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88 謎多き冒険者?
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最近話題になって来ている冒険者がいる。とても仲の良い二人組で、出来ているのか?!と噂されているが
「結婚してますから!」
「愛し合ってるんだ!」
そう言って憚らないし、どこでもイチャイチャしているしなんだが、馬鹿みたいにお人好しだった。
太陽の様な金の瞳に金の髪の「陽の君」、月の様に青い瞳に黒い髪の「月の君」と影で呼ばれている二人は今日も楽しそうに街の老人を助けたり、迷子の子供を親の元に届けたりしている。
そしてそれと同じくらいの気安さで、ドラゴンや山賊を狩って来る。
そして二人に依頼をする時のポイントは金の髪の方に頼むと言う事だ。もし、黒髪の方が、しかも一人でいたら声をかけてはいけない。
完全に無視されるか
「邪魔です、消えてください」
と、追い払われてしまう。
「あれぇ?どうしたの??」
ギリギリでも金の髪の方が帰って来たらセーフだ。
「何でもありませんよ、ルー」
打って変わったにこやかな笑顔に嫌味を言うのもダメだ。
「エルベ山脈の暴れ金毛羊?うわー!金毛だって!ねえねえ、それでベッドの布団作ったら良さそうじゃない?!」
「二人で寝る用の大きな布団ですね?」
「うん!」
「でも邪魔になりません?ほら……」
「寝る時は被らないと寒いでしょ?もう!」
「そうですね、ふふふ」
「えへへへー」
こんなイチャイチャを目の前で見せつけられても、ほぼ無料で失敗なく依頼をこなしてくれるのだから、安い物である。
そしてこの二人にウソの依頼を絶対にしてはいけない。
「はぁ?攫われた子供を助けて欲しい?うーん……いいけどぉ」
金髪の方がうーんと唸る。
「ルー?どうしたの?」
「うん、子供は助けてあげるのは良いんだけど、奴隷商に自分の子供を売りつけるような人の依頼は受けたくないなぁって」
「え?な、何を言って……」
「気づかないと思ってるの?あなたの言葉も姿も嘘にまみれている。あわよくばその奴隷商を俺達に壊滅させようとしている所も。自分は賢くて、冒険者は使い捨てだと思っているところも、全部漏れ出てるよ」
男は嫌な汗をたっぷりかきながらあとずさる。
「人間は汚い心も持ち合わせる。それが普通で当たり前だ。でもそれが多過ぎるのは人間の枠に入れておく事は出来ないんだよ」
金髪の若い方は静かに告げるが、物凄い威圧感があたりを包み、彼に嘘の依頼を頼もうとした男は腰を抜かした上に失禁をすると言う事件が起こった。
男は警ら隊に捕まり、子供は何も知らなかった母親の元に戻された。
何故男の悪事が判ったのかは、笑って
「悪そうな顔してたもん」
としか言わなかったらしいがそれ以上の話は伝わっていない。
「結婚してますから!」
「愛し合ってるんだ!」
そう言って憚らないし、どこでもイチャイチャしているしなんだが、馬鹿みたいにお人好しだった。
太陽の様な金の瞳に金の髪の「陽の君」、月の様に青い瞳に黒い髪の「月の君」と影で呼ばれている二人は今日も楽しそうに街の老人を助けたり、迷子の子供を親の元に届けたりしている。
そしてそれと同じくらいの気安さで、ドラゴンや山賊を狩って来る。
そして二人に依頼をする時のポイントは金の髪の方に頼むと言う事だ。もし、黒髪の方が、しかも一人でいたら声をかけてはいけない。
完全に無視されるか
「邪魔です、消えてください」
と、追い払われてしまう。
「あれぇ?どうしたの??」
ギリギリでも金の髪の方が帰って来たらセーフだ。
「何でもありませんよ、ルー」
打って変わったにこやかな笑顔に嫌味を言うのもダメだ。
「エルベ山脈の暴れ金毛羊?うわー!金毛だって!ねえねえ、それでベッドの布団作ったら良さそうじゃない?!」
「二人で寝る用の大きな布団ですね?」
「うん!」
「でも邪魔になりません?ほら……」
「寝る時は被らないと寒いでしょ?もう!」
「そうですね、ふふふ」
「えへへへー」
こんなイチャイチャを目の前で見せつけられても、ほぼ無料で失敗なく依頼をこなしてくれるのだから、安い物である。
そしてこの二人にウソの依頼を絶対にしてはいけない。
「はぁ?攫われた子供を助けて欲しい?うーん……いいけどぉ」
金髪の方がうーんと唸る。
「ルー?どうしたの?」
「うん、子供は助けてあげるのは良いんだけど、奴隷商に自分の子供を売りつけるような人の依頼は受けたくないなぁって」
「え?な、何を言って……」
「気づかないと思ってるの?あなたの言葉も姿も嘘にまみれている。あわよくばその奴隷商を俺達に壊滅させようとしている所も。自分は賢くて、冒険者は使い捨てだと思っているところも、全部漏れ出てるよ」
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「人間は汚い心も持ち合わせる。それが普通で当たり前だ。でもそれが多過ぎるのは人間の枠に入れておく事は出来ないんだよ」
金髪の若い方は静かに告げるが、物凄い威圧感があたりを包み、彼に嘘の依頼を頼もうとした男は腰を抜かした上に失禁をすると言う事件が起こった。
男は警ら隊に捕まり、子供は何も知らなかった母親の元に戻された。
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としか言わなかったらしいがそれ以上の話は伝わっていない。
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