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我、反省する
6 正体判明
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我に家庭教師なるものがついた。勉強、魔法、作法。とりあえず3人だ。
「全部戦う力になります!しっかり学びましょう!」
「あいわかった。だが、剣術の教師も頼む」
教師どもは、予想以上の結果を出すと我を褒める事に気がついた。
「我を褒め称えよ!!」
我は常に褒められたかったので、頑張った。
「言葉遣いだけは治りませぬが、どれも完璧でございます!我々にお教えできる事は有りませぬ!」
どうじゃ?流石は我である。この頃になってやっと体力がついて来た。ふふ!ホンテイノオクサマを倒す日も近いな!
我の12歳の誕生日に、我はついにドレスを脱いで男子の格好をし……本邸の父上の所に出向いた。
「リズレットでございます」
父には頭を下げねばならない。父はたなかなかの人物であるようだった。
「女のような名だ。しかし、青の中に星が見える。正しく我が息子であるようだ。今日からここで暮せ」
「ありがとうございます」
この時ばかりは言葉遣いをなんとかしてくれと母とミラに泣きつかれたので、覚えたセリフを口にする。
「お前の兄のクロシュタットと今日からメルティーナを母と呼ぶように」
父の隣にはクロードと、知らん女が立っていた。我は驚いて声をあげそうになったが、クロードがウインク一つしたのでなんとか持ち堪えた。
「よろしく、リズレット」
「……」
メルティーナと呼ばれたそこそこ丸い女は鼻を鳴らしてそっぽを向いた。あれ?もしかしてこの樽がホンテイノオクサマ?
「ふふ!リジー知らなかったんだ」
「知るはずもなかろう!本邸の奥様だったのだな……」
今、我はクロードの部屋に来ていた。なんとクロードの正体は我が兄てあったとは!
「でも私はリジーと血のつながりはないんだ。養子だからね。だから瞳に星もない」
「それって重要なことなのか?」
「え?」
「目に星があると強いのか?」
クロードはパチパチと瞬きをする。
「そんなことないと思うけど……」
「ならばどうでもいいではないか。ホンテイノオクサマの首をはねるのは流石にまずいであろうな」
はて、この先我は何と戦えば良いのだろうか?
「いやまず、やはりホンテイノオクサマは倒しておくべきか?母とミラの安全は確保せねばなるまい……」
「お母様の首をはねるのはやめよう?リジー」
「クロードが言うなら止めるとしよう。しかし、次は何を倒せば良いのだ?クロードよ」
「飛び級で学園に通う予定だから……」
「む、ならば我を褒め称えさせねばな?我は褒められるのも大好きだからのう!」
「全部戦う力になります!しっかり学びましょう!」
「あいわかった。だが、剣術の教師も頼む」
教師どもは、予想以上の結果を出すと我を褒める事に気がついた。
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どうじゃ?流石は我である。この頃になってやっと体力がついて来た。ふふ!ホンテイノオクサマを倒す日も近いな!
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「ありがとうございます」
この時ばかりは言葉遣いをなんとかしてくれと母とミラに泣きつかれたので、覚えたセリフを口にする。
「お前の兄のクロシュタットと今日からメルティーナを母と呼ぶように」
父の隣にはクロードと、知らん女が立っていた。我は驚いて声をあげそうになったが、クロードがウインク一つしたのでなんとか持ち堪えた。
「よろしく、リズレット」
「……」
メルティーナと呼ばれたそこそこ丸い女は鼻を鳴らしてそっぽを向いた。あれ?もしかしてこの樽がホンテイノオクサマ?
「ふふ!リジー知らなかったんだ」
「知るはずもなかろう!本邸の奥様だったのだな……」
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「目に星があると強いのか?」
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「ならばどうでもいいではないか。ホンテイノオクサマの首をはねるのは流石にまずいであろうな」
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