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17章 テロリストのしわざ?
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司会者が声をあげた。
「皆さん、ご静粛に、ご静粛に。それでは次に、今回の事態に対処するため、政府、テロ対策推進委員会からの報告をいただきます。こちらは内閣官房、国際テロ対策推進本部特別部会 深沢本部長です」
テロ対策と聞いて聴衆は静かになった。テロ対策の機関が関わっているのか、と涼介は驚いた。あの映画関係者らはテロリストとしての扱いをされているのか。
上座に座り、作業服を着た、四角張った顔の中年の男性が軽く頭を下げた。深澤本部長は涼介が部屋に入った時から椅子に深く腰掛け、腕組みして目をつむっていた。苦虫を噛み潰したような、という形容の仕方がピッタリだった。
「テロ対策推進委の深澤です、どうも。…私自身はSFやファンタジーなどというものに全く興味はございません。あくまでもテロリストに対処するという当局の責任を果たすためここに参りました」
野太い声で言うと、深澤はジロリとあたりを見回した。深澤に一瞥され、涼介は首をすくめた。平和な時にこの人に会ったら、俺など下手な大道芸人扱いされるんじゃないか、そんな気がした。
不機嫌そうに周りを見回すと、深澤はまた椅子に深く座った。
すぐ隣の別の作業服姿の男があわてて立ち上がり、一礼してから席に座った。
「えー、テロ対策本部 作業部会の小野寺です。それでは私の方から報告させていただきます」
小野寺はせかせかと手元の資料をめくった。
「えー、先に皆様にお伝えしました通り、我々は某映画関係者らの活動をモニターして来ました。彼らの活動に疑問が生じたためです。彼らの一部のメンバーが我々の国と国民に危害を加える恐れが出てきたからです。
我々は映画関係者らに非公式に接触して来ました。その結果、一部のメンバーを除き、映画関係者の疑惑はクリアされました」
涼介はハッとした。
そうか、だからあの車で来てくれたんだ。彼らは味方なのだ。
涼介を助けるためにやって来た車は彼らのものだったのだ。車の底に使われていたのは見たことのない素材だった。あの特殊な車だから、時空を超えて…誰もあからさまには認めないが、時空を超えることができたのだ。
一部の人間を除き、あの映画関係者たちはテロリストではないんだ。
小野寺の話は続く。
「…そして彼らはテロリストの活動を阻止するため、我々と協力することに合意しました。本日ここに映画製作監督兼プロデューサーの自称鏑木氏と電話会議を行います」
出席している人々から、おお、という声が上がった。
「皆さん、ご静粛に、ご静粛に。それでは次に、今回の事態に対処するため、政府、テロ対策推進委員会からの報告をいただきます。こちらは内閣官房、国際テロ対策推進本部特別部会 深沢本部長です」
テロ対策と聞いて聴衆は静かになった。テロ対策の機関が関わっているのか、と涼介は驚いた。あの映画関係者らはテロリストとしての扱いをされているのか。
上座に座り、作業服を着た、四角張った顔の中年の男性が軽く頭を下げた。深澤本部長は涼介が部屋に入った時から椅子に深く腰掛け、腕組みして目をつむっていた。苦虫を噛み潰したような、という形容の仕方がピッタリだった。
「テロ対策推進委の深澤です、どうも。…私自身はSFやファンタジーなどというものに全く興味はございません。あくまでもテロリストに対処するという当局の責任を果たすためここに参りました」
野太い声で言うと、深澤はジロリとあたりを見回した。深澤に一瞥され、涼介は首をすくめた。平和な時にこの人に会ったら、俺など下手な大道芸人扱いされるんじゃないか、そんな気がした。
不機嫌そうに周りを見回すと、深澤はまた椅子に深く座った。
すぐ隣の別の作業服姿の男があわてて立ち上がり、一礼してから席に座った。
「えー、テロ対策本部 作業部会の小野寺です。それでは私の方から報告させていただきます」
小野寺はせかせかと手元の資料をめくった。
「えー、先に皆様にお伝えしました通り、我々は某映画関係者らの活動をモニターして来ました。彼らの活動に疑問が生じたためです。彼らの一部のメンバーが我々の国と国民に危害を加える恐れが出てきたからです。
我々は映画関係者らに非公式に接触して来ました。その結果、一部のメンバーを除き、映画関係者の疑惑はクリアされました」
涼介はハッとした。
そうか、だからあの車で来てくれたんだ。彼らは味方なのだ。
涼介を助けるためにやって来た車は彼らのものだったのだ。車の底に使われていたのは見たことのない素材だった。あの特殊な車だから、時空を超えて…誰もあからさまには認めないが、時空を超えることができたのだ。
一部の人間を除き、あの映画関係者たちはテロリストではないんだ。
小野寺の話は続く。
「…そして彼らはテロリストの活動を阻止するため、我々と協力することに合意しました。本日ここに映画製作監督兼プロデューサーの自称鏑木氏と電話会議を行います」
出席している人々から、おお、という声が上がった。
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