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画策
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カミルの協力を得て、私達は薬の解毒薬を作ることができた。
できた丸薬にその効果を取り消す魔法やプリシラの意のままにならないような魔法を付与していく。
これを砕き水に混ぜて香水にし、プリシラに懸想している男子学園達の家に噴霧してもらう事にした。
できそうなら丸薬のまま飲んでもらう。
どの家も子息の変貌に困っていたのですぐに了承してくれた。もちろん秘密でだ。
そしてその頃、ペルマックス侯爵はハニートラップに引っかかっていた。
相手はとある夜会で出逢ったアルプラゾラム王国の出戻り王女。国王の妹だ。確か国王は弟妹が沢山いたので偽物とは気付かないだろう。妹は他国の高位貴族に嫁いだが子供ができずに出戻ってきた。
兄の国王は妹を溺愛していて、妹を妻にしてくれるのならばアルプラゾラム王国で公爵にするので、妻とは離縁し、アルプラゾラム王国に来いとのこと。
普段であれば怪しむところだが、この偽王女も例の薬を使い、ペルマックス侯爵を虜にしていた。
それにアルプラゾラム王国とレミニール王国は遠い。転移魔法が使える者以外は簡単にいける国ではない。
そしてこの話にはアルプラゾラム国王も一枚噛んでいるそうだ。
カミルはペルマックス侯爵が王女に懸想し、いいなりになるように丸薬に魔法を付与した。
「ねぇ、カミル、まさかあなたも100年前の誰かの生まれ変わりじゃないの?」
「まさか、そりゃ私も誰かの生まれ変わりだろうけど、100年前の姉上達と関係のある誰かではないと思うし、記憶もない。私は王命でペルマックス侯爵とガランタミン国の黒い関係を魔導士として炙り出しているだけだよ。そして殿下の命令でペルマックス侯爵をペルマックス家から追い出し、ペルマックス侯爵家が傷つかないように画策しているんだ」
カミルの言葉に私は目を丸くした。
いつのまにカミルは国王や殿下の命で動いていたのだろう。
「やっぱり、姉上もこの件が済んだらアルプラゾラム王国にいくべきだよ。ノルバスク公爵も会いたがっていたよ」
ん? ノルバスク公爵?
「カミル、あなた本当は何者なの?」
「いやだな。私はカミル・リスミー。姉上の弟だよ」
カミルはクスクス笑っている。
まぁ、とりあえず今は1日も早くミランダの仕返しを片付けて元のミオリアにもどりたい。
でも、留学いいかもしれないな。ノルバスク家の末裔にも会ってみたい。
私はちょっとだけ、アルプラゾラム王国のことが気になり出していた
できた丸薬にその効果を取り消す魔法やプリシラの意のままにならないような魔法を付与していく。
これを砕き水に混ぜて香水にし、プリシラに懸想している男子学園達の家に噴霧してもらう事にした。
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そしてその頃、ペルマックス侯爵はハニートラップに引っかかっていた。
相手はとある夜会で出逢ったアルプラゾラム王国の出戻り王女。国王の妹だ。確か国王は弟妹が沢山いたので偽物とは気付かないだろう。妹は他国の高位貴族に嫁いだが子供ができずに出戻ってきた。
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そしてこの話にはアルプラゾラム国王も一枚噛んでいるそうだ。
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「まさか、そりゃ私も誰かの生まれ変わりだろうけど、100年前の姉上達と関係のある誰かではないと思うし、記憶もない。私は王命でペルマックス侯爵とガランタミン国の黒い関係を魔導士として炙り出しているだけだよ。そして殿下の命令でペルマックス侯爵をペルマックス家から追い出し、ペルマックス侯爵家が傷つかないように画策しているんだ」
カミルの言葉に私は目を丸くした。
いつのまにカミルは国王や殿下の命で動いていたのだろう。
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ん? ノルバスク公爵?
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