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ヴィオレッタ(ルーファス視点)
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*隣国の王太子・ルーファス視点です*
久しぶりに会ったヴィオレッタはとても美しくなっていた。
幼い頃、叔父上達と何度か一緒に里帰りし、私とも遊んだ記憶がある。
隣国の第2王子と婚約してからは王子妃教育が忙しくて我が国にはこなくなってしまった。
可愛い従姉妹が遊びにこなくなったなぁくらいにしか思ってなかった。
ヴィオレッタは第2王子が真実の愛を見つけたと馬鹿げたことを言い出したので、婚約を解消した。
そして、すぐにまた婚約をした。
相手はあのユリウス・アルブラン。これはなんだか陰謀の匂いがする。
第2王子は馬鹿だからユリウス・アルブランに嵌められたんじゃないか?
ユリウス・アルブランはお隣国の王太子の参謀と言われている腹黒な騎士だ。
筆頭公爵家の嫡男で頭もキレるし、腕もたつ。会ったことはないが見目も麗しいらしい。
ただ冷酷で冷徹、氷のように冷たい男だと聞いている。
そんな男と結婚なんて、ヴィオレッタが可哀想じゃないか。
まだ15歳なのに、王立学校にも通わせてもらえないし、デビュタント前に結婚させられるようだ。
いくら第2王子に婚約解消され、傷者令嬢になったからといって、あんな男と結婚しなくても。
王家に押し付けられたのか?
王家や公爵家に言われたら、伯爵家のヴィオレッタに断ることなどできない。
きっとユリウス・アルブランにも邪険にされているのだろう。
ライザが私に「お姉さまと結婚すればいい」というのは、助けてやれということなのだろう。
ヴィオレッタは我が王家の血はひいているし、隣国で王子教育も済んでいる。時期王妃になっても問題はない。
ヴィオレッタを保護しなくては。
よし、ヴィオレッタを妃にしよう。
*あらあら、ルーファス殿下、とんでもない勘違いしてますね。ユリウスはヴィオレッタにはデレデレドロドロなのにね*
久しぶりに会ったヴィオレッタはとても美しくなっていた。
幼い頃、叔父上達と何度か一緒に里帰りし、私とも遊んだ記憶がある。
隣国の第2王子と婚約してからは王子妃教育が忙しくて我が国にはこなくなってしまった。
可愛い従姉妹が遊びにこなくなったなぁくらいにしか思ってなかった。
ヴィオレッタは第2王子が真実の愛を見つけたと馬鹿げたことを言い出したので、婚約を解消した。
そして、すぐにまた婚約をした。
相手はあのユリウス・アルブラン。これはなんだか陰謀の匂いがする。
第2王子は馬鹿だからユリウス・アルブランに嵌められたんじゃないか?
ユリウス・アルブランはお隣国の王太子の参謀と言われている腹黒な騎士だ。
筆頭公爵家の嫡男で頭もキレるし、腕もたつ。会ったことはないが見目も麗しいらしい。
ただ冷酷で冷徹、氷のように冷たい男だと聞いている。
そんな男と結婚なんて、ヴィオレッタが可哀想じゃないか。
まだ15歳なのに、王立学校にも通わせてもらえないし、デビュタント前に結婚させられるようだ。
いくら第2王子に婚約解消され、傷者令嬢になったからといって、あんな男と結婚しなくても。
王家に押し付けられたのか?
王家や公爵家に言われたら、伯爵家のヴィオレッタに断ることなどできない。
きっとユリウス・アルブランにも邪険にされているのだろう。
ライザが私に「お姉さまと結婚すればいい」というのは、助けてやれということなのだろう。
ヴィオレッタは我が王家の血はひいているし、隣国で王子教育も済んでいる。時期王妃になっても問題はない。
ヴィオレッタを保護しなくては。
よし、ヴィオレッタを妃にしよう。
*あらあら、ルーファス殿下、とんでもない勘違いしてますね。ユリウスはヴィオレッタにはデレデレドロドロなのにね*
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