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我、出荷される
20 プロの犯行
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父は便利で使い勝手が良い道具が無くなった。その程度しか思っていないようだった。お義母さまは邪魔者が消えたわ!と高笑い。
リジーの産みの親とメイドが泣き崩れ、私に「探してください」と縋ってきた。
もちろん方々手を尽くしたし、リジーの肉体関係先にも頭を下げた。レギウス王子も
「リジー1人ならいつでも逃げられたのだ……私をかばったから……!」
ずっとずっと探索に助力をしてくれている。
しかしリジーはいつまで経っても見つからなかった。あんな派手な容姿の美少年など、何処にいてもすぐに話題になるだろうに。
1年経ってもリジーは見つからず、私は学園を卒業した。王子の口添えや、その他高位貴族の計らいで、私は今は王宮で宰相補佐見習いとして忙しく働いている。
今でもまだ探しているが、見つからない。一体どこに居るのか……無事なら良い、元気なら良い。
お前のあのよく分からない自信たっぷりの笑顔が見たいよ、リジー……。
「むぅクロードとヤりたいな」
「そっちか!股ゆる!」
「緩くなどないぞ!きちんと締まるではないか?ホレ」
「あっーー!こらっいきなりっんおっ!」
「ははっイきおったわ!獣の種を種付けされてしまうわ!」
獅子の獣人、ラウルを深く咥えて我は美味しくいただいておった。あれから2年経つかのう……。
レジーをとりあえず逃した後、我は酷く殴られて気を失っておった。あの人攫い供はプロらしく、こんなに美少年が気を失っておっても手を出して来なかった。
故に我はなんの力もない美少年として、3人の貴族令嬢とともに船に積み込まれてしまったのじゃ。
「ううっお父様……お母様……」
「私たち一体どうなってしまうのでしょう」
「それにこんな醜聞。もう誰の元にも嫁げないわ……うう……スタンレー様……」
侯爵令嬢エルミー、レテーリア、伯爵令嬢ベネッタ。どれも学園で見た事がある顔だった。それぞれ婚約者もいる由緒正しい御令嬢だったが、未来は暗いだろう。
逃したレジーが助けを求めてくれるだろうが……まさか船に乗せられるとは思っても見なかった。これは帰られないと思った方がいいだろう。
やはり、人攫いはプロだった。
「寝るか」
それしか出来ることは無かった。しくしく泣く令嬢はうるさかったが、我に出来ることなどない。気休めや、来るはずのない救援は口にしてもなんの足しにもならぬ。
航海3日目ともなると、人攫いはプロでも船乗りは違う。
「おい、お前ら。あっちの隅っこでなるべく小さくなってずだ袋でも被って震えてろ犯されたくないならな」
「え?どういう……」
「早くしろ、足音が聞こえる!」
指示通りに令嬢供は小さくなってすみに隠れた。
「ここだろ?女が隠してあるのは」
ガチャガチャと鍵が回される。船にはそういう女を積んでいるらしいが、まあもっと旨そうな餌が目の前に落ちていれば食いたくなるのは必須だ。
早く人攫いのプロが来てくれれば良いが、遅れた場合お嬢様の令嬢どもは生きてはいられない地獄をみせられる。
「へっガキだが可愛いじゃねえか」
我なら栄養じゃがの!ふはは!身を捻って、少し嫌がる素振りをすれば3人のゴツい船乗りは全員釣れた。
「やめ…」
「その可愛いツラにぶっかけてやる」
いや、飲ませてくれよ?笑いそうになるのを必死で堪える。我の高笑いはなかなか不評であるからな……。
「おい!こいつ男だぞ!」
「ええい!やっちまえ!」
「やぁん!だめぇーーあふぁっ?!」
打ち込まれた大人のアレはすごくて、目の前に星が飛んだ。こ、これは良い!
「あん!あん!あっーーっ!」
「このガキ、喘いでやがるぞ!」
「なかなか良いぜ!ガキのくせにいい尻穴だ!」
そりゃそうだ。百戦錬磨の穴だぞ!筋肉ムキムキのお前たちも全部きれいに搾り取ってやるわ!
「あ……あ……」
「また来るぜ、リズレットちゃん」
良かった……力もたっぷり漲って来たぞ!ふはは!!これで勝てる!
「り、リズレット……ごめんなさい、わ、私達を庇って貴方があんな男達の慰み者に!」
「ふ、なんの問題もないわ!それに船が陸についたら逃げるぞ!このままでは高級娼館に売られるか、金持ちのジジィに売られるであろう!それよりも逃げた方がまだマシじゃろうて!」
5日後に船は港に入り、懲りずに何度もやっていた船乗り達のおかげで、我は大暴れし、人攫いのプロ集団をやっつけた!
リジーの産みの親とメイドが泣き崩れ、私に「探してください」と縋ってきた。
もちろん方々手を尽くしたし、リジーの肉体関係先にも頭を下げた。レギウス王子も
「リジー1人ならいつでも逃げられたのだ……私をかばったから……!」
ずっとずっと探索に助力をしてくれている。
しかしリジーはいつまで経っても見つからなかった。あんな派手な容姿の美少年など、何処にいてもすぐに話題になるだろうに。
1年経ってもリジーは見つからず、私は学園を卒業した。王子の口添えや、その他高位貴族の計らいで、私は今は王宮で宰相補佐見習いとして忙しく働いている。
今でもまだ探しているが、見つからない。一体どこに居るのか……無事なら良い、元気なら良い。
お前のあのよく分からない自信たっぷりの笑顔が見たいよ、リジー……。
「むぅクロードとヤりたいな」
「そっちか!股ゆる!」
「緩くなどないぞ!きちんと締まるではないか?ホレ」
「あっーー!こらっいきなりっんおっ!」
「ははっイきおったわ!獣の種を種付けされてしまうわ!」
獅子の獣人、ラウルを深く咥えて我は美味しくいただいておった。あれから2年経つかのう……。
レジーをとりあえず逃した後、我は酷く殴られて気を失っておった。あの人攫い供はプロらしく、こんなに美少年が気を失っておっても手を出して来なかった。
故に我はなんの力もない美少年として、3人の貴族令嬢とともに船に積み込まれてしまったのじゃ。
「ううっお父様……お母様……」
「私たち一体どうなってしまうのでしょう」
「それにこんな醜聞。もう誰の元にも嫁げないわ……うう……スタンレー様……」
侯爵令嬢エルミー、レテーリア、伯爵令嬢ベネッタ。どれも学園で見た事がある顔だった。それぞれ婚約者もいる由緒正しい御令嬢だったが、未来は暗いだろう。
逃したレジーが助けを求めてくれるだろうが……まさか船に乗せられるとは思っても見なかった。これは帰られないと思った方がいいだろう。
やはり、人攫いはプロだった。
「寝るか」
それしか出来ることは無かった。しくしく泣く令嬢はうるさかったが、我に出来ることなどない。気休めや、来るはずのない救援は口にしてもなんの足しにもならぬ。
航海3日目ともなると、人攫いはプロでも船乗りは違う。
「おい、お前ら。あっちの隅っこでなるべく小さくなってずだ袋でも被って震えてろ犯されたくないならな」
「え?どういう……」
「早くしろ、足音が聞こえる!」
指示通りに令嬢供は小さくなってすみに隠れた。
「ここだろ?女が隠してあるのは」
ガチャガチャと鍵が回される。船にはそういう女を積んでいるらしいが、まあもっと旨そうな餌が目の前に落ちていれば食いたくなるのは必須だ。
早く人攫いのプロが来てくれれば良いが、遅れた場合お嬢様の令嬢どもは生きてはいられない地獄をみせられる。
「へっガキだが可愛いじゃねえか」
我なら栄養じゃがの!ふはは!身を捻って、少し嫌がる素振りをすれば3人のゴツい船乗りは全員釣れた。
「やめ…」
「その可愛いツラにぶっかけてやる」
いや、飲ませてくれよ?笑いそうになるのを必死で堪える。我の高笑いはなかなか不評であるからな……。
「おい!こいつ男だぞ!」
「ええい!やっちまえ!」
「やぁん!だめぇーーあふぁっ?!」
打ち込まれた大人のアレはすごくて、目の前に星が飛んだ。こ、これは良い!
「あん!あん!あっーーっ!」
「このガキ、喘いでやがるぞ!」
「なかなか良いぜ!ガキのくせにいい尻穴だ!」
そりゃそうだ。百戦錬磨の穴だぞ!筋肉ムキムキのお前たちも全部きれいに搾り取ってやるわ!
「あ……あ……」
「また来るぜ、リズレットちゃん」
良かった……力もたっぷり漲って来たぞ!ふはは!!これで勝てる!
「り、リズレット……ごめんなさい、わ、私達を庇って貴方があんな男達の慰み者に!」
「ふ、なんの問題もないわ!それに船が陸についたら逃げるぞ!このままでは高級娼館に売られるか、金持ちのジジィに売られるであろう!それよりも逃げた方がまだマシじゃろうて!」
5日後に船は港に入り、懲りずに何度もやっていた船乗り達のおかげで、我は大暴れし、人攫いのプロ集団をやっつけた!
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