138 / 138
番外編
幸せの過程
しおりを挟む
「うそだろ!」
「大丈夫です、我々は何度もΩの出産に立ち会っておりますから、深呼吸して」
「うう~~っ!」
不安と不信と……そしてアロウ様のものすごく大きな心配と期待を全身に受けて第一子である長男のアルドフェルドをこの世に生み出してから早10年になる。私は学園は18歳で卒業して次の年にすぐに妊娠出産だったからもう29歳になった。そして子供がたくさん増えた。我ながらよくやったと思う。
「母様、カルがまたヨキシャにくっ付いてるよー!」
「カルはああ見えて一番甘えたがりだからね」
「僕だってヨキシャと遊びたいのにぃ……しょうがないからダズのとこ行ってきていい?」
「ダズは夜勤だから、昼間は寝かせておいてあげて」
「は~い。じゃあノワの部屋に行ってくる」
「分かったよ。ぬいぐるみでも持っていってくれる?」
「うん、ノワのお気に入りのうさぎとライオン持っていくね」
10歳になったアルドフェルドはアロウ様そっくりの金髪と、私みたいな青い瞳で小さな王子様のようなたたずまいになっている。そして……普通の大きさだ。アロウ様の話だと、大きくなる子は10歳くらいからグンと体つきが大きくなるそうだけれど、アルドフェルドにその兆候は現れていない。フィーラ王家の血を引いても大きくなる子とそうでない子がいるんだから、そういうことなんだろう。そして次男のカルトナビエはもう長男のアルドフェルドの身長を抜いた。体つきもがっしりしていて、この子は大きくなりそうだ。
ぬいぐるみを手にまだ生まれたばかりの末っ子のノワイエシーリンの所へ遊びに行くアルドフェルドを見送って、そっとため息をついた。
「アウリー? どうしたの」
「あ、アロウ様!」
最近の私の杞憂は10年たった今でも優しくて、温かくて頼りになる夫に相談する必要がある。私はどうも一人で考え込んでしまう癖がある……頭の回転が早い夫にまず相談したほうが早いというのに。
「アルの婚約者探しについて考えておりました」
「そうだね、アルは大きな体になりそうじゃないね」
「はい」
本来なら貴族の子供は4.5歳で婚約者の選定にはいる。しかし、私達の子供はフィーラ王家の血が濃く出ると体つきが大きくなる……身長は190センチを超えることも珍しくないし、体重も多くなる。私ならば頼りがいがあって素晴らしいと思うけれど、世の中にはそんな大きな体の婚約者は嫌だと嫌悪を示す者もいるのだ。だから10歳のアルにも9歳のカルにもまだ婚約者はいない。
「でも打診はたくさん来ているんでしょう?」
「まあ……それなりには」
国内外の年齢が釣り合う貴族から確かに釣書はたくさん来ている。選ぶのが厄介だなと思うくらいには……。しかもアルに来る釣書はご丁寧にも毎年相手の姿絵が更新されている物も多く、相手方の子供の成長記録みたいになっていて、連続で見ると中々秀逸……とまでなっているものもある。
「そうだねえ、そろそろお披露目会とかすべきだよね」
「そうすると我が家で行うことになりますし、下の子供達を隠してもおけませんし」
「後、聖女の子供達も来るだろうしねえ」
「キミヒトは最近遠慮というものを忘れています!」
確かに我が家には私達の子供が大勢いる。だから乳母やメイドなど子供の世話を手伝ってくれる人達がたくさんいるから育児環境はとても整っているけれど……うちの子も頼む! なんて急においていくのは良くないと思う。お陰でうちの子達はキミヒトの子供ととても仲がいい。その関係で国王陛下の子供達とも仲がいい……。
「陛下の子供と婚約しないとダメそうなんだっけ?」
「そのような期待をされています」
「うーん……多方面と強く結びつきすぎるのは、少し厄介かなあ?」
加減は大事だけれど、フィーラ王家の方は加減なんて絶対にしないベッタベタに甘やかしてくるからそっちを排除はできないし、かといってキミヒトをあしらうのも難しい。こうやってほぼ毎年子供を産んだけれど、私の体調も万全で元気で……スタイルまで維持できているのはキミヒトが開発した貼る医療品のお陰もあったからなんだ。
「なんかさ! 腹に赤ちゃんいなくなったのに、体、痛くねえ!?」
「……そうだね、体調はすぐには戻らないね」
「なんかさ、すげー大怪我したのと同じくらいのダメージがあるんだろ! それで俺さ、思ったんだけど腹と腰にポッカイロ貼るんだよ!」
「ぽ……ぽっかいろ……?」
「じゃーん!」
アルドフェルドを出産した後、キミヒトが持ってきたどう見ても貼るタイプのカイロ。それを二つ私にもくれたのだ。
「あったかくなる効果と、すげー弱い回復魔法がずーっと発動してるんだぜ。んで、傷を治すっていうかもっと小っちゃいとこからずーっとずーっと治してくっつ~か……細胞を騙して一日前に戻すっていうか」
「……キミヒト、よくわからない……」
「なんていうか~蘇生魔法ってあるだろ? それをあーしてこーして……人の体は細胞とかいう小っちゃいのから作られてんだよ、それに喝をいれて、元に戻すっつーか……あーっ説明できねえけど、腹と腰からぽわわ~んっていい感じにしてくんだ」
「キミヒト、やっぱりぜんぜんわからない……」
「あー! もういいから貼っとけ! 俺も使ってみてんだけど調子いいぜ!」
と、前世で見たことがあるカイロとほぼ同じ造形のものを貰ったのだ。
「俺、知らなかったんだけどさ、Ωの男の出産が一番大変なんだってな? だから、俺とアウラはすげー頑張ったし、産後も大事にしなきゃ何ねぇんだろ? でも、俺、早く冒険に行きたい! 今まで碌に動けなかったんだから!」
「でも、すぐには無理だよ、キミヒト。ちゃんと療養して……」
「だからこそのポッカイロだぜ! 俺で試して良かったんだ! だからアウラも使ってみてくれ。試供品って奴な!」
「それは分かったけれど……」
「おっと! ウィルに捕まったら厄介だ! 俺は逃げるぜ、じゃーなー!」
と、現れて消えていったのだ。まあ、それをお腹と背中に貼ったら素晴らしい回復効果があったのだ。だから間隔が短くても元気な子供に恵まれた、というのもある。
「まあ、可愛いですけどね、タロウもジロウもサブロウも」
「キミヒトの子供達だからねぇ」
ネーミングセンスは皆無だが、可愛い……でもミニキミヒトの気が強くてドタバタ走り回っている……その辺はやむなしか。
「まあうちの子が一番ですけどね!」
「ふふふ、親馬鹿と言われてしまうけれど、しょうがないね」
並んで座り、寄り添って同じ景色を見る。そこには子供達がいて、親友がいて両親も笑っている。
「私を見つけてくれてありがとうございます。アロウ様」
「私を選んでくれてありがとう、アウリー」
何度となく交わした感謝の言葉。幸せになれたからこそ伝えられる言葉。
「これからもよろしくお願い致します」
「こちらからもよろしくお願いします」
私達の幸せの過程はずっとずっと続いていきます。きっとずっと。
幸せの過程 終
「大丈夫です、我々は何度もΩの出産に立ち会っておりますから、深呼吸して」
「うう~~っ!」
不安と不信と……そしてアロウ様のものすごく大きな心配と期待を全身に受けて第一子である長男のアルドフェルドをこの世に生み出してから早10年になる。私は学園は18歳で卒業して次の年にすぐに妊娠出産だったからもう29歳になった。そして子供がたくさん増えた。我ながらよくやったと思う。
「母様、カルがまたヨキシャにくっ付いてるよー!」
「カルはああ見えて一番甘えたがりだからね」
「僕だってヨキシャと遊びたいのにぃ……しょうがないからダズのとこ行ってきていい?」
「ダズは夜勤だから、昼間は寝かせておいてあげて」
「は~い。じゃあノワの部屋に行ってくる」
「分かったよ。ぬいぐるみでも持っていってくれる?」
「うん、ノワのお気に入りのうさぎとライオン持っていくね」
10歳になったアルドフェルドはアロウ様そっくりの金髪と、私みたいな青い瞳で小さな王子様のようなたたずまいになっている。そして……普通の大きさだ。アロウ様の話だと、大きくなる子は10歳くらいからグンと体つきが大きくなるそうだけれど、アルドフェルドにその兆候は現れていない。フィーラ王家の血を引いても大きくなる子とそうでない子がいるんだから、そういうことなんだろう。そして次男のカルトナビエはもう長男のアルドフェルドの身長を抜いた。体つきもがっしりしていて、この子は大きくなりそうだ。
ぬいぐるみを手にまだ生まれたばかりの末っ子のノワイエシーリンの所へ遊びに行くアルドフェルドを見送って、そっとため息をついた。
「アウリー? どうしたの」
「あ、アロウ様!」
最近の私の杞憂は10年たった今でも優しくて、温かくて頼りになる夫に相談する必要がある。私はどうも一人で考え込んでしまう癖がある……頭の回転が早い夫にまず相談したほうが早いというのに。
「アルの婚約者探しについて考えておりました」
「そうだね、アルは大きな体になりそうじゃないね」
「はい」
本来なら貴族の子供は4.5歳で婚約者の選定にはいる。しかし、私達の子供はフィーラ王家の血が濃く出ると体つきが大きくなる……身長は190センチを超えることも珍しくないし、体重も多くなる。私ならば頼りがいがあって素晴らしいと思うけれど、世の中にはそんな大きな体の婚約者は嫌だと嫌悪を示す者もいるのだ。だから10歳のアルにも9歳のカルにもまだ婚約者はいない。
「でも打診はたくさん来ているんでしょう?」
「まあ……それなりには」
国内外の年齢が釣り合う貴族から確かに釣書はたくさん来ている。選ぶのが厄介だなと思うくらいには……。しかもアルに来る釣書はご丁寧にも毎年相手の姿絵が更新されている物も多く、相手方の子供の成長記録みたいになっていて、連続で見ると中々秀逸……とまでなっているものもある。
「そうだねえ、そろそろお披露目会とかすべきだよね」
「そうすると我が家で行うことになりますし、下の子供達を隠してもおけませんし」
「後、聖女の子供達も来るだろうしねえ」
「キミヒトは最近遠慮というものを忘れています!」
確かに我が家には私達の子供が大勢いる。だから乳母やメイドなど子供の世話を手伝ってくれる人達がたくさんいるから育児環境はとても整っているけれど……うちの子も頼む! なんて急においていくのは良くないと思う。お陰でうちの子達はキミヒトの子供ととても仲がいい。その関係で国王陛下の子供達とも仲がいい……。
「陛下の子供と婚約しないとダメそうなんだっけ?」
「そのような期待をされています」
「うーん……多方面と強く結びつきすぎるのは、少し厄介かなあ?」
加減は大事だけれど、フィーラ王家の方は加減なんて絶対にしないベッタベタに甘やかしてくるからそっちを排除はできないし、かといってキミヒトをあしらうのも難しい。こうやってほぼ毎年子供を産んだけれど、私の体調も万全で元気で……スタイルまで維持できているのはキミヒトが開発した貼る医療品のお陰もあったからなんだ。
「なんかさ! 腹に赤ちゃんいなくなったのに、体、痛くねえ!?」
「……そうだね、体調はすぐには戻らないね」
「なんかさ、すげー大怪我したのと同じくらいのダメージがあるんだろ! それで俺さ、思ったんだけど腹と腰にポッカイロ貼るんだよ!」
「ぽ……ぽっかいろ……?」
「じゃーん!」
アルドフェルドを出産した後、キミヒトが持ってきたどう見ても貼るタイプのカイロ。それを二つ私にもくれたのだ。
「あったかくなる効果と、すげー弱い回復魔法がずーっと発動してるんだぜ。んで、傷を治すっていうかもっと小っちゃいとこからずーっとずーっと治してくっつ~か……細胞を騙して一日前に戻すっていうか」
「……キミヒト、よくわからない……」
「なんていうか~蘇生魔法ってあるだろ? それをあーしてこーして……人の体は細胞とかいう小っちゃいのから作られてんだよ、それに喝をいれて、元に戻すっつーか……あーっ説明できねえけど、腹と腰からぽわわ~んっていい感じにしてくんだ」
「キミヒト、やっぱりぜんぜんわからない……」
「あー! もういいから貼っとけ! 俺も使ってみてんだけど調子いいぜ!」
と、前世で見たことがあるカイロとほぼ同じ造形のものを貰ったのだ。
「俺、知らなかったんだけどさ、Ωの男の出産が一番大変なんだってな? だから、俺とアウラはすげー頑張ったし、産後も大事にしなきゃ何ねぇんだろ? でも、俺、早く冒険に行きたい! 今まで碌に動けなかったんだから!」
「でも、すぐには無理だよ、キミヒト。ちゃんと療養して……」
「だからこそのポッカイロだぜ! 俺で試して良かったんだ! だからアウラも使ってみてくれ。試供品って奴な!」
「それは分かったけれど……」
「おっと! ウィルに捕まったら厄介だ! 俺は逃げるぜ、じゃーなー!」
と、現れて消えていったのだ。まあ、それをお腹と背中に貼ったら素晴らしい回復効果があったのだ。だから間隔が短くても元気な子供に恵まれた、というのもある。
「まあ、可愛いですけどね、タロウもジロウもサブロウも」
「キミヒトの子供達だからねぇ」
ネーミングセンスは皆無だが、可愛い……でもミニキミヒトの気が強くてドタバタ走り回っている……その辺はやむなしか。
「まあうちの子が一番ですけどね!」
「ふふふ、親馬鹿と言われてしまうけれど、しょうがないね」
並んで座り、寄り添って同じ景色を見る。そこには子供達がいて、親友がいて両親も笑っている。
「私を見つけてくれてありがとうございます。アロウ様」
「私を選んでくれてありがとう、アウリー」
何度となく交わした感謝の言葉。幸せになれたからこそ伝えられる言葉。
「これからもよろしくお願い致します」
「こちらからもよろしくお願いします」
私達の幸せの過程はずっとずっと続いていきます。きっとずっと。
幸せの過程 終
844
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(192件)
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由
スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。
これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。
無自覚両片想いの勇者×親友。
読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。
婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
【本編完結】攻略対象その3の騎士団団長令息はヒロインが思うほど脳筋じゃない!
哀川ナオ
BL
第二王子のご学友として学園での護衛を任されてしまった騎士団団長令息侯爵家次男アルバート・ミケルセンは苦労が多い。
突撃してくるピンク頭の女子生徒。
来るもの拒まずで全ての女性を博愛する軽薄王子。
二人の世界に入り込んで授業をサボりまくる双子。
何を考えているのか分からないけれど暗躍してるっぽい王弟。
俺を癒してくれるのはロベルタだけだ!
……えっと、癒してくれるんだよな?
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
内容面白く、楽しく読了しました。
たまにKYキャラ達にイラッとしつつww
ところで64にある杜撰という漢字が読めずアプリまで入れて調べましたw
アルファポリスはコピーできないの困ります。。
お読みいただきありがとうございます。
空気読めないはどうしても物語上必要なもので(*ノωノ)
杜撰ですが、ルビをいれようと思ったら、上に傍点をつけた所でしたね。
ルビと傍点のダブルっていけるのかな~? と思ったのでやってみたら失敗しました(;´・ω・)ダメみたい。
特に漢字にこだわる場所じゃなかったのでひらがな表記にしておきました~
ひと安心の「おっきい人」❤️
わかっていたけど
アウリーがほっとく訳ないよねぇ〜
最後にみんなに可愛い赤ちゃんが幸せを運んできましたねぇ
これで本当に終わりなのねぇ😭
是非大きくなった2人の子供の話も‼️
アウリーとアロウ様はずっと仲良しなので( *´艸`)
お子様……上の二人が大きくなったころには一体下の兄弟は何人に……!?
アル様の乗馬姿😁とっても可愛らしい得意顔で大喜び❤️
送り主は激甘な親戚の皆様ですね!
「おっきい人」の盛大な勘違いがわかり
ひと安心なご様子に
😁わははは!だよねぇ〜❤️
とニヤニヤ
何年後かに本物の馬が送られて来るのでしょうねぇ
きっと何頭も…
その頃には家族も増えてるのかなぁ
またその後のお話をお待ちしてます
現代でいうところのアン●ンマンカーに乗るがごとくだと思います(*‘ω‘ *)
「おっきい人」は頭が良すぎるのも考え物の典型です。
そしてそれも織り込み済みなアウリーがちょうどいいという寸法です。