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第一章
母は今日(1)ここから
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6月初旬
梅雨明けはまだまだ先だけど、徐々に暑くなり始めた今日この頃。
高校2年生に上がって2ヶ月が経った、三日月風華はクラス替えで新しい友達が
少しずつでき始めていた。
そんな平和な日常の中、家族と朝食を食べていると、朝っぱらから、テンション
高かめな母、永遠がお玉を片手に言ってきた。
「娘よ! お前は高校2年生になった。 兼ねてからの約束通り今日、お前たちを
異世界に送ります」
そんな母に対し娘の風華は味噌汁を片手に、
「いや今日、学校だから普通に無理、夏休み中にしてもらえる?」と冷静に返事
ここから、すべての物語が始まる。
食卓を囲む一家団欒の朝。
黒いストレートの髪を背中まで伸ばし、深い藍色の瞳。
6月に入って衣替えでベージュ色のブレザーから、半袖シャツに赤いリポンと紺色のスカート制服を着た、母とは見た目だけはそっくりな風華。
風華の前には父の喜太郎が一緒にご飯を食べていた。
「ごちそうさま、仕事行ってくる。 あ! お弁当」
食べ終わった父が立ち上がりリビングを出ようとして、お弁当の存在に気づいて
母に尋ねた。
父は縦にヒョロ長い栗毛のボブショートに、垂れ目で怒ったところを見たことない、優しい人だ。
「あ! ごめんごめん、出来てるよ。 はい、いってらしゃい」
父にお弁当を渡し、普通に見送る。
風華の隣には現在10歳の弟、栄一がいた。
父と同じく栗毛の髪だけど、母や風華と同じキリッとした顔立ち。
「お母さん、朝っぱらから テンション高いなぁ」
ボソッと言う栄一。
「昨日締め切りだったからでしょ」
風華が返す。
「あぁ、それでか…」
風華の母親、永遠は少し変わった人だった 。
彼女は小さい頃から風華に「実は私、異世界のお姫様だったのよ」と言っていた。
当時5歳だった風華は、そんな母の言葉を信じた。
「あれは、お母さんがまだ15歳になった時だった。 私が住んでいた国が戦争に
なっちゃってねぇ、お母さん、死んじゃったの! でもその時、私は国王である
父に『異世界に転生して、この国を救ってくれる勇者を育てて、またここに
送ります』って約束をしたの」
涙ながらにそう語る母に、まだ幼かった風華は、
「それなら私が勇者になる! 私がお母さんの代わりに王様を助けるよ」
まだ5歳の幼い娘が、力強くそう言った。
「ありがとう、ふうちゃん! でもそれは今じゃない、お前が17歳の高校2年生になったら異世界に送るから、それまでに色々と勉強をしましょう」と母に言われていた 。
翌日、風華は同じ幼稚園に通う仲良しの4人にその話をし、5人合わせて勇者戦隊を結成。
そして異世界を救う為、様々なことを勉強することになった。
と言うのが子供の頃の話。
風華はある程度、大人になってくるにつれ、それが嘘だということに気づいていた。
母、永遠は売れっ子漫画家で、色々なことを漫画にしていたので、その設定も漫画に使う為に言っている。
そもそも異世界や魔法などと言うものは物語の中でしかない。
それでも母は、風香が小学生になっても、中学生になっても、その設定を崩さず
みんなで色んなことを勉強していった。
「(子供頃は、勉強したことを自由研究として使うことが出来たのはありがたかったけど、高校生にまでなって異世界って言われてもなぁ)」
と思いつつも、
「それで異世界に行くのに何が必要なの?」
風華は、特にこれといって何かツッコムでもなく話を続けた。
『異世界なんて無い』なんて言うことは、中学の頃にはもう分かっていたが、
それを母に言ったことは1度もなかった。
1つにはそれが母の仕事に繋がっているからと言うのもあったけど、個人的には
面白いなと思っていたからだった。
だから母が異世界の話をする時は否定せずに、そのまま話を聞く流れにいつの間にかなっていた。
「よくぞ聞いてくれた娘よ! 用意すべきものは4つだ。 まず1つ目、今まで
あなたたち5人が学んできたことを発揮する為に、予習復習をすること。
2つ目、異世界に無い必要なものを揃えておくこと。 学んだのに道具がないから
何もできません、じゃ意味がないでしょ! あ、ちなみに嵩張る荷物は事前に
向こうに送るから、前持って私に預けてね。 3つ目、5人で揃って1週間の
休みを合わせること!」
そこまで母が説明をして、弟の栄一が聞いてきた。
「異世界って、1週間だけで救えるの?」
「大丈夫よ! こっちの世界では1週間だけど、異世界では1年間経っていることになるから。 だから1年間、向こうに行っても大丈夫なように、必要なものを準備
してください。 そして最後4つ目、パスポートを用意しておくこと」
「!」
母のその4つ目の説明を受けた時に風華は合点が入った。
「(パスポートって、あっ! そっか、異世界という名の外国に行くことになるのね。 確かお母さんも若い頃に外国を旅して世界観が変わったって言ってた。
それをやらせようって訳か、なるほど )」
そう思った風華は、納得した。
朝ごはんを食べ終わった風化はお弁当を受け取り、家を出た。
最寄りのバス停から学校に向かう車中で風華は勇者戦隊のLINEグループの4人にメッセージを送った。
勇者戦隊
風華 7:35
「皆の衆、母より伝言。 今年の夏休みに異世界に送るから集合だって!」
7:36 たえ
既読『風華のお母さん、まだその設定やってやんだwww』
風華 7:36
「健在だよ!」
7:37 ぬく
既読『待っていたぞ! この時は来るのを、待っていたぞ!』
7:38 宇美
既読『おはよー、高校に入ってからこの話、あんまり出てなかったから、
もう忘れてるのかと思っちゃったよ』
7:38 宇宙
既読『おはよう。 今年は、俺と宇美がお盆に祖母の家に行くから、
行けないかもしれないけど…いつ頃行くんだ?』
風華 7:40
「うん、お母さんから必要なものが4つあるって、1つはいままでの学んだことを
予習復習しておくこと、2つ目が学んだことを発揮する為の異世界に無い道具、
3つ目がみんなで1週間休みを合わせること、だからお盆過ぎてからでも大丈夫だよ」
7:41 宇宙
既読『なるほど、それなら行ける!』
風華 7:41
「で、4つ目が重要! パスポート用意しといてって」
7:41 宇宙
既読『パスポート!? 外国行くの?』
7:41 ぬく
既読『ええ! 異世界じゃないの? 魔法使えるって期待してたのに!』
7:42 たえ
既読『アホか! てかヤバ! あたし、パスポート持ってないw』
7:43 宇美
既読『パスポートを作るのに、ちょっと時間かかるから、
無い場合は早く作らないと間に合わないかも…』
風華 7:43
「じゃあ、今週末にでも集合して、もろもろの確認ってのでどう?」
7:43 たえ
既読『おけぴ』
7:43 ぬく
既読『意義なし!』
7:44 宇宙
既読『俺と宇美も大丈夫、場所はいつものマック?』
風華 7:44
「りょ。 とりま12時集合で」
梅雨明けはまだまだ先だけど、徐々に暑くなり始めた今日この頃。
高校2年生に上がって2ヶ月が経った、三日月風華はクラス替えで新しい友達が
少しずつでき始めていた。
そんな平和な日常の中、家族と朝食を食べていると、朝っぱらから、テンション
高かめな母、永遠がお玉を片手に言ってきた。
「娘よ! お前は高校2年生になった。 兼ねてからの約束通り今日、お前たちを
異世界に送ります」
そんな母に対し娘の風華は味噌汁を片手に、
「いや今日、学校だから普通に無理、夏休み中にしてもらえる?」と冷静に返事
ここから、すべての物語が始まる。
食卓を囲む一家団欒の朝。
黒いストレートの髪を背中まで伸ばし、深い藍色の瞳。
6月に入って衣替えでベージュ色のブレザーから、半袖シャツに赤いリポンと紺色のスカート制服を着た、母とは見た目だけはそっくりな風華。
風華の前には父の喜太郎が一緒にご飯を食べていた。
「ごちそうさま、仕事行ってくる。 あ! お弁当」
食べ終わった父が立ち上がりリビングを出ようとして、お弁当の存在に気づいて
母に尋ねた。
父は縦にヒョロ長い栗毛のボブショートに、垂れ目で怒ったところを見たことない、優しい人だ。
「あ! ごめんごめん、出来てるよ。 はい、いってらしゃい」
父にお弁当を渡し、普通に見送る。
風華の隣には現在10歳の弟、栄一がいた。
父と同じく栗毛の髪だけど、母や風華と同じキリッとした顔立ち。
「お母さん、朝っぱらから テンション高いなぁ」
ボソッと言う栄一。
「昨日締め切りだったからでしょ」
風華が返す。
「あぁ、それでか…」
風華の母親、永遠は少し変わった人だった 。
彼女は小さい頃から風華に「実は私、異世界のお姫様だったのよ」と言っていた。
当時5歳だった風華は、そんな母の言葉を信じた。
「あれは、お母さんがまだ15歳になった時だった。 私が住んでいた国が戦争に
なっちゃってねぇ、お母さん、死んじゃったの! でもその時、私は国王である
父に『異世界に転生して、この国を救ってくれる勇者を育てて、またここに
送ります』って約束をしたの」
涙ながらにそう語る母に、まだ幼かった風華は、
「それなら私が勇者になる! 私がお母さんの代わりに王様を助けるよ」
まだ5歳の幼い娘が、力強くそう言った。
「ありがとう、ふうちゃん! でもそれは今じゃない、お前が17歳の高校2年生になったら異世界に送るから、それまでに色々と勉強をしましょう」と母に言われていた 。
翌日、風華は同じ幼稚園に通う仲良しの4人にその話をし、5人合わせて勇者戦隊を結成。
そして異世界を救う為、様々なことを勉強することになった。
と言うのが子供の頃の話。
風華はある程度、大人になってくるにつれ、それが嘘だということに気づいていた。
母、永遠は売れっ子漫画家で、色々なことを漫画にしていたので、その設定も漫画に使う為に言っている。
そもそも異世界や魔法などと言うものは物語の中でしかない。
それでも母は、風香が小学生になっても、中学生になっても、その設定を崩さず
みんなで色んなことを勉強していった。
「(子供頃は、勉強したことを自由研究として使うことが出来たのはありがたかったけど、高校生にまでなって異世界って言われてもなぁ)」
と思いつつも、
「それで異世界に行くのに何が必要なの?」
風華は、特にこれといって何かツッコムでもなく話を続けた。
『異世界なんて無い』なんて言うことは、中学の頃にはもう分かっていたが、
それを母に言ったことは1度もなかった。
1つにはそれが母の仕事に繋がっているからと言うのもあったけど、個人的には
面白いなと思っていたからだった。
だから母が異世界の話をする時は否定せずに、そのまま話を聞く流れにいつの間にかなっていた。
「よくぞ聞いてくれた娘よ! 用意すべきものは4つだ。 まず1つ目、今まで
あなたたち5人が学んできたことを発揮する為に、予習復習をすること。
2つ目、異世界に無い必要なものを揃えておくこと。 学んだのに道具がないから
何もできません、じゃ意味がないでしょ! あ、ちなみに嵩張る荷物は事前に
向こうに送るから、前持って私に預けてね。 3つ目、5人で揃って1週間の
休みを合わせること!」
そこまで母が説明をして、弟の栄一が聞いてきた。
「異世界って、1週間だけで救えるの?」
「大丈夫よ! こっちの世界では1週間だけど、異世界では1年間経っていることになるから。 だから1年間、向こうに行っても大丈夫なように、必要なものを準備
してください。 そして最後4つ目、パスポートを用意しておくこと」
「!」
母のその4つ目の説明を受けた時に風華は合点が入った。
「(パスポートって、あっ! そっか、異世界という名の外国に行くことになるのね。 確かお母さんも若い頃に外国を旅して世界観が変わったって言ってた。
それをやらせようって訳か、なるほど )」
そう思った風華は、納得した。
朝ごはんを食べ終わった風化はお弁当を受け取り、家を出た。
最寄りのバス停から学校に向かう車中で風華は勇者戦隊のLINEグループの4人にメッセージを送った。
勇者戦隊
風華 7:35
「皆の衆、母より伝言。 今年の夏休みに異世界に送るから集合だって!」
7:36 たえ
既読『風華のお母さん、まだその設定やってやんだwww』
風華 7:36
「健在だよ!」
7:37 ぬく
既読『待っていたぞ! この時は来るのを、待っていたぞ!』
7:38 宇美
既読『おはよー、高校に入ってからこの話、あんまり出てなかったから、
もう忘れてるのかと思っちゃったよ』
7:38 宇宙
既読『おはよう。 今年は、俺と宇美がお盆に祖母の家に行くから、
行けないかもしれないけど…いつ頃行くんだ?』
風華 7:40
「うん、お母さんから必要なものが4つあるって、1つはいままでの学んだことを
予習復習しておくこと、2つ目が学んだことを発揮する為の異世界に無い道具、
3つ目がみんなで1週間休みを合わせること、だからお盆過ぎてからでも大丈夫だよ」
7:41 宇宙
既読『なるほど、それなら行ける!』
風華 7:41
「で、4つ目が重要! パスポート用意しといてって」
7:41 宇宙
既読『パスポート!? 外国行くの?』
7:41 ぬく
既読『ええ! 異世界じゃないの? 魔法使えるって期待してたのに!』
7:42 たえ
既読『アホか! てかヤバ! あたし、パスポート持ってないw』
7:43 宇美
既読『パスポートを作るのに、ちょっと時間かかるから、
無い場合は早く作らないと間に合わないかも…』
風華 7:43
「じゃあ、今週末にでも集合して、もろもろの確認ってのでどう?」
7:43 たえ
既読『おけぴ』
7:43 ぬく
既読『意義なし!』
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既読『俺と宇美も大丈夫、場所はいつものマック?』
風華 7:44
「りょ。 とりま12時集合で」
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