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こんなことだったのよ(ベアトリス視点)
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*ベアトリスはお義母さまです*
ユリウスに横恋慕した令嬢が私の大事なヴィオちゃんを嫌な目に合わせたらしい。
報告を受けた時、扇子を折ってしまったわ。
すぐにキサナマバ伯爵家に正式に抗議をした。
我がアルブラン公爵家と大金持ちのメトロファン伯爵家に睨まれてこの貴族社会で生きていけると思っているかしら?
キサナマバ伯爵は馬鹿娘を修道院に行かせたと報告してきたけど、こっそり他国に逃そうとしていたようね。
あの馬鹿娘、最後の足掻きにゴロツキを雇って、可愛いいヴィオちゃんに危害を加えようとしたのよ。
ヴィオちゃんには王家の影の一族の出身のナターシャを侍女につけている。だから何も心配はいらないんだけど、怖い思いをさせたってだけで死罪に値するわ。
ヴィオちゃんの母親のパトリシアは私の従姉妹。母の妹の娘なの。小さい頃から姉妹のように育ったわ。
母は王家に嫁ぎ、母の妹はメトロファン伯爵家に嫁いだの。
メトロファン伯爵家は爵位は伯爵だけど、本来なら公爵でもおかしくないくらい歴史と伝統があり、なにより大金持ち。領地は特産物に溢れ、観光地、保養地としても賑わっている。
当主が変わり者で伯爵くらいがちょうどいいとなかなか爵位の引き上げに応じなかった。
私は王家の長女として生まれ、パトリシアは伯爵家のひとり娘として生まれたの。
私はアルブラン公爵家に降嫁し、パトリシアは隣国の第2王子を婿に迎え、ヴィオちゃんが生まれたの。私は息子だけだったからヴィオちゃんが可愛くて可愛いくて本当に目の中に入れても痛くないと思うくらい可愛いがってるの。
息子の嫁に欲しいと思っていたけど8歳も年が離れているから躊躇していたら、側妃が産んだ第2王子の婚約者にされてしまった。
絶対あの女狐が馬鹿王子を王太子にしようと企んでそんなことをしたのよ。
私は国王をやっている弟に撤回させようとしたけど、私が怖いようで逃げ回って捕まらない。
とにかく身を守るために、影の一族の娘をヴィオちゃんの侍女につけた。メトロファン伯爵家の使用人はほとんど王家がらみの影たちだから簡単にできたわ。
ナターシャはいつもいい仕事をしてくれる。今回もナターシャと従者(もちろん影の一族)が付いていてよかったわ。
また危ない目に遭ってはいけないと、我が家に来ることを提案したけど、ヴィオちゃんは結婚式までは親元にいたいと言う。そりゃそうよね。まだ15歳になってない子だもの。
そうしたら、パトリシアの夫のエディがユリウスに来てもらったらと提案してきたの。
エディは隣国の第2王子だけあって頭がキレる。エディの代になってからメトロファン伯爵家はより繁栄している。どこかの第2王子とは偉い違いだわ。
パトリシアは私も一緒に言ってくれたけど、この屋敷には私の苦手な猫がいるのよ。泊まるとなるといつ猫に遭遇するかわからない。それって怖すぎるわ。
残念だけど、断ったわ。
でもね、その日の夜、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くしてる時間に第1王子の婚約者のクリスティーナの誘拐未遂事件が起きたの。
女狐と悪狸がいよいよ動き出したのよ。
クリスティーナは利発な子で、自ら囮になると言ったらしいわ。
実行犯を捕らえ、尋問(拷問)し、女狐と女狐の父親のルバンナ子爵、そしてラスボスの王弟が芋づる式に捕らえられたの。
罪状は謀反。
ついでと言ってはなんだけど、あのヴィオちゃんに危害を加えようとした馬鹿令嬢の伯爵家も仲間だということにしてやったわ。
私にとっては謀反よりもヴィオちゃんに何がする奴の方が重罪なのよ。
王弟は私と弟とは腹違いなの。先代の国王の側妃の息子。自分は有能なのに側妃の息子だから国王になれないと妬んでいたの。
確かに現国王より有能なのだけれど、心根が悪すぎる。
あいつが国王になったら我が国はあいつの食いものにされてしまう。だから先代の国王はちょっとぼんやりしてるけど、穏やかな弟を国王に指名した。
そのかわり王妃にはしっかり者の私の親友のロザリンダが選ばれた。
我が国は代々王妃がしっかりしているの。私の母も父より強かったわ。
別に王弟を蔑ろにしていた訳じゃないのに、心根が腐っているから側妃につけ込まれたのでしょうね。
第2王子も王女も王弟の子供かもしれないとまことしやかに囁かれているわ。第2王子や王女を国王にし、傀儡して自分が国のトップに立ちたかったのかしらね。
ユリウスは事件の後始末の為に騎士団に戻された。
女狐&悪狸一掃計画はばっちり上手くいったけど、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くなる計画は先延ばしになっちゃったわ。
まぁ、もうすぐ結婚するんだし、それからでもいいんじゃない。
相変わらずヴィオちゃんはユリウスのことを男として見ていないようだし、ユリウスは悶々としてるんでしょうね(笑)
たまには残念なユリウスを見るのも面白いわ。
*お義母さまは自由な人なのです。
権力も富も美も持っている。持っていないのは娘だけ。
自分の子供も弟の子供(正妃の子供)も男ばかりなので、従姉妹の子供のヴィオレッタを溺愛しているのです。
でも猫は怖いのです*
ユリウスに横恋慕した令嬢が私の大事なヴィオちゃんを嫌な目に合わせたらしい。
報告を受けた時、扇子を折ってしまったわ。
すぐにキサナマバ伯爵家に正式に抗議をした。
我がアルブラン公爵家と大金持ちのメトロファン伯爵家に睨まれてこの貴族社会で生きていけると思っているかしら?
キサナマバ伯爵は馬鹿娘を修道院に行かせたと報告してきたけど、こっそり他国に逃そうとしていたようね。
あの馬鹿娘、最後の足掻きにゴロツキを雇って、可愛いいヴィオちゃんに危害を加えようとしたのよ。
ヴィオちゃんには王家の影の一族の出身のナターシャを侍女につけている。だから何も心配はいらないんだけど、怖い思いをさせたってだけで死罪に値するわ。
ヴィオちゃんの母親のパトリシアは私の従姉妹。母の妹の娘なの。小さい頃から姉妹のように育ったわ。
母は王家に嫁ぎ、母の妹はメトロファン伯爵家に嫁いだの。
メトロファン伯爵家は爵位は伯爵だけど、本来なら公爵でもおかしくないくらい歴史と伝統があり、なにより大金持ち。領地は特産物に溢れ、観光地、保養地としても賑わっている。
当主が変わり者で伯爵くらいがちょうどいいとなかなか爵位の引き上げに応じなかった。
私は王家の長女として生まれ、パトリシアは伯爵家のひとり娘として生まれたの。
私はアルブラン公爵家に降嫁し、パトリシアは隣国の第2王子を婿に迎え、ヴィオちゃんが生まれたの。私は息子だけだったからヴィオちゃんが可愛くて可愛いくて本当に目の中に入れても痛くないと思うくらい可愛いがってるの。
息子の嫁に欲しいと思っていたけど8歳も年が離れているから躊躇していたら、側妃が産んだ第2王子の婚約者にされてしまった。
絶対あの女狐が馬鹿王子を王太子にしようと企んでそんなことをしたのよ。
私は国王をやっている弟に撤回させようとしたけど、私が怖いようで逃げ回って捕まらない。
とにかく身を守るために、影の一族の娘をヴィオちゃんの侍女につけた。メトロファン伯爵家の使用人はほとんど王家がらみの影たちだから簡単にできたわ。
ナターシャはいつもいい仕事をしてくれる。今回もナターシャと従者(もちろん影の一族)が付いていてよかったわ。
また危ない目に遭ってはいけないと、我が家に来ることを提案したけど、ヴィオちゃんは結婚式までは親元にいたいと言う。そりゃそうよね。まだ15歳になってない子だもの。
そうしたら、パトリシアの夫のエディがユリウスに来てもらったらと提案してきたの。
エディは隣国の第2王子だけあって頭がキレる。エディの代になってからメトロファン伯爵家はより繁栄している。どこかの第2王子とは偉い違いだわ。
パトリシアは私も一緒に言ってくれたけど、この屋敷には私の苦手な猫がいるのよ。泊まるとなるといつ猫に遭遇するかわからない。それって怖すぎるわ。
残念だけど、断ったわ。
でもね、その日の夜、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くしてる時間に第1王子の婚約者のクリスティーナの誘拐未遂事件が起きたの。
女狐と悪狸がいよいよ動き出したのよ。
クリスティーナは利発な子で、自ら囮になると言ったらしいわ。
実行犯を捕らえ、尋問(拷問)し、女狐と女狐の父親のルバンナ子爵、そしてラスボスの王弟が芋づる式に捕らえられたの。
罪状は謀反。
ついでと言ってはなんだけど、あのヴィオちゃんに危害を加えようとした馬鹿令嬢の伯爵家も仲間だということにしてやったわ。
私にとっては謀反よりもヴィオちゃんに何がする奴の方が重罪なのよ。
王弟は私と弟とは腹違いなの。先代の国王の側妃の息子。自分は有能なのに側妃の息子だから国王になれないと妬んでいたの。
確かに現国王より有能なのだけれど、心根が悪すぎる。
あいつが国王になったら我が国はあいつの食いものにされてしまう。だから先代の国王はちょっとぼんやりしてるけど、穏やかな弟を国王に指名した。
そのかわり王妃にはしっかり者の私の親友のロザリンダが選ばれた。
我が国は代々王妃がしっかりしているの。私の母も父より強かったわ。
別に王弟を蔑ろにしていた訳じゃないのに、心根が腐っているから側妃につけ込まれたのでしょうね。
第2王子も王女も王弟の子供かもしれないとまことしやかに囁かれているわ。第2王子や王女を国王にし、傀儡して自分が国のトップに立ちたかったのかしらね。
ユリウスは事件の後始末の為に騎士団に戻された。
女狐&悪狸一掃計画はばっちり上手くいったけど、ユリウスがヴィオちゃんと仲良くなる計画は先延ばしになっちゃったわ。
まぁ、もうすぐ結婚するんだし、それからでもいいんじゃない。
相変わらずヴィオちゃんはユリウスのことを男として見ていないようだし、ユリウスは悶々としてるんでしょうね(笑)
たまには残念なユリウスを見るのも面白いわ。
*お義母さまは自由な人なのです。
権力も富も美も持っている。持っていないのは娘だけ。
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