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28 俺のこと好きになってくんねぇ?
「お前は保護されてたんだ。でも知らない男に抱かれに行くなんてとんでもない事を言うから」
「いや、別に良いだろ?!誰にも迷惑かけてなかったんだし!」
やめろ、やめろー!重い!
「俺は大迷惑だっつーの!」
「えー……」
重い、ダークは物理的にも重い。俺の背中に乗っかって、後ろから肩の辺りを軽く噛んでいる。動物か、お前は。
「で、お前の様子を見る為に近づいたのが俺でさ、本当は正体を明かしたらマズかったんだよ。今もさ、お偉いさん方が俺を叱ろうとずーっと部屋の外で待ってんだけどね」
「叱られてきたらいいじゃねえか。俺の上から降りろよ!重いんだよ」
「それでもしリクに逃げられたら俺、責任取って殺されちゃうだろう?死にたくねえからリクに助けてもらおうって思ってよ」
はぁ?意味わかんねえけど、殺されちゃうのはちょっと可哀想だよなあ。
「どうやったら助かるんだ?」
「リクが俺の事を好きになればいい」
「ねーわ」
「カレー」
「好きです~~」
まんまと食欲?に丸め込まれた俺は何人か偉そうな人の前でアホな証言をさせられた。
「ダークを殺さないでー俺が困るー」
「リク、もう少し感情を入れてくれ」
「無理ー。でもまあ、居なくなるのは困るかな」
ダークは気がついてるんだよ、俺がかなりズボラなのを。俺が昔の味を恋しくなっても、近くにダークが居ればそれで済ませちゃうって事に。
ああ、そうだよ!昔からそうだよ!美味そうなお店を検索して開拓するより、食べ慣れた定食屋とかの方が好きだよ、俺はそう言う人間だった。
「俺はグルメじゃない……」
「だよなー!ガラクタばっかり食ってるし!」
腹を抱えてゲラゲラ笑う。俺がなんか変な人間だと知っても見方を変えないダーク。それどころか普通の人間として扱ってくれる。だから俺はこいつとなら上手くやって行けるかなって思った訳で。
「で、卵、出してみろ?」
「やだよ!恥ずかしいわ!!」
これだけは勘弁して貰いたい!
「俺はさーこの家の庶子って奴なんだ。分かる?庶子。この家の貴族の旦那さんが奥さん以外の……メイドに手を出して生ませた子供、それが俺」
「そうなのか……」
「だから俺には貴族の血が流れてる。それが旨味なんだろうなぁ」
「あー、だから本邸じゃなくてこっちなんだ。俺はこっちの方が良いなー、あんまりに家がでかいと落ち着かねぇ」
「リクならそう言うと思った!」
何というかダークは俺の事の庶民思考を良く理解してくれていた。
「2.3人メイドちゃんに来てもらってる。流石に俺達じゃ掃除洗濯料理全部は無理だからな。そして晩飯を用意したら帰って貰ってる」
「助かる……」
早寝早起きとかもうしたくないんだよ。こうして俺はダークの家に居候を始めた。
ここの暮らしは割と快適でこの世界はちょっと良いところだなと思えた。
「リク……お前、毎日卵を生むんだな」
「それなぁ……俺のう○こなんだよ……毎日出るだろ……」
「……俺たちはお前のう○こに大金を払ってたんだな」
「でも神様謹製だからなぁ」
俺らは卵を売れば仕事もしないでぼーっと暮らしていけそうだった。なんかのんびりで良いなーこの暮らし。
「いや、別に良いだろ?!誰にも迷惑かけてなかったんだし!」
やめろ、やめろー!重い!
「俺は大迷惑だっつーの!」
「えー……」
重い、ダークは物理的にも重い。俺の背中に乗っかって、後ろから肩の辺りを軽く噛んでいる。動物か、お前は。
「で、お前の様子を見る為に近づいたのが俺でさ、本当は正体を明かしたらマズかったんだよ。今もさ、お偉いさん方が俺を叱ろうとずーっと部屋の外で待ってんだけどね」
「叱られてきたらいいじゃねえか。俺の上から降りろよ!重いんだよ」
「それでもしリクに逃げられたら俺、責任取って殺されちゃうだろう?死にたくねえからリクに助けてもらおうって思ってよ」
はぁ?意味わかんねえけど、殺されちゃうのはちょっと可哀想だよなあ。
「どうやったら助かるんだ?」
「リクが俺の事を好きになればいい」
「ねーわ」
「カレー」
「好きです~~」
まんまと食欲?に丸め込まれた俺は何人か偉そうな人の前でアホな証言をさせられた。
「ダークを殺さないでー俺が困るー」
「リク、もう少し感情を入れてくれ」
「無理ー。でもまあ、居なくなるのは困るかな」
ダークは気がついてるんだよ、俺がかなりズボラなのを。俺が昔の味を恋しくなっても、近くにダークが居ればそれで済ませちゃうって事に。
ああ、そうだよ!昔からそうだよ!美味そうなお店を検索して開拓するより、食べ慣れた定食屋とかの方が好きだよ、俺はそう言う人間だった。
「俺はグルメじゃない……」
「だよなー!ガラクタばっかり食ってるし!」
腹を抱えてゲラゲラ笑う。俺がなんか変な人間だと知っても見方を変えないダーク。それどころか普通の人間として扱ってくれる。だから俺はこいつとなら上手くやって行けるかなって思った訳で。
「で、卵、出してみろ?」
「やだよ!恥ずかしいわ!!」
これだけは勘弁して貰いたい!
「俺はさーこの家の庶子って奴なんだ。分かる?庶子。この家の貴族の旦那さんが奥さん以外の……メイドに手を出して生ませた子供、それが俺」
「そうなのか……」
「だから俺には貴族の血が流れてる。それが旨味なんだろうなぁ」
「あー、だから本邸じゃなくてこっちなんだ。俺はこっちの方が良いなー、あんまりに家がでかいと落ち着かねぇ」
「リクならそう言うと思った!」
何というかダークは俺の事の庶民思考を良く理解してくれていた。
「2.3人メイドちゃんに来てもらってる。流石に俺達じゃ掃除洗濯料理全部は無理だからな。そして晩飯を用意したら帰って貰ってる」
「助かる……」
早寝早起きとかもうしたくないんだよ。こうして俺はダークの家に居候を始めた。
ここの暮らしは割と快適でこの世界はちょっと良いところだなと思えた。
「リク……お前、毎日卵を生むんだな」
「それなぁ……俺のう○こなんだよ……毎日出るだろ……」
「……俺たちはお前のう○こに大金を払ってたんだな」
「でも神様謹製だからなぁ」
俺らは卵を売れば仕事もしないでぼーっと暮らしていけそうだった。なんかのんびりで良いなーこの暮らし。
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