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第二章 浮遊島は星々と共に。
第24号 紫女性と水色少女。
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とある浮遊島の薄暗い部屋。
この時代に似合わない、コンピューターらしいものが薄い光となって空中に浮かび上がっている。その光の前、薄紫の色をした髪の女性が、二つの椅子を使い寝転がっていた。
「ん……んがっ。」
かけていた眼鏡がずれる。
『ビービー!ビービー!』
それと同時に大きな機械音が部屋に響く。
「んぁ?………。」
女性は薄く開いた目を直ぐに閉じてまた眠る。それでも機械音は止まることはない。
廊下の方からドタドタと誰かが近づいてくる音がする。
ガッ。
衝突というより軽い爆発じみた音がドアから鳴った。
「うっ…るせぇんだよ!ごらぁぁぁあ!!」
少女の見た目に反した声と言葉で強い迫力が伝わってくる。
今新しく、無理矢理この部屋に入ってきた少女は水色の髪を揺らし机の側まで近づき、そのまま勢いよく机に手をつける。
「毎回毎回!何度言わせりゃわかんだ、お前はぁぁ!!」
「んぇ?……あー、ニナちゃーん。」
寝転がったまま片手を上に振る。
「そんなに怒ると折角の可愛い顔が勿体ないわよー。」
寝ぼけた顔でにへへと笑う。
「はっ……。…んまぁいいんだよ、んなことは。今はお前しかいねぇーしな。」
ニナと呼ばれた少女は腕を組み、眉をひそめ、体重を今までと反対の足にかけた。
「んもー。つれないなー。もっとママに甘えてごらーん?ほらー。」
「誰がママだ!誰が!!…って、寝ぼけてねぇーでいいからこのアラーム止めろよ。三つ隣の部屋まで聞こえてくんだよ。」
「ええぇー。仕方ないなー。」
てかお前よくこんなところで寝れたな。
あはー、照れるなー。
…つっこまねぇぞ。
女性は伸びをし、やっとのこと立ち上がる。そして、目を丸くする。
「おーうおうおう。やってくれちゃってるねー。」
「ん?どうしたんだ?」
ニナが女性の指さした空中に広がるコンピューターを覗く。
「このアラームね?緊急用なんだよ。」
「は?どこの…。」
ふふっと一度笑い、
「あの子達のところっ。」
女性は意地の悪いような顔をした。
この時代に似合わない、コンピューターらしいものが薄い光となって空中に浮かび上がっている。その光の前、薄紫の色をした髪の女性が、二つの椅子を使い寝転がっていた。
「ん……んがっ。」
かけていた眼鏡がずれる。
『ビービー!ビービー!』
それと同時に大きな機械音が部屋に響く。
「んぁ?………。」
女性は薄く開いた目を直ぐに閉じてまた眠る。それでも機械音は止まることはない。
廊下の方からドタドタと誰かが近づいてくる音がする。
ガッ。
衝突というより軽い爆発じみた音がドアから鳴った。
「うっ…るせぇんだよ!ごらぁぁぁあ!!」
少女の見た目に反した声と言葉で強い迫力が伝わってくる。
今新しく、無理矢理この部屋に入ってきた少女は水色の髪を揺らし机の側まで近づき、そのまま勢いよく机に手をつける。
「毎回毎回!何度言わせりゃわかんだ、お前はぁぁ!!」
「んぇ?……あー、ニナちゃーん。」
寝転がったまま片手を上に振る。
「そんなに怒ると折角の可愛い顔が勿体ないわよー。」
寝ぼけた顔でにへへと笑う。
「はっ……。…んまぁいいんだよ、んなことは。今はお前しかいねぇーしな。」
ニナと呼ばれた少女は腕を組み、眉をひそめ、体重を今までと反対の足にかけた。
「んもー。つれないなー。もっとママに甘えてごらーん?ほらー。」
「誰がママだ!誰が!!…って、寝ぼけてねぇーでいいからこのアラーム止めろよ。三つ隣の部屋まで聞こえてくんだよ。」
「ええぇー。仕方ないなー。」
てかお前よくこんなところで寝れたな。
あはー、照れるなー。
…つっこまねぇぞ。
女性は伸びをし、やっとのこと立ち上がる。そして、目を丸くする。
「おーうおうおう。やってくれちゃってるねー。」
「ん?どうしたんだ?」
ニナが女性の指さした空中に広がるコンピューターを覗く。
「このアラームね?緊急用なんだよ。」
「は?どこの…。」
ふふっと一度笑い、
「あの子達のところっ。」
女性は意地の悪いような顔をした。
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