンだったかどうかなんてこの際どうでもいいんです。重要なのは「君がクランマスターを怒らせた」事と「君の町の人への態度」と「プレイヤー情報を安易にばらまくような危機感のない態度」です。闇魔族に出会ったこともない君に危機感の話をしてもピンとこないかもしれませんが、私達は闇魔族より弱い事を自覚してください。勝てないんです、どうやっても」
でも、とかだってとか、モゴモゴと言い訳をしていたようだが
「君のせいで「白夜の翼」はファイ・オースティン・レメントを失った。どういう損害か君には分かりますか?勿論君が責任をとれる遥か次元の上の損害ですよ、どうしてくれるんです?」
ガッシュはペタンとしりもちをついて、泣きだしたようだがクランメンバーは誰も助けてはやらなかったようだ。それどころか
「ファイさんが抜けるなんて。あの人ならこの状況をひっくり返してくれただろうに……どうすんだよ、サブマス」
「ったく誰だよ、こんなクソをクランに入れたの?緊急事態だからって少しは考えろよ。ファイさんは強面だけど、すっげー皆に優しい人だって知ってたろ」
「すまん、俺ッス……こんな状況で不安だろうと入れたのが間違いだったッス。俺、ファイさんに土下座したい」
誰も擁護もしなかったようだ。知らんがな。
「なんとかファイさんがクランに戻ってくれるように説得してみる。いいか、皆。町の人には優しくだ!俺達もめちゃくちゃ世話になってるんだし、ファイさんの機嫌をこれ以上損ねるようなことすんなよ!」
「勿論だぜ」
って感じに話はまとまったそうだ。
《あっそ、知らんがな》
《ファイー!拗ねてないで戻ってきてよ~!》
《戻んねえし。てか俺役立たずもいい所だから戻っても意味ねえし。俺、闇魔族に呪いかけられてまともに生きていくのも苦労してんだぞ》
《まじかー!てか、闇魔族に捕まってよく生きてたな!流石ファイ》
褒められても嬉しくない状況だが、時透と連絡が取れたのは良かった。
24
あなたにおすすめの小説
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
聖者の愛はお前だけのもの
いちみりヒビキ
BL
スパダリ聖者とツンデレ王子の王道イチャラブファンタジー。
<あらすじ>
ツンデレ王子”ユリウス”の元に、希少な男性聖者”レオンハルト”がやってきた。
ユリウスは、魔法が使えないレオンハルトを偽聖者と罵るが、心の中ではレオンハルトのことが気になって仕方ない。
意地悪なのにとても優しいレオンハルト。そして、圧倒的な拳の破壊力で、数々の難題を解決していく姿に、ユリウスは惹かれ、次第に心を許していく……。
全年齢対象。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【8話完結】恋愛を諦めたおじさんは、異世界で運命と出会う。
キノア9g
BL
恋愛を諦め、ただ淡々と日々を過ごしていた笠原透(32)。
しかし、ある日突然異世界へ召喚され、「王の番」だと告げられる。
迎えたのは、美しく気高い王・エルヴェル。
手厚いもてなしと優しさに戸惑いながらも、次第に心を揺さぶられていく透。
これは、愛を遠ざけてきた男が、本当のぬくもりに触れる物語。
──運命なんて、信じていなかった。
けれど、彼の言葉が、ぬくもりが、俺の世界を変えていく。
全8話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる